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番外編43・The mysterious past

ファンタジックな漫画や小説の定番とでもいいますか、自分が読んでいたり見ていたりするフィクション世界へ入り込んでいってしまう。

今回はそれです。

この著者のことですから、えー加減、テキトー、ご都合主義……毎度申し訳ありません。

このあたりのシリーズを書いていたころにはひたすら凝っていた「A girl meets a boy」。これはフォレストシンガーズストーリィというフィクションの中でのフィクションです。作中作というものもよくありますよね。

氷室冴子さんがご自分の小説の中にボーイズラヴ小説を作中作として登場させ、それがとっても面白かったというのは、今でも私の友人たちの間では語り草になっています。

で、私もそれをやりたがる。三沢幸生には美少女になりたい願望というか、願望とまではいかなくて妄想として楽しむという嗜癖がありまして、羞恥心不足で目立ちたがりですから、その妄想を小説にしてもらえないかと考えたわけです。

最初の段階ではみずき霧笛さんにこっそり書いてもらって、こっそりひとりで楽しもうと思っていたのが、話が大きくなっていく。

みずきさんはこれでもプロのもの書きですから、書けば発表したいと願う。えーっ、それは……とばかりに幸生には葛藤も抵抗もあったのですが、結局は目立ちたがり幸生が勝って、俺がモデルの小説が本になるなんて嬉しいな、の心境に大きく傾いてしまったのでした。

そうしてみずきさんは張り切って書き続け(彼は性別の異なる、一種の私の分身です)、原稿がたまっていった。

本にはなっていないその原稿を、妻と子が留守の休日の暇つぶしに読んでいたシゲが、「A girl meets a boy」の世界へと入り込んでいく。

そこには女の子の三沢ユキと彼女の恋人の乾隆也がいて、大学二年生になったシゲは、中身は三十すぎ、既婚子持ちのシゲのまんまで、学生に戻る経験をする。

ユキと隆也が喧嘩をしているのにやきもきしているシゲの前にあらわれたのは、学生時代に好きだったひと、リリヤ。この状況はみずき霧笛が描いた世界ではあるものの、シゲの世界でもあるのですから、小説にはいなかったリリヤも登場してくるのでした。

こういうファンタジックな事態を収束させるためには、いつだってない脳みそを絞りまくります。いくら絞ってもいつだってエーカゲン。今回もエーカゲン(念のため、「いい加減」の関西弁です)そのものですが、ちょっとだけ、この解決法はシゲらしいと著者は満足しております。

SF育ちでもあり、現実逃避がしたくて小説を書いている部分が大の著者としましては、リアリティありありの小説はあまり書きたくないのです。そうはいっても現実の現代の日本を書いているのですから、あまりの夢物語は書けない。

だから演歌みたいだったり、浪花節みたいだったり、湿っぽかったりうっとうしかったりする物語も書き(湿った情感の物語は嫌いでもないし)、そうしていると湿度を発散したくなって、現実ではあり得ないストーリィを書きたくなるのです。

でも、いつも中途半端ですよね。なるほど、よくできてるな、と読んで下さった方が感じて下さるような、そんな構成の物語を書きたいものです。

Yyukidaruma1

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