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読書ノート24

①田辺聖子「田辺写真館が見た昭和」
 
何度も書いていますように、聖子さんは私の母と同い年です。生まれて育ったところも近く、母から聞いた幼少時と聖子さんの幼いころにはかぶる部分もいくらかあります。

ただ、聖子さんの家庭のほうがはるかにインテリですし、うちの母は少々ひがみっぽく感じてしまうようですが。

もはや昭和ひとけた生まれでさえも九十歳を超えていく年頃。
第二次大戦経験者は減っていく一方なのですから、こういった体験談はもっともっと語り継いでほしい。


②貫井徳郎「灰色の虹」

最初のほうを読んで、あ、これ、前にも読んでる、と思い出しはしたのですが、なにせザル頭で細かいことは忘れていますので、ミステリ二度目でも十分に面白かった。

この世でもっとも怖いもののひとつは、「冤罪」ですよね。

私は犯罪者にはならない。罪になるようなことは絶対にしないんだから、刑務所がどうたら死刑がどうたら、関係ないもんね、被害者になることだったらあるかもしれない。

と、そういう感覚の人間が大多数だとは思いますが、冤罪ってものが存在する以上、わかりませんよ。
絶対、なんてありませんよね。

主人公の気持ちも周囲の人間の気持ちも、わかる気がする。
こんなにもやりきれないストーリィって、そうそうはありませんよねぇ。


③重松清「ブランケットキャット」

たしかドラマ化されてましたよね?

重松さんの小説は好きですが、もしかして、猫ってものを知らなくないですか?
ブームだから猫を選んだだけじゃないですか?

人生の半分くらいは猫と暮らして、今、また仔猫を迎えた私としましては、猫はこんなんじゃないっ!! と力説したいです。
そういう意味で印象に残りました。


④島崎今日子「この国で女であるということ」

桃井かおり、吉田美和、北川悦吏子、一条ゆかり、扇千景、林真理子。
白石加代子、大島早紀子、白河直子、天海祐希、大竹しのぶ、田岡由伎。
室井佑月、藤間勘十郎、内田春菊、辛淑玉、山本容子、田嶋陽子、田辺聖子。
そして、坂東玉三郎。

知ってる人も知らない人も、嫌いな人も。
日本人ではない人も生物的には女性ではない人も混じっていますが、興味深く読みました。

桃井かおりと大竹しのぶ、女優としては大竹さんのほうが本物っぽいな、とかね。


⑤岩井志麻子「堕ちてゆく」

一時、志麻子さんの小説やエッセイをたくさん読みました。
ようもこんだけ女の嫌な面ばっかりクローズアップできるなぁ、と。

この連作集は全体に、もとは地味な田舎の女がなにかにはまり、堕ちていくさまを描いています。
その女と関わっていた別の女も堕ちていく……堕ちていく。
堕ちていく場所は人それぞれ。


⑥柴田よしき「MISS YOU」

そっかー。好きな相手は彼じゃなくて、彼女だったのね。
ルックスだけの女に振り回される男ってのはよくあるけど、逆もなくはないわけで。
切ないですな。


⑦サナ・エル・カヤット「アラブの女」

短気で男性優位で、妻を蹂躙するのが当然と考えていて、たとえ妻が外で働いていようとも家事は一切せず、育児だって女の仕事だと決め込んでいる。

アラブの男って近代的な教育を受けていても、そんなのばかりなんですか?
慣習がそんな人間をつくるのですか?

インドの女も近いところがあるように思えますが(都会と地方の差、貧富の差にもよるようです)、そんなら結婚なんかしなかったらいいのに、と日本の女は思う。

しかし、未婚の女は家の恥だとか、神さまにも見放されるだとか、社会や宗教的な根強い偏見のせいで、結婚はしないわけにはいかないのですね。

日本には別の偏見があるもんなぁ。
はぁああ、ですわ。


⑧星野知子「食べるが勝ち」

ラマダンのシリア、断食月。
高山病に罹って空気がおいしい中国青海省。

パラグアイ、インド、冬のアイスランド。
世界を旅してグルメではないものを食べた、

このひと、文章うまい。ノリもいい。
私と波長が合うみたいです。

「失楽園」のあの身勝手な五十男の妻役をなさってましたね。
最近は女優業をやっておられるのでしょうか。


⑨高橋秀美「男は邪魔!」

生まれながらにして男と女はちがうのだ。
男は馬鹿なのだ。男はなんにもわかってないのだ。

なーんて、卑下してるふりをして、実はなにが言いたいんですか?

性差よりも個人差のほうが大きいはずだと私は常々考えていますが、性差ってものもあるのかな、と思うこともままあったりして。

USBメモリとマックとWINDOWSのボーイズラヴ三角関係、これぞ女の妄想きわめつけ。
ってのがあるように、男の妄想もあるのですね。
性的な妄想に関しては、明らかに男と女のそれはちがうのですよね。

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去年の秋に猫のくぅが逝き、今年の夏にはちっちゃな猫の小梅を迎えました。
猫々猫々しているせいもあって、最近あまり書いていません。

読書はしていなくもないのですが、読書ノートはずいぶん久しぶりになってしまいました。
暑すぎてあまりなにもしたくない、今日このごろです。


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Qoo


白っぽいほうが小梅かぁ。
ちっちゃいなあ。

この間、くぅが教えてやったから、小梅がゴキ退治したやろ?

うん、ほな、くぅは寝るわ。
おやすみ~。


 

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