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2011年2月

球春近し

ここ数日はあたたかだったので錯覚を起こしそうになってましたが、まだ二月。真冬なのですよね。寒いとなると大阪にまで雪が積もる(日本中で積雪があっても、大阪と沖縄では積もらない、なんて思ってたのに)し、あったかいとなると四月並だし、この季節はこんなものでしょうか。

それでも梅が咲き始めています。

梅の花
 一輪咲いても
  梅は梅

   by豊玉

この方の本名は土方歳三っていうんですけどね、何度読んでもいい句です。上手下手は度外視しましょうね。

この季節になると私の好きなプロ野球の世界では、オープン戦が開始します。どこかのチームの客寄せユーくんも、昨日は投げたみたいですね。広島弁の解説者が酷評していたと聞きましたが、どこかのチームの監督さんと同じキャッチャー出身だし、顔は監督さんのほうが上だし、たっちゃん、ひがんでない? なんて、ファンは勝手なことを言って笑っていればいいのですから、気楽なものです。

しかし、解説者も気楽ったら気楽ですよね。

「○○投手? ありゃ駄目ですよ」
とか言っておいて、シーズンになって快投をやってみせたら、
「見損なってました、恐れ入りました」
と前言を覆せばいいのですし。

「××選手? いいですねぇ、絶対に活躍しますよ」
とか言っておいて、駄目だったら、
「故障でもしてるんですかね。スタミナが足りないんですかね。来年は出直しですね」
って残念そうに言えばいいのですし。

結果論だったらなんとでも言える。あてにならないことを言うのも普通、って世界かな。

我らが阪神タイガースの若手には、すでにタイガース病が蔓延しているようです。その病の名は「タイムリー欠乏症」。「チャンスに弱い症候群」。本年もファンはやきもきさせてもらえそうで、楽しみですわ。たはは←虚ろな笑い。

それでも土曜日の試合では、オリックスに負けはしたものの、ルーキー榎田投手がいいピッチングをしたようで、期待が持てました。

我が家では毎年毎年、沖縄は遠すぎるから安芸へキャンプを見にいきたいな、と言っては、カニ食べツアーに行ってしまっていますので、実現しません。そう言っているうちにキャンプが終わってしまって、今年も例年通りでした。来年こそは安芸に行きたいです。

それにしても近年は、この時期から主力選手がオープン戦に出てくるんですよね。怪我だけはしないようにして、今年もやきもきと半年間、罵ったり喜んだりのプロ野球シーズンを楽しませて下さい。今年こそ阪神タイガースは……ま、優勝争いにからんでくれればいいですよ。私は贅沢は申しませんので。

106・Honesty

英語の歌詞を訳しておられるシャイドリーマーさんのブログを見つけ、これ、使わせてもらいたいなぁ、と思ったのが、ビリー・ジョエルの「Honesty」でした。

昔からビリー・ジョエルは大好き。彼は若いころはわりと脂っこいイメージでしたが(わわっ、失礼)、中年もすぎて脂っけが抜けてきたのか、枯れていい感じになってきましたね。あまり綺麗な顔をしているのではない男性には、時としてそんな方がいらっしゃるようで。

女は若いころに美人でも、よほどでもないと年を取るとくすむし、不美人だったら年を取ると目も当てられないし、中年以降は男性のほうがよくなる人が多い。不公平というか、生物的に仕方ないのか。ま、私は自分の外見はもはやどうでもいいので、自分自身はどうでもいいのですが。

閑話休題。

「Honesty」も昔から好きでしたし、シャイドリーマーさんの訳詞も素敵で、ブログに書き込みをして、失礼も省みず「小説に使わせていただいてもいいですか」とお願いして、快諾していただきました。シャイドリーマーさん、お世話になりました。

主人公は片瀬美耶子。ちらちらっとフォレストシンガーズストーリィに出てきてはいたのですが、完全に脇役でした。章が大学を中退する前に残していった告白は、ミャーコちゃんへの置き土産。
 
その彼女は幸生とも友達で、大学を卒業してからもフォレストシンガーズのみんなにはちょくちょく会っている。けっこう縁が深かったんだ。へぇぇ、というストーリィになりました。

ほんの短編ではありますが、書くのはちょっと苦労しました。

ここに出てくる泉沢達巳というギタリストは、昔に書いていた「ジョーカーシリーズ」に出てきた泉沢達巳をアレンジした人物です。

以前に書いていた小説を覚えて下さっている、記憶力のいい友人もいるのですよね。そんな方の心にはちっちゃく残っているかしら。あのシャイな達巳くんとはまったくちがった達巳になりましたが、この名前が好きというか、ギタリストの泉沢達巳をもう一度書いてみたかったのです。

