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2011年7月

120・桜夜風

スキマスイッチってあまりよく知らないのですが、唯一、随一好きな歌が「桜夜風」です。歌詞を耳にして、これはフォレストシンガーズの境遇に似合うと感じました。

目を閉じてひとつの曲に浸っているときに、物語のおぼろな輪郭が見えるときがあります。「桜夜風」はそうしてできていったストーリィでした。

視点が移り変わっていくという手法は好きで、私には書きやすいのもあって、時々使います。昔、リレー小説をやっていたときにも、展開に困ったら場面転換、視点を変えるってのもよくありました。三人称、神の視点だったりしたらこの方法は普通ですが、一人称でもやります。

第一章、三沢幸生、二十六歳。フォレストシンガーズがデビューして五年目の春のある夜に、幸生の部屋に章が遊びにきて、うだうだ喋ってから帰っていく。章が帰っても喋り足りていない幸生は、眠りにつくまでひとりごとを言っていた。
 
眠ってからも寝言を言っていた。そのすべてが、章が隠し録音していったテープにおさまっていた。幸生の羞恥心は普通の動きははませんので、みんなと一緒にテープを聴いているのは楽しかった。

私だったら恥ずかしくて人と一緒には聴けませんよ。そんなものがあったらひとりででも聴きたくない。そのくせ、こそっとちょこっと聴いてみては、うぎゃっと叫んで止めてしまいそう。

第二章、小笠原英彦、二十七歳。ヒデはフォレストシンガーズを脱退して、すでに離婚してさすらい生活に入っている。どこかの街のアパートの庭で会った、桜の精?

男性ってものは特に男同士の場では、あけすけな下ネタをやりますよね。すこしはリアリティを出すために、私も書いてみようと思うのですが、やはり恥ずかしくて中途半端になってしまいます。ヒデなんかは時によっては下品なので、下品な台詞を言わせようとこころみては、純情な著者が赤面しているのです。

第三章、山田美江子、二十八歳。フォレストシンガーズのマネージャーとして、一人前になりつつある。仕事で母校の近くを通りかかり、なつかしいコーヒーショップに入る。

「オレンジペコ」というこの店は、他の短編にも出てきます。本橋くんは「みかんのオレンジとペコちゃん? 変な店名だな」と言っていました。美江子が一時「世界でいちばん好き」と思っていた星丈人も、この店とはえにしがありました。

第四章、木村章。三章までから一年がすぎ、新しい春になり、章は二十七歳になっています。去年と同じライヴを母校の近くでやって、みんなは大学に行くと言う。章は大学は中退していますので、いまだこだわりがあって別行動になる。

公園で桜を見ながら、桜ロックを作曲しようと頭を悩ます章。曲なんてものもふいに天から舞い降りてくるものなのでしょうか。創作のヒントって、人はいろんなふうに得ているのでしょうね。

第五章、本庄繁之、二十八歳。まだ新婚さんのシゲは、仕事で妻を置いて京都に来ている。京都の夜桜を見ながら散歩していて、あやかし譚のような話を聞かされて震え上がる。

豪胆なようで繊細なようで、鈍感のようで気の優しいシゲちゃんが、この世でいちばん怖いものは奥さんの恭子さん(怖いにもさまざまありまして、美江子さんとか泉水ちゃんとか、仲のよい女性をある意味、怖いと思っているシゲ)。あの世にいるものも怖いのです。

恋愛話なんかよりも、俺はランニングがいい、とばかりに、夜中の京都を先輩と後輩を従えて走るシゲでした。

第六章、乾隆也、二十九歳。シゲと同じ京都で、桜やカクテルや自分たちの人生に思いを馳せる。考えすぎ隆也の一夜。

第七章、本橋真次郎、二十九歳。京都篇の続きです。

東京へと帰る新幹線こだまの窓から見えた桜花に惹かれて、シゲとふたりして途中下車してその桜を見に行く。川辺に咲きこぼれる桜を見ながら、シゲと歌う歌が、「桜夜風」

「あらがう時よもうさようなら
 弓張り月の向こう側へ
 吹き抜ける桜夜風
 春はもうそこに待つ
 ひとり静かに待つ」
 
フォレストシンガーズの春も、もうすぐそこに待っていますよ、かな?

