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2014年1月

日帰りで金沢

時おりぼたん雪が降り、時に激しくなる。一時間も雪が降ると、一面真っ白になる。晴れるとその雪はじきに溶けてしまう。

寒いのは寒いけど風はあまりなく、雪の中を歩くなんて経験はほとんどない大阪人には、たいそう嬉しいのです。ガイドブックとデジカメのレンズが濡れるのは困りものでしたが、冬の金沢に来てよかったなぁ、でした。金沢の雪景色が見られて感激。

往きは阪急高速バス。帰りはサンダーバード。往復で七時間以上かかり、滞在時間は六時間ほど。あわただしくはありますが、経済的なことを考えるとこれが一番。帰りのバスもあるのですが、夕方早くには出てしまうので。

朝のバスに乗って北へ向かう。滋賀県に入ると雪景色になってきて、福井県では積雪の深いところもありました。金沢は到着したときにはすこし雪が見える程度だったのですが。

お昼は回転寿司。金沢に来たのは四、五度めで、先回からだと十年以上たっています。金沢と能登を旅した先回にも回転寿司を食べたので、今回も。バスの時間もあるのでゆっくり探していられなくて、ファッションビルの中の回転寿司屋さんに入りました。ひとりだとそんなに食べられるはずもなく、お安くつきまして、おいしかったです。

さて、今回の主目的は犀川です。
前に来たときにも見たことはあるはずですが、ゆっくり歩くのははじめて。川が好きというのもありますが、このあたりは私の小説、フォレストシンガーズシリーズのメインキャラのひとり、乾隆也の出身地なのです。

犀川を望む住宅地に建つ、豪壮なお屋敷で生まれて育った隆也くん、という設定で、バスを降りたら屋敷が見えてきて、なのにどこまで行っても門が見えない……なんて描写をした記憶もあります。

しかし、そういう屋敷のある場所まではバスでは行けないかも? なんとなくしか知らない土地を舞台にすると嘘も書いてしまいますね。ま、嘘ではなくフィクションってことで。

金沢駅からバスに乗って降りたのは「白菊町」。犀川大橋の近くです。このあたり「犀星のみち」というのがありまして、室生犀星の文学碑もあります。次第に雪が激しくなってくる。雪ってのは傘にも積もる。寒いけど嬉しいなぁ。いいなぁ、雪の金沢。最高。

寒がりではありませんので、二度程度の気温だったら平気です。むしろ歩いていると暑くなってくる。隆也くんはこの道を歩いたんだよね、と妄想全開snow

バスに乗ってみてはじめてわかったのは、白菊町と金沢の繁華街、香林坊は近いってことでした。ほんの二駅なので歩くことにしたのですが、雪がひどくなってくる。だったら建物の中に入ろうと決めて、21世紀美術館へ。建物と外の雪景色だけでも不思議な光景で面白かったけど、お金が必要な傘立てに入れなかったものだから、傘を盗まれた。ケチるといけませんね。

幸いにも雪は小降りになっていたので、次は金沢城へ。バスで回ろうと思っていたけど、金沢の観光スポットは狭いエリアに固まっているので、全部歩けました。
お城のとなりが兼六園です。もはや夕方になっていたので兼六園はパスして、金沢城公園を歩きました。真っ白な世界に行きかう人もあまりなく、これもまたいいなぁ。

ゆっくり歩いて香林坊まで出て、そこから金沢駅行きのバスに乗るつもりだったのですが、バスが混んでる。ここからだと1.8Kmだと書いてあったので、そしたら歩こう。結局、万歩計をつけるようになってからの最高新記録、28000歩以上をカウントしました。まだ足が痛い。

だけど、よかったなぁ。
最近はとにかく、ひとりで歩くのが好きなのです。連れがいると四時間も五時間も一緒に歩いてくれないだろうけど、ひとりだったら自分のペースで好きに動ける。

友人や家族と行って、美しい景色やおいしいものの感動などを分け合うのもいいのですが、私は根っからひとりが好きなのかな。寂しくもないし、ひとりは楽しい。

帰りのサンダーバードは所要時間二時間四十分で、往路のバスよりは二時間ほど時間が短縮できますが、もちろん、その分は高いんですね。バスと鉄道の両方を経験できて、いつでも同じが嫌いな私にはそれも楽しいことでした。

ところで、金沢出身の有名なミュージシャンというと? ごくメジャーなところはいないようでので、乾隆也、そうなれるようにがんばれよ。

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観光都市のマンホールの蓋は愛想がない。京都もこんなふうなんですよね。

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犀川って荒々しい川なんですってね。この目でしっかり見て、たしかに、でした。