こうして達巳くんは、他の短編にも顔を出すようになりました。

ひとつのエピソードからストーリィが広がっていく場合もあり、ひとりの人物からストーリィができていったり、拡散していったりする場合もあり、小説書きってなにがきっかけで書けるようになるのか、まったく五里霧中。

2011年2月現在は、ふたりの女性キャラが出現したおかげでストーリィが広がり、収束させることにああだこうだとない知恵を絞っています。それが私にとっては、とてもとても嬉しい状態で、フォレストシンガーズストーリィはまーだまだまだ続きます。

って、このフレーズ、テレビのバラエティ番組で、そろそろおしまい、でも、もうちょっとあるから消さないでね、って言ってるみたいですね。

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英語を喋るカニ

カニカニエキスプレスなんて電車もあって、この季節はカニが食べられる地方へとお客を呼ぶ、JRはかきいれ時ですね。

今年も私たちも行ってきました。

城崎行きの「北近畿」では直行できないので、豊岡で乗り換え。豊岡というところは通ったことだったらあるはずですが、わざわざ行くほどでもなく、JRの駅に降り立つのははじめてだったかな。かなり深く雪が積もっていて、雪を見慣れていない大阪人ははしゃいでいました。今年は大阪にも二度も雪が降ったとはいえ、こんなには積もりませんから。

そうして写真を撮ったりしていて、いつになったら電車が来るの? だったのですが、念のために訊いてみたら、「あれですよ。来てますよ。急いで急いで!!」。

あの電車は天橋立行きで、別の電車が来ると言った別の駅員さんの教えはまちがっていたのか? こっちの解釈が悪かったのか。ともあれ、大急ぎで一両編成の青い電車に乗り込みました。

私たちがかけた座席の反対側には、一見したところ漁師のおじさん? いえ、実はおばさんです、って感じの女性がいて、なんだか私をじろじろ見るのですよ。

「こうのとりの里ってあるんやて。行ってみたいな」
連れに私が話しかけると、彼女も彼女の連れに話しかける。
「こうのとりの里なんかに行ってみたいんやて。行ったことない人やったら行ってみたいんかな」
そんなにつまらないんですかー? でも、私は行ってみたいです。

そのあとも彼女は「あ、おった!!」と窓の外を見て騒いでいる。こうのとりがいたのかと思ったら、尋ねてないのに教えてくれました。彼女にも連れがいるので、その人に言っていたのですが。
「小鹿がおったよ。可愛かったよ。キジはいてないな」

話しかけてみたら、お喋りしてくれたのでしょうか? あの方は私に興味を持っていたのかもしれませんが(でも、なぜ?)、シャイな大阪のおばさんは知らない人には無闇に話しかけたりできないのです。

そして到着した久美浜。海辺は積雪が少ないのですね。

二年前にも来た「碧水御苑」にて温泉とお昼のカニコースです。浴室からは海が一望でき、他には誰もいなくて貸し切りで、お湯もとろっとした感触でいい気持ちでした。

カニは量もほどよく、おいしかった。全体的には地元のカニではないのですが、茹でカニのみは津居山産のタグつき。先入観もあるのかもしれないけど、どこで捕れようと海は続いていて同じようなもののはずなのに、地元のカニは繊細で味がちがう気がします。

「津居山以外のカニは北海道のものなのですか?」
仲居さんに尋ねてみたら、こんなお答えでした。
「いえ、北海道じゃなくて、英語を喋るカニなんですよ」
っつーことは、アラスカでしょうか。英語を喋るカニさんもそれなりにはおいしかったです。

その仲居さんの顔には見覚えがありまして、そう言ってみたら、「私も記憶が正確ではないけど、見覚えあるなぁ、と思っていたのですよ」。

大勢のお客さんを迎える側は、客の顔なんかいちいち覚えていないでしょうけど、こっちは覚えてました。二年前と同じ仲居さんだったみたい。「来年もまた来ますから、担当して下さいね」とお願いしてお別れしてきました。ごちそうさまでした。

写真は北近畿タンゴ鉄道(KTJ)、豊岡の駅、青いタグをつけた津居山ガニです。

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読書ノート4

①有川浩「阪急電車」

物語自体はとても面白い。私は阪急電車にはあまりなじみはないのですが、乗ったことがないわけでもなく、各駅もおよそはどこなのだかわかるし。

阪急電車の車内、各駅、そこにいる人々の人生やあるときの出来事などがからまり合うストーリィで、mixiのレビューでも大絶賛されていました。私も別にケチはつけたくないのですが。。。ケチばっかりつけたがる奴なんですけどね。。。