Ssakura

読書ノート7

①田辺聖子「ひよこのひとりごと」

当代人気作家の中では、中年までならば浅田次郎氏、老年の年頃の方ならば田辺聖子氏。偏りがあるので私の知っている範囲でですが、文章力に於いてはこのおふたりが双璧だと思っています。

文章力も読解力も教養も造詣も、素晴らしい聖子さんなのに「浅学菲才の身なれど」だなんて、ご自分でおっしゃらないで下さいな。私みたいな青二才は(聖子さんから見れば、ね)穴を掘って隠れたくなりますよ。

私のことだから、穴の中でも内緒でなにか書いているでしょうけど。

で、この本は聖子さんのエッセイ。読んでいて私も、ちょっとこの方の影響を受けているなぁ、と。若いころには「田辺聖子さんが私の母親だったら、人生変わっていただろうな」と当然のことを考えていたものですから。

偏見なのは承知の上で言わせていただければ、私は女性芸人さんと女性格闘家が好きではありません。ものによっては女性スポーツマンも好きくなーい。痛々しいからです。

そういう考え方は、聖子さんに似てるのかもしれませんね。

あと、百歳まで生きられた聖子さんのご母堂が、長寿のお祝いの会でおっしゃったご挨拶。素敵な言葉でした。

「こんな会を催していただいて、ますます死ぬのがいやになってしまいました」

うちの母にもこんなふうに言わせてあげたいものですが、なにしろ娘は貧乏ですので、母ちゃん、ごめんね。

②重松清「季節風・春」

田舎から東京に出ていった人が中年になって……そんなテーマで書くことが多い重松さんの、春にちなんだストーリィの数々。

あとがきを読んでいてすらも、「うまい、悔しい、憎たらしい、うらやましい」と思わせてくれるのですから、私にとっては重松さんは複雑な存在なのです。勝手な思い込みにすぎませんが、私もこんな才能がほしかったなぁ。

いつだったか、重松さんは妻を開発していく夫の話、みたいな官能小説を書かれていたのですが、あれはやめてほしいです。重松さんの真骨頂は「季節風」みたいなタイプですよ。「季節風・夏」も文庫になっていたので買いました。

③西加奈子「円卓」

ちびまるこちゃんみたいな小学校三年生? 似たところはあるけど、なんぼなんでもガラ悪すぎやろ、と思える、琴子ちゃんが主人公です。

「うるさいボケ」が口ぐせなのですよ。これはもう、親の躾がよくないと言われても仕方ないってか。感想が常識的すぎますけどね。彼女がかっこいいと思うもの、恥ずかしいと思うものは、他人とは感性がちがうのです。

群ようこさんの少女時代小説に似ているのかと思って、もっとギャグっぽいのかと軽い気持ちで読んだら、けっこう重かった。純文学ですね。

作者の意図や真意がはかりかねてもどかしくて、根底に虚無の香りが漂っているようで、背筋が寒くなってきたのでした。

④宮部みゆき「長い長い殺人」

たぶん昔々に読んでいると思いますが、二度目でも楽しかった。

宮部さんもとっても常識的な、とってもいい方なんだろうなぁ。本当に悪い奴というのは、彼女の小説にはあまり出てこない気がします。

このミステリの主人公は財布。財布をこんなふうに擬人化できるなんて、それだけを取ってみても宮部さんの才能は桁外れで、うらやましいなんて通りすぎてる。などと言うと、重松さんには失礼ですけどね。

⑤横森理香「壁の花」

三十五歳、コスメライター、独身女性の東京ライフ。

二十世紀末に書かれたものですから、当時はまだ今ほどにアラフォーはもてはやされていなくて、もういい年、って気分だったのでしょうけど、こうも自分をオバンだの年を取ったの、汚くなったの疲れやすくなったの、太りやすくなったのって言わないで。もっと年を食った女はどうすりゃいいんだ。