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激しくなってきた雪。

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あっという間に真っ白に。この雪が降るまでは金沢はたいして積もっていなかったのです。

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金沢城公園に建つ、「金沢の三文豪」像。
手前から室生犀星(むろお・さいせい))、泉鏡花(いずみ・きょうか)、徳田秋聲(とくだ・しゅうせい)。

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前田利家、加賀百万石の栄華の名残り。

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サンダーバート車内で夕食。全部食べたわけではありませんhappy01

読書ノート17

①真梨幸子「殺人鬼フジコの衝動」

これでもか、これでもかってほどに出てくる、フジコの陰惨な人生のエピソード。彼女の子ども時代だから40年ほど前になるのか。イジメなんて子どもの世界ではよくあることと問題視もされていなかった時代で、こういう経験のある子はけっこういそうです。

女の子たちの巧妙なイジメ。なんにもわからずに尻馬に乗ってるみたいな男の子たち。
親もフジコを虐待する。

とにもかくにも凄まじい人生を経て、フジコはフジコになっていく。峰富士子ちゃんはどんな人生を送ってああなったのかと、同名の美女にも思いをはせてしまいました。
ただ、真梨さんは最初に読んだ「みんな邪魔」だったかな。あの作品のインパクトが強すぎたので、その後に読んだものは毒が薄くて物足りないのでした。

②講談社絵本「東京見物」

図書館でふと目について借りてみた、子ども向け絵本です。
昭和12年、まだ戦争が深刻化していなかった、時代も単純だったころですね。

旧かなづかい、カタカナいっぱい。
地方に住む小学生が、東京の大学生であるお兄さんに連れられて東京見物をする。時代だなぁ、と感慨深い文章がいっぱい出てきて興味深かったです。

③東野圭吾「新参者」

ドラマでやったのですよね。主役は阿部寛。
はじめて読んだのは高校野球がからんだミステリだったはずで、そのときから私は加賀さんが好き。阿部寛だったらまあ許せるかな。

ストーリィもさることながら、このたぐいのミステリは魅力的な探偵も大切な要素ですね。
有栖川有栖さんの火村教授、島田荘司さんの吉敷刑事、それから、この加賀刑事、私の好きな三大探偵さんかも。ガリレオは嫌いです。

東京人形町を舞台にした人情ミステリ連作集。ストーリィも面白い。

④篠田節子「ロズウェルなんか知らない」

誰が書いたのか知らずに読んだら、荻原浩氏かと思いそうで、読んでいて時々著者名を確認したくなりました。

村おこしに奮闘する青年団の面々。青年団といっても三十代で、知恵を絞り合い、村の頭の固い老人とバトルもやり、やらせやはったりも使ってがんばる。
ラスト近くなってくると篠田節子さんらしくなってきます。
最後には宇宙人も祝福しにきて……くれた?

⑤向田邦子「父の詫び状」

このお母さんが現代に生きていて、夫についてどこかで相談したら、「子どものためにも離婚しなさい」と言われそうですね。

寺内貫太郎一家のモデルですよね、このお父さん。
子どもの教育のためという大義名分もなく、気分次第で子どもを殴ったり、母親にも暴言を吐いたり、妻にも暴力をふるう。たいした稼ぎもないのにいばってる。お天気屋の父。

最低なんだけど、著者の筆致が愛にあふれているので憎めない。
著者もお父さんを愛していたのですね。お父さんももちろん、子どもたちを愛していて、上手にあらわせなかっただけ。現代には絶対にそぐわないけど、ある意味、親と子ってそれでいいのかな。なんて、考えさせられるエッセイです。

⑥岩井志麻子「欲に咲く女、欲に枯れる女」

その昔、林真理子さんのエッセイをはじめて読んだときにも、その露悪っぷりに少々引き気味になったものですが、中村うさぎさんがその上手を行き、さらに岩井志麻子さんがうさぎさんを踏んづけるほどの勢いで身も蓋もなく書く。

もう~マリコさんが上品に思えてきますよ。

ぶりっ子するわけではありませんが、私はあまりに品のない下ネタは嫌いです。だけど、カンチガイ女ってのは面白い。俗っぽいのも面白い。
しかし、ほんとにこんな女、いるの? ちょっとは話を盛ってるでしょ?

