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読書ノート19

①西岡信雄「楽器からのメッセージ」

音痴ではないつもりですが、音域が狭いので歌もまともに歌えない。楽器は全滅。
なのに音楽を聴くのは大好きで、それが高じて音楽っぽい小説を書いています。

楽器に関するものにはなんでも興味があって、ギターフィギュアやら楽器のストラップやら、音符タオルやらギターの絵葉書やら、見かけると買ってしまいます。

ですから、こんな本も大好物。もちろん、楽器についていろいろ解説してくれているサイトも好きです。
この本はもっと学術的、論文的、専門的なのかと敬遠しそうになっていたのですが、案外ド素人にもわかりやすくて面白かった。

「山寺の和尚さん」をオウムに教えたら歌えるようになって、そのオウムがその子にも教えたという、微笑ましいエピソードもありました。

珍しい楽器を知って、音が聴いてみたくてyou-tubeを探したら、たいていあるのですよね。
便利な時代になったもんだ。

②乃南アサ「ウツボカズラの夢」

最近、いちばん好きな作家といえばこの方、乃南さんです。
たまーにはハズレもありますが、おおむねはアタリの小説を書かれますね。
今回はミステリではないけど、サスペンスふうではあるかな。

十八歳で長野県から東京に出てきた女の子。母のいとこ、尚子さんの家に住まわせてもらい、その女性の息子や姑をたぶらかして取り入っていく。
こわーい女です。

ただ、尚子さんを不倫相手の若い男が妻として迎え入れたり、いくらおばあちゃんに押し切られたとはいえ、尚子さんの息子がこの主人公の完全に手玉に取られていいようにころがされたりっていうのは、若い男性の感覚についてだけは違和感アリでしたが。

乃南さんってば、若い男はアホだと思ってますか?

③小川一水「ココロギ岳から木星トロヤへ」

かなり久しぶりでこの手のSFを読みました。

シンプルに表現すれば、蛇というか大根というか、カイアクという名の時間的に長~い生き物が関わった、23世紀の少年たちと、21世紀のココロギ岳で観測の仕事をしている女性とその上司のすったもんだなお話です。

時間生物ってなに? 意味不明、とおっしゃる方は読まないほうが無難です。
私にも意味ははっきりとはわかりませんが、それはそれで面白かった。SFになじみのある人でないと、まーったくわけわからん、だと思いますが。

著者の小川さん、すごーいイマジネーションだなぁ。

④ごとうけいこ「ツブログ」

うちのくぅと、このツブって猫は同い年なのです。

へその緒がついたままで捨てられていた四匹の赤ちゃん猫たち。三匹はよそへもらわれていき、ツブだけが犬と人間たちのいる家庭で育てられます。

こういうのってたまらん。泣けてきます。

⑤乃南アサ「ニサッタニサッタ」

またまた乃南さんです。
本作品はこわーい女ではなく、けなげな女が出てくる。
けっこうアホな男も出てきます。
やっぱり乃南さんって、若い男は基本、愚かだと思ってる気がしますね。

転職したりせっかく就職した会社が倒産したり、派遣の仕事に就いたら病気になって棒に振り、自棄になってパチンコをしたら大儲けしたものの、ゆきずりの女に盗まれ。
「塞翁が馬」に近いような人生を送ってきた主人公の前にあらわれた女。

彼女もまた主人公のばあちゃんやお母さんに気に入られて、いつの間にか……って感じですね。

それにしても、主人公の父親ときたら。
妻に母を託して家出して、よそで別の女と暮らしている。若い男だけではなく、中年男も愚かです。

その妻は夫が残していった姑の面倒を見てるんだもんなぁ。そっちも愚かといえば愚かかもしれないけど、ばあちゃんを見捨てるわけにもいかんでしょ、って気持ちはよくわかるのでした。

⑥桑田英彦「英国ロックを歩く」

五年前にイギリスに旅をしました。
リバプールでビートルズの足跡をたどり、ロンドンではCDショップのロックコーナーに感動し、音楽的な興味も満足させてはもらったのですが。

この本があったらさらに感動的だったはず。
レッドツェッペリンの聖地やら、デュランデュランのジョンとニックが打ち合わせをして喫茶店やら、ローリングストーンズやエリック・クラプトンゆかりの地やら。

ああっ、もう一度この本を持って、イギリスに行きたいっ!!

⑦井上剛「悪意のクイーン」

大好物のイヤミスです。
後味の悪いミステリがお嫌いな方は、くれぐれも読まないで下さい。
私は大好きですから、とーっても面白かった。

死んでしまうのが○○○なのもあって、登場人物の誰にも共感はできません。
もしかして著者って、本心では女を馬鹿にしてる? と思わなくもないし、これって避けようと思えば避けられることばっかりなのに……とため息が出ますが、小説としてはすごいです。

⑧大槻ケンヂ「散歩マン旅マン」

大槻さんも好きですから、彼の著書を見ると読みたくなります。
これは紀行エッセイのたぐいですね。

まだ彼が若くてお気楽な部分もあったころ、それでいて、筋肉少女帯が行き詰って解散しようかと悩んでいたころ、あちこち旅してバンドマンとしての活動もしていた彼も、いつの間にやら立派な中年になりましたね。

⑨横森理香「をんなの意地」

「おんな」ではなく「をんな」なのはどんな意味が?

コスメライター加奈、ファッション雑誌の副編集長美也子、金持ち男の二号さんをしているナオ。
三十代後半の三人の女たちの生きざまを描く、って感じの物語です。

まあ、しかし、内心では互いに相手を無茶苦茶に罵っているくせに、なんとなく一緒にいると居心地が悪くはなくて、妙に安心して安らいでいられる。
相手に嫉妬したり羨望したり、優越感を抱いたり、私のほうがましよ、なんて思っていたり。

あまりのいやらしさにちらっと吐き気がしたりしつつも、気持ちはわからなくもないかなぁ、なんて。
女性に幻想のかけらくらいは抱いていたい男性は、お読みになりませんように。

以上、2014年の夏のはじめまでに読んだ本たちでした。


Fuusen

このころに生まれてはじめて見た、プロ野球オールスターゲーム。
甲子園の夜空に舞い上がるジェット風船の群れです。


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コメント

いろんな本を読んでいらっしゃいますね〜book

私も読もうと思って買い込むのですが、余計な用事が多くて、結局半分も積んだままになっています。(;´д`)トホホ…

いよいよ今年も2ヶ月あまり、何とかしなければと‥…ι(´Д`υ)アセアセ

でも、これからがもっと忙しくなるのですがdash

本を読み始めると、簡単に途中で止められない私です。┐(´д`)┌ヤレヤレ

ピエールドロンサールさんへ

コメントありがとうございます。
濫読ですから、面白そうと思ったらなんでも手を出します。
というのも、図書館で借りるからなんですよね。
買うんだったらこうはできませんものね。

それにしても月日のたつのは早いです。
ほんと、あっという間に今年も終わりそうですね。

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