女ってのはプライドを捨てると楽になるんだぁ、と、現役引退して久しい私につくづくと改めて教えてくれた、そんな小説でした。

⑥横山秀夫「深追い」

時々読みたくなる、横山さんの警察小説です。

警察官と「男」の現実かな。昨今は男性の書いた小説でも、女に媚びているようなわざとらしいのもあって鼻白んでしまったりもしますので、ここまで「男」の現実を突きつけてもらうといっそ爽快です。若い方だと、古すぎる、と思われるかもしれませんが。

警察小説としても秀逸ですよね。

⑦奥田英朗「サウスバウンド」

父がもと過激派の闘士である、小学校六年生の少年の毎日。

これはこれで男のロマンがあふれてますね。今どきの東京の小学生少年ってこんなにワイルドなの? だったり、この父だと息子はぐれてもしようがないだろ、と思ったり。

こういうのこそが現実的に考えず、小説、ロマンだと割り切って読めば、とても面白かったです。現実に生きる中年から見れば、この一文には含みあり、もちろん。

⑧梯久美子「昭和二十年夏、女たちの戦争」

女優だったりアナウンサーだったり、先祖に歴史上の偉人が居並んでいたりと、特別な境遇のもとに生まれて育った女性がほとんどで、庶民の女はこの時代、こんなふうには生きられなかったんだから、ある意味、いい気なものかな、とひねくれ虫も出てくるのですが。

もっと印象に残ったのは、吉武輝子さんの章でした。

吉武さんが女学校に通っていたころ、「女は女らしくしなさい」と生徒たちに言い言いしていた先生が、戦後になって生徒たちに詫びたのだそうです。

「私はひとつの価値観を、絶対的なものとしてみなさんに押しつけてきました(中略)。本当にごめんなさい」

こういう人に私はなりたい。うちの母なんかもね……って、身内のことはあまり書かずにおきますが、母を見ていても深く深く、教育って怖いなぁ、と思うものですから。

⑨有川浩「レインツリーの国」

「阪急電車」で知ったベストセラー作家の作品を、二度目に読んでみました。

インターネットで知り合ったわけあり男女のラヴストーリィ、たいへん面白かったのですが、私はあり川さんに先入観を持ってしまったもので、どうしても「ふん、へん、はん」がつきまとう。

なぜなら、「阪急電車」で彼女が、私の大嫌いな女ふたりを肯定的に描写していたからです。私は一度嫌いになると、よほどでなければ好きにはならない。特に知り合いでもない人だと、認識が変わることがないのですものね。

ひとりぐらい嫌いだと言う者がいても、有川さんはへっちゃらだろうし、嫌っていても読むひねくれ者なのだから、いいんでしょうけどね。

今度は「図書館戦争」を読もうっと。読んだらまたうだうだ言いながらも、面白いのだろうな、とは思うのでした。

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今月は読書量は減っていたのですが、けっこう中身は濃かったかな。

小説119・エリー・マイラヴ……パラレルフェアリーテール

わけあって私の嫌いなオリジナル曲ではなく、レイ・チャールズが英語で歌っている「エリーマイラヴ」です。こっちだったら好きです。

大学一年生の春の日、沢田愛理(エリ)は学校のキャンパスを歩いていました。アナウンサーになりたくて愛知県犬山市から上京してきた愛理は、学部も放送、サークルも放送部に入ろうと決めて、部室を探していたのでした。

このひと、先輩だろうな、先輩だったら知ってるかな。

そんな気持ちで部室の場所を尋ねてみた相手が、ひとつ年上の金子将一だったのですね。これぞ運命の出会い?