⑦田家秀樹「J-POP時評」

日本音楽シーンの流行は世につれ、世は歌につれ。
こういうのは音楽っぽさのある小説を書いている者にはためになります。

この中にもよく出てくる、日本音楽界の大物が去年は覚醒剤疑惑にさらされてましたね。
真相はあきらかになっていないというか、世間にまでは聞こえてきていないようですが、もしも本当にやっていたのだとしても(実際、手を出しているミュージシャンは多い)、そんなこともあるのかなぁ。

なにごとかの第一人者でいることは、時代の先端を走るということは大変だ。

「俺が日本の音楽を引っ張っていくなんてつもりはない。俺は日本の音楽を置き去りにしてやるんだ」
と言った若いバンドマンがいたそうですが、がんばれよ。

⑧乃南アサ「トゥンクルボーイ」

いつも思う、作家にすればかなり健全な道徳観や人物観や倫理観を持つ乃南さんが描く、怖い怖い子どもの物語です。

たとえば、ひとつの短編。
引越しをしてから行くようになった近所の居酒屋。そこの四歳の娘が主人公になついて、アパートに遊びに来て……おまえはロリコン性犯罪者だっ!! と決めつけられてもしようのない状況になってしまう。

ありそうな話ですね。
これでは言い訳もできませんね。怖いですね。というようなストーリィがてんこもりです。

⑨アラン&バーバラ・ビーズ「話を聞かない男、地図を読めない女」

性差よりも個人差のほうが大きい、と私は常々思っていますが。
地図を読めない女だもんな、私。話を聞かない(聞いていてもこっちの意図がまったく伝わっていない、そもそもの解釈がちがいすぎる)男、近くにいるもんな。

ということで、男は、女は、とひとくくりにするのは大嫌いだとはいえ、たしかにそうかもしれない、と随所でうなずいてしまいました。

大ベストセラー本、今さらながら読みましたが、面白かった。

番外「ムジカ」かかし朝浩

まんがです。
クラシックにとても詳しい友人が貸してくれました。

シューマンやベルリオーズ、メンデルスゾーン、ワーグナー、私も名前だけは知っている大作曲家の面々の青春。ほぇぇ、この人ってこんな人間だったんだ。創作も入っているのでしょうけど、みなさんぶっ飛んでいて面白い。

ピアノを弾きたくてやはりかなりぶっこわれた人格の先生に弟子入りしたシューマンが主人公で、先生の娘、当年11歳のクララにいつしか恋をします。

「音楽を楽しいと思えるようになりたい」
天才でもあり、父親に相当無茶な教育をされているクララの(現在ならば立派な虐待です。父は逮捕されるでしょうが、なんかこの父親も憎めない。ギャグテイストがあるからですね)台詞が印象的でした。

このキャラたちの中では誰になりたい?
名前は忘れてしまったのですが、大金持ちの貴族の夫人、離婚はせずに夫のお金を使い放題。美人で胸が大きくて(あの胸は邪魔だからいらない)、音楽の才能もあり聴く耳もありのあのレディになりたいです。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

風邪を引いてしまって、早十日。治りませんねぇ。
咳が苦しい。

全国的に今冬一の寒さが到来しているようです。みなさまもご自愛下さいね。

大河ドラマ2013~2014へ

幕末ものは視聴率が取れないと言いますが、やはり「八重の桜」ももうひとつだったようですね。

近年の大河ドラマ視聴率っていうのを見たところでは、幕末ものとしては異例の「篤姫」のみが突出していました。

福山人気があったはずの「龍馬伝」も、私は大好きだった「新選組!」(フィクションが多すぎて、漫画みたいだとお怒りのむきもあったようで。そこが面白いんだけど、史実とドラマをごっちゃにするひとはけっこういるから、嘘は許せないってひともいるんですね)も20パーセント以下。

あと、「天地人」が人気あったみたいですね。
私は途中でアホらしくなってきて、見るのをやめましたが、殿と妻夫木くんが熱っぽい目で見つめ合い、月がふたりを見守る……あのボーイズラヴ漫画みたいのがよかったのね。

一昨年の「平清盛」でがくんと視聴率が落ち込み、八重もアップしたほどでもなかった。
私はまったく見てないし、流行りものには背を向けたがる性質なので別に見たくもないから知らないのですが、「あまちゃん」は近い地域のストーリィですよね。

「あまちゃん」は現代が舞台だからなのか、他にも要因はあるのでしょうけど、あんなに人気があって、あまロスだの流行語だのと社会現象みたいにもなっていたのに、なぜ?

