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夕顔の君

いつも私の小説を読んで下さっていて、私も読ませていただいている美月さん。

このブログからもリンクさせてもらっている、小説サイトを運営なさっています。

http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/

そちらに連載中の「夕顔の君」という小説を読ませてもらって、ふっと考えました。

私だったらどう書くかなぁ。どう続けるかなぁ。

美月さんにもご了解いただきました上で、ここにその枝分かれバージョンをアップします。「夕顔の君」をごぞんじない方には何のことやらさっぱり、でしょうから、興味を持っていただけたら、美月さんのブログをごらん下さいね。

「夕顔の君18・ボクの胸で泣いて」
http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2011/05/post-b4fc.html

*******の前はオリジナル、以下はあかね筆の枝分かれバージョンです。

「夕顔の君」

「佳代さん・・・」

「私の名前知ってるの?」
「佐藤から聞きました」
「・・・そうなの」
本当はそんな話がしたいんじゃないのに。
あんなに必死であなたを探していたのに・・・会ったら話が出来ないなんて。
ボクはもどかしかった。
                        
「あのさ、山本くん・・・今から話すこと、すぐに忘れてくれる?」
「え?」

「約束してくれる?」
「・・・・・はい」思わず、はいと言ってしまった。
                       

「ごめんね。こんなこと君に話していいのか・・・
本当はもっと考えなきゃいけないし、一人で解決しなきゃいけないことなのに」
「大丈夫だから話してください」ボクにはある程度の覚悟は出来ていた。

ただ、もし佳代さんから、佐藤のお父さんのことめちゃくちゃ愛してるって
言われたら・・・・その時ボクは・・・どうするだろうな。
元々無理な片想いだったけど、失恋決定だ。
その先は・・・・。
「あ・・・・あのさ、私って本当はすごい冷たい人間なのかなって思っちゃう」
「どうして?」

「ホッとしてるの。・・・もう長いこと、愛されてないことはわかってた。
女の人がいるのもわかってて・・・・
1ヶ月前に赤ちゃんが生まれたって、こないだメールで知らせて来てね・・・
突然だったのよ。
でも全然悲しくなかった。
これで・・・本当にせいせいするわって・・・・・
スッパリとお互いの人生を生きていけるってそう思った」

*************

ボクは返事ができずにいた。

「山本くん、気にしないで。いいのよ、これでいっそ吹っ切れたから、離婚する」
「ええ?」

「子供にはわからない夫婦の機微ってあるからね」

佳代さんはボクを完全に子供扱いしている。
悔しいような、そんなの当たり前のような、ボクはそんな気持ちだったけど、離婚するって本気?
強がりではないの?

ボクにはわからない。わからない。わからないのは子供だから?

本当は泣きたいんじゃないの?
泣きたいんだったらボクの胸で……そう言ってあげたかった。

けれど、佳代さんはさばさばと笑っている。
言えるはずもない。
もしも彼女が本当に泣きたいのだとしても、ボクにそう言えたかどうかはわからない。

ボクの胸で泣いたらいいよ、なんて。

こんな感じです。いかがでしょうか、美月さん?

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コメント

美月です!!
カレーライスも今ざざっと読ませて頂きました。
感想はもうちょっとじっくり読んでから


「夕顔」ですが・・読み始めてこっちがドキドキ(笑)
あかねさんの書く山本くん、可愛い。
いい感じです。佳代さんの大人っぽさがよく出てますね。

私が書くとどうしても、ちょっと「老けた山本くん」になってしまうので。「ブログの女神様」という友達にも言われるのですが・・・どうしても自分が出てしまうんですよね。殻から抜け出せない私がいます。

それから・・・夕顔のイラスト?すっごく素敵でした。
夕顔の花についてはちょっと調べましたが、
適当で。
絵は綺麗だなあ・・・。ありがとうございました

ついさっき、コメントして下さったみたいですね。
どうもすみません。
勝手なものを書きまして。

自分の考え方やらなんやら、自分自身やらも、そりゃあ出てしまいますよね。

美月さんの描く山本大輔くんは、老けてるとは思いませんよ。
大人びてるというか、彼には家庭の事情みたいなのがあるのでしょ?
まだ明らかにはされてないけど、そのせいで彼は普通の無邪気な高校生ではないのかなぁと。

高校生少年は無邪気というよりも、男性にいわせると、「そのことしか考えてない」のだそうですが(そのことってなんでしょうね?)、ある面は無邪気な子供……個人差もあるでしょうけどね。

「夕顔の君」の本物の続き、楽しみにしています。

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