背が高くて大学二年生にしたら大人びていて(ひねてますから)、秀麗なる美貌と甘く響く美声を持つ金子将一、軽薄とも言えるルックスにひとめ惚れの愛理でした。

将一が大学を卒業して離れ離れになり、愛理はラジオ局のアナウンサーに、将一は歌手となった二十代半ばごろに、ふたりの交際が再びはじまる。とはいっても、学生時代の先輩後輩関係の延長でした。

ずっとずっと愛理は将一を好きだった。しつこい性格ですから。

でも、将一は愛理を可愛い後輩の女の子だとしか思っていなかった、と愛理は思い込んでいた。実際には将一はねじれねじれの性格ですから、そんな単純な感情でもなかったのですが。

大人になってめぐり会ってからも、なんだかんだとありました。彼らを魂の兄と姉、あるいは父と母だと慕う酒巻國友がやきもきもしたりして、そして……。

といったストーリィが別にありまして、結局のところはパラレルストーリィも同じ地点にたどりつきます。

しかし、微妙にシチュエーションの異なるお話があったのです。捨て去るには忍びなくて、パラレルストーリィとしてアップしたのがこれです。

ややこしいなーっ、と言われそうで恐縮なのですが、ひとつ歯車がずれていたら、こうなったかもしれない、夢物語のようなものだと思し召してやって下さいませ。

もしも……もしもこうなっていたら、そういうのが好きで、番外編としてはさまざまな物語を書いています。そして、収拾がつかなくなって悲鳴を上げる。その繰り返し。あげくはお茶を濁す。てへへ、申し訳ありません。

それでも思いついたネタは書きたい、まとめたい。

小説を書く上でまず大切なのは、完結させること、だそうです。完結させるためには大苦労するのですけど、好きでやってる苦労ですものね~~。

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デジブ

デジタルブックなのでしょうね。

私のブログ「茜いろの森」に主催者の方からお誘いをいただいて、登録してみました。登録しないと全容は見られないと思いますが、ご参考までに。

http://digib.jp/you#!/item

つまり、web上で本を作って公開して、同好の士に読んでもらう、自分もものを書くお仲間のデジタルブックを無料で読ませてもらうというサイトです。

立ち上げて間もないとのことですが、けっこう参加している方はおられます。小説やエッセイやイラストや漫画、論文などを創作しておられるアマチュアの方は、一度覗いてみられてはいかがでしょうか。

ものはためしに私も登録して、本を一冊作ってみました。深夜に公開してから半日足らずで、目を留めて下さった方がいらしたのにはちょっとびっくり。早速ご感想もいただきました。

フォレストシンガーズストーリィの「The Chronicle1」を一冊の本の形態にしてみたら、「一ページが長すぎる」とのことで。やっぱり私の書くものは「長すぎる」と言われるのですね。ちょっと手直ししてみましょう。ご感想を下さったaさん、ありがとうございました。

ものを書く人間のサガ。読んでもらいたいんだなぁ。あまりきびしいことを言われるのは怖いけど、感想をもらえるととーってもとーっても嬉しい。ものを書いて発表したがるっていうのは、引っ込み思案のくせに自己顕示欲も旺盛で、困ったサガです。

ところで、夏期アルバイトは終了しました。今朝は久々で布団の中でゆーっくりしてました。

日本列島に台風が来ていて、大阪はいつものごとくに全然なんでもありませんでしたけど、被害の及んでいる地域もあるのですね。みなさまのお宅付近はいかがでしたか? 地球は意地が悪いから、くれぐれもお気をつけてくださいませ。

バイトが終わって不要不急の用事がひとまずなくなった私は、家で書こうっと。っていって、時間ができるとなかなか書けなくなるんですけどね。

鹿児島名物

朝はまだすこしは涼しいし、疲れてもいないのですね。寝不足はこたえる年齢ですので、早起きのために早寝をこころがけてますし……十時前就寝、五時前起床。

でもでも、帰りはしんどい。朝が早いだけに終業も早くて、私が帰るころには太陽ぎんぎらの炎天下です。その中を日傘を差して、自転車で約二十分の道のりは、老骨にはこたえますですよ。