人気低迷の一因は、山本八重→川崎八重→新島八重、と変わっていく主人公の知名度が低すぎたから? 私は「ああ、昔、スーちゃんが演じたひとね。あのときの覚馬は竜雷太さんだったな」程度には知ってましたが、有名ではありませんね。

ドラマの時代背景やキャラクターたちに未知が多いと入り込めない、つまらないっていうのはあるかもしれません。そしたら来年の「吉田松陰の妹」は? 吉田松陰は有名だけど、彼って妹いたの? 日下玄瑞の妻? へぇぇ、って感じ。

それはともかく、私は「八重の桜」はとても面白かったです。

大好きな幕末。しかも珍しい会津視点。悲劇になるのは最初からわかっていたけれど、会津戦争まではとても面白かった。

明治になってからも面白くはあったけれど、全体的な印象としては、周囲のみんながものわかりいいなぁ、ってことでしょうか。

考えてみたら八重さんって、当時の女性、人や地方によっては平成の時代でも一般の女性がしている苦労をまったくしていないのですよ。舅や姑と同居しはじめたのは、リアルではどーんと太って貫録たっぷりのおばさんになってからだし、いつだって母や夫や兄が精神的に見守っていてくれた。

だからこその「ハンサムウーマン」ですよね。いいなぁ。

襄もさ、「ジョー」って呼ばせるのはいいけど、だったらあんたも「八重」って呼べば? あれはあまりに不自然だ。

兄は結局、八重がいちばん好きなんでしょ? あれでは前妻も後妻さんも浮かばれまい。あの時代、どいつもこいつも京都妻を作って田舎の妻には親の面倒を見させて、あげくは捨てて、というのが当たり前のようなものだったのだから、そこはいいとしても、山本覚馬は嫌いだと、後半になってからは思うようになりました。

新島襄もできすぎだから好きではない。私は男性では川崎尚之助さんがベスト。というのは、役者さんが好きだからというのもありますが。

それから、少年時代の山川健次郎も好きでした。彼は大人になってからは貫録がなさすぎて、大学教授には見えなくて苦笑いでしたけどね。

細かい不満はいっぱいありましたが、私は「八重の桜」が好きです。「吉田松陰の妹」も期待しています。近いうちにはぜひ、幕府視点でもある「榎本武揚」をやってほしい。長谷川博己主役を希望します。

今年の「軍師官兵衛」もしょっぱなから視聴率は振るわないようですが、子役はイキイキ可愛くてよかった。それから、江口洋介のワイルドな信長も悪くなかった。

たしか十六歳と十九歳くらいのはずの藤吉郎と信長が、親子に近い年の差、しかも藤吉郎が年上、年上も年上、オヤジにしか見えないのは……まあ、ドラマの初期はしようがないのか。信長はぎりぎり許容範囲だけど、あの藤吉郎はおっさん……ま、いっか。おっさんにしか見えない少年だと考えておきましょう。

たぶん今年はプロ野球がはじまるまでくらいしか見ないと思いますが、来年の幕末ものに期待して、キャスト発表などを楽しみに待っています。

2014年、歩き初め

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ちょいと遅くなりましたが、みなさま、あけましておめでとうございます。

根っからのインドア人間の私に、去年からアウトドアの趣味が増えました。それもwalkmanあってこそなのですが、どうも根気のない子でして、フルに充電しても二時間ほどで電池切れになってしまうのです。

「私も同じものを持ってますけど、六時間は保ちますよ。バッテリーがおかしいんじゃありません?」と、電気屋さんに言われましたが、保証期間もすぎてしまったし、修理に出すわけにもいかないし。

そんなwalkmanを持って、音楽を聴きながらのwalkingを続けて、すこし歩く速度が速くなったような気がします。しかし、私の友人たちは日本一歩くのが早いといわれる大阪人、まだ負けるかもなぁ。

お正月にもwalking、してきました。

京阪電車で出町柳まで行き、まずは下鴨神社に。
そこから加茂川沿いを歩いて上賀茂神社に。この距離、5キロメートルくらいですかね。まあまあ寒かったのですが、私は身体を動かすとじきに暑くなる体質ですので、汗をかいていました。

上賀茂神社のバス停には相当な列ができていたので、地下鉄の駅まで歩こう、ということになりまして、北山まで。
北山通りは京都ではおしゃれなスポットのひとつのようですが、二日でしたので、まだ閉まっている店のほうが多かったようです。

北山から四条まで地下鉄に乗り、そこからは繁華街のほうへまた歩く。スニーカーではなくてブーツだったのもあって足の小指が痛くなってきました。

そして、夜には人を迎えに伊丹空港まで行ってきました。
成田からの便がどこに到着するのかわからなくて、端から端まで歩いた。はーー、しんど。

一月二日の万歩計は、約20000歩を示していました。ま、たいしたこともないけどね。

しかし、慣れない土地を歩くと道に迷います。京都は地図を持っていたからまだよかったけど、一月三日もちょっと歩こうと土地勘のないところを進み、見事に迷子になりました。犬のおまわりさんに保護……はされず、迷子大人は電車に乗って帰りましたが。

そのようなお正月をすごし、もう六日。
みなさま、本年も「あかねのブログ」及び、「茜いろの森」http://quianred.blog99.fc2.com/
をよろしくお願い申し上げます。

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