職場ではけっこう肉体労働もあるし、歩き回ってもいるし、帰り道は信号だらけ、踏み切りだらけ、人だらけ、愚痴ばっかり。

夕食の買いものもしなくちゃならないし、それよりもなによりも、暑いのがいや。

「夏はまだいいけど、冬はねぇ」

「私は冬のほうがいいー。夏は大嫌いだー」

「そんな体質のひと、うらやましいわ。クーラーの効いてる中でサンダル、素足だなんて、寒くないの? 冷えない?」

「私は冷えは感じません」

「いいなぁ」

なんて会話もしていまして、私は夏嫌い、暑いの嫌い。冬のほうがよほどいい。盛夏の二ヶ月はコールドスリープして、その分、一年に二ヶ月間は年を取るのもストップしたらいいのになぁ、とあり得ぬ妄想を抱くほどです。

そんな炎天下の中、ひいこら、はあはあ、ぜえぜえと帰宅すると、鹿児島から送られてきた「しろくま」が待っています。

しろくまの写真を添えておきますね。要するに、かき氷に練乳とフルーツたっぷりの氷菓です。コンビニなんかにも売ってますよね。それのジャンボサイズを、鹿児島からお土産に送ってくれたのです。

アイスクリームやシェイクやソフトクリームやスムージィといったたぐいは嫌いで、氷菓だったらかき氷が好きな私には、とーってもタイムリーなお土産でした。

うちに帰ってひと息つけば、食べずにはいられない。ジャンボサイズだからいくらでも食べてしまいそうで、缶詰の小豆をプラスしたりもして、どんどん食べてしまう。大きいのが五日くらいで空っぽになりました。おいしかったっ!!

甘党のほうではないのですけど、疲れと暑さには勝てなくて、近頃甘党になってるみたい。すこし体重も増えましたけど、筋肉だったらいいのにな……それはないか、単なる脂肪か。

バイトが終わってもこの調子で食べていたら体重増加の一途になるでしょうから、セーブしなくちゃ。ごちそうさまでしたぁloveletter

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毎日(付録・番外42・もうひとつのA girl meets a boy)

この時期に凝っていた「A girl meets a boy」シリーズ番外編42は、金子将一の空想と、著者のみずき霧笛のお遊びによる一編です。

小説を書いていてネタに詰まったら、展開に困ったら「海辺の別荘」という傾向があるのですが、今回は海ではなく都会。

とある方によりますと「将一さんは他人の彼女の下半身には興味を持たない」のだそうで、人妻とキスはしたがるけど。。。なのだそうで、ふーむ、そうなのか、将一くん?

その、とある方がそう言って下さった前に書いた短編ではあるのですが、そうなのかなぁ。将一くんも男だからね、でもね、だからね……なのかな? といった展開もしている番外編。サポート役は酒巻のクニちゃんです。

そのときどきによって書いてる当方が凝っているテーマ、興味あるネタというのが推移していきますので、「A girl meets a boy」も旧聞になってしまったな、という感じです。

現在は無性に書きたいけど、肉体的に疲れていまして、なかなか書く元気が出ないという現状です。

これしきで疲れてるなんてだらしなーい、のアルバイトも、あと一週間で終了。お小遣い稼ぎ程度にしかなりませんでしたけど、狭い世界にも人間関係やらなんやかんやがあり、勉強にはなりました。

主婦の世界はもっと狭いから、社会に出ていけば家庭ではできない経験ができ、そうはいってもバイトの経験なんてちっぽけなもの。長年兼業主婦だったのですから、そんなことは知ってましたけどね。

秋になったら長期アルバイトがしたいな。仕事があるといいな。ないかなぁ。

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にゃこ2

「もうこれで最後やから」

とか言ったのは十度目くらいか。母が旅行に行っていますので、実家のにゃんたちをペットシッターに行ってきました。

四年半ほど前にネットで「里親募集」の記事を読み、にゃんこたちを拾って保護してらっしゃるボランティアさんのお宅に伺いました。ボランティアさんが急遽入院となったとかで、とにかく二匹とも引き取ってほしいと言われ。

とにもかくにも二匹のオスちびにゃんを引き取ったら、母は手放せなくなったのですね。レオとケンはそれから母のひ孫になりました。

高齢ひとり暮らしの母は、にゃんこたちのいたずらに悩まされつつも、めろめろに可愛がっています。旅行に行くときの心残りはレオとケンだけ。

昨日は雨の中、自転車で実家に行くと、私の姿を見たレオは必死で逃げ、ケンはお風呂場の窓辺にすわってじろーっと私をねめつけた。

「なにしに来てん? 早く帰れ」

そう言いたそうな顔。

一週間に一度くらいは会ってるってのに、レオもケンもちっとも私にはなついてくれません。

実家に来るヘルパーさんにはこう。

「このおばちゃんはお掃除をしてくれたりするええ人やな」

との認識のもと、けっこう愛想を振りまいているそうですが、私にはこう。

「このおばちゃんはうちに来るとばあちゃんをどこかに連れていってしまう(買い物に行くんだよ)、悪い人」

なのだそうで、私は嫌われているのです。

このにゃんたちはかなり人の言葉がわかるのだそうで。ある日、母が言ったのですって。

「レオちゃんは帰ってきたけど、ケンが帰ってこないよ。早く連れて帰っておいで」

すると、本当にレオがケンを連れてきたとか。三度そういうことがあったので、偶然ではないと母は力説しておりました。

人の言葉がけっこうわかるから、洞察力もあるのかな? そしたら、私があんたらの面倒を見にきてやったんだとわかれよ。

とかいって、ペットシッターは適当にして、帰りはお好み焼きを食べにいきました。

某駅前のお好み焼き屋さんには阪神タイガースの選手たちや、大阪場所に来ていたお相撲さんやら、お笑いのひとやらも訪れたようで、ちょっと変わったメニューもあっておいしかった。

にしてもね、雨の中、ぐしょ濡れで自転車に乗ってたんだから、レオもケンもそんなに私を嫌わないでrain

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こっちは私ではなく、バッグになつくうちのくぅです。レオもケンも写真を撮らせてくれません。

同窓会みたい

会うのは何年ぶり? というような昔々の友人たち数人と、そのうちのひとりが経営するお店に集合。

何年どころか何十年ぶりだったりもする、何百年ぶりだったりもする……それはないか。にしても、ものすごーく久し振りの彼や彼女。それでもそのひとの面影は残っているものですね。当然ですけど。

そのひとたちと知り合ったころは、彼らや彼女たちは十代だったのですよ。それから何百年たっていても、そのあとにも会ってはいても、私の中のイメージは十代のころで固まっている。

誰かのおうちに集まって同人誌を作っていたら、ひとりの男の子がひとりの女の子に言ったのですね。

「なあ、俺の女になれへん?」

すこし年上だった私は、横で聞いていてぎょぎょっ。

十八の男の子がこんな台詞を口にするか? 現実生活でははじめて聞いたよ。

で、そのあと、彼と彼女はつきあっていたとか。そのような話も今は昔の物語です。当人同士は覚えてないのかなぁ。今度会ったら蒸し返してみよう。

カウンター席のお店だったので、一部の人としかお話はできませんでしたが、ブログの話題が出ていましたね。

当時の同人誌のブログを立ち上げるって話、どうなりました? 代表者さん、楽しみにしてますからぜひぜひ実現させて下さいね。

よろしかったら私の小説も使ってやって下さい。あのころ書いていたファンタジックなストーリィとはまったく方向がちがってしまっていますけど、書く場を、発表できる場を与えてもらえると大喜びして、張り切って書く性格は変わっていませんので。

それにしても、ほんの数年そうやって遊んでいただけのみんなが、私を覚えていてくれて、私も彼らをしっかり覚えている。そういう集まりもけっこう不思議ですよね。

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