ひとつだけ、どうしても嫌いで鼻につくキャラがいたのですよ。

女がふたり。ひとりは、気持ちはわかる。それでスパッと切り替えて新しい人生を歩み出したのだからいいけど、にしてもねー、復讐なんて考えた時点で、あんたはそういう卑劣な奴らと同じところまで落ちてるんだよ、もっと生産的なほうに頭を向けようよ、と言いたくなるのです。

彼女は自分を美人で質の高い女だと思っているようで、そう思って自分を裏切った人間に対抗心というか、復讐心を燃やすエネルギーにしているようですが、そんな奴らはほっとけって。

もうひとり、こっちは初老くらいの女性で、彼女がまた鼻につく。正義の味方面した奴は大嫌いだー。こんなふうに書けば、「阪急電車」を読んだ方は、ふたりの女が誰なのかはおわかりになるでしょう。

文句ばっかり言ってますが、いい感じのカップルも何組か出てきたのですよ。特に私は、高校生のえっちゃんと、彼女をナンパして彼になった「絹」という漢字の読めない社会人の彼が好き。えっちゃんのくだりが一番好きでした。

②荻原浩「愛しの座敷わらし」

荻原さんって子供と老人を書くのがお上手です。子供の場合は「そうそう、僕らってこうだよ」とは言わないでしょうが、老人は「そうそう、そうだよ」と言いそう。

小さい男の子が言いたいことがあって、だけど上手に言えない。彼が姉ときょうだい喧嘩をする際の、彼の心の動き。姉ちゃんはこう言ってて、だから僕はこう思って、そしたら僕はなんて言えばいいのかな? などと考えているうちに、姉ちゃんに百言ぐらい言われている、と。

両親と祖母と姉と弟の家族が、父の転勤でド田舎に引っ越してくる。その家には座敷わらしがいましてね、座敷わらしは間引きされた子供の魂が形になったものなのですってね。

都会の男と女がごちゃごっちゃのごっちゃごちゃ、というストーリィを読むことが多い私には、こういうのもたまには清涼剤といいますか、心洗われるお話でした。心は洗われてもじきにまた真っ黒けになるのですが。

③カタログハウス編「大正時代の身の上相談」

某新聞に寄せられた身の上相談に、インテリ女性記者がお応えするという形だそうです。

ちょっとえっちな妄想に苦しめられている男性などには「頭を冷水で洗いなさい」。何度かこれが出てきて、「出た出たー」と私は大笑いでした。

あと、「結婚してみたら妻が処女ではなかった。許せない。私は苦しい。離婚すべきか」だとか、同じ理由で「妻と離婚して再婚したら、新しい妻も不貞な女だった」だとか。おー、時代だなぁ。

「ある男性とキスをしてしまったのです。私は彼に汚されたのだから、その彼と結婚すべきでしょうか。彼は責任を取ると言ってくれてます」

「清らかな兄と妹のような(このフレーズが多いのです)交際をしているのに、周囲からは誤解される。この交際はまちがっているのでしょうか」(可憐な男子←ほんとにこんなペンネームを使ってるんですよ)

かと思えば「夫が稼いできてくれて、私には子供もなく、女中がいるので家事もしなくてよく、百貨店で無駄遣いをして夫にお小言をちょうだいする日々です。こんな私は働きに行くべきなのでしょうか」なんて言う、今どきでもありそうな悩みもありました。

全体的に回答者のお答えがきびしいのですが、人生相談って面白いですね。中島らもさんのやってた、おふざけの「明るい悩みの相談室」も面白かったなぁ。

④荻原浩「噂」

一度、読んでいるのですが、すっかり忘れてしまっていて再読。

事件そのものはそんなに目新しくもないっていうか、それよりも細かい部分が面白い。荻原さんは私の好きな作家のひとりです。

そしてそして、ラストの一行……これは怖い。書いたらいけないのかなぁ。書きたいなぁ。「きもさぶ」です。もしかしてこれから読もうとしている方がいらっしゃいましたら、忘れて下さいね。

⑤姫野カオルコ「よるねこ」

なんなのでしょうね、姫野さんの独特の感性、この香り、この独断的偏見、このすっとぼけたようなユーモア。私は決して好きではないのですが、惹かれてしまう。怖いもの見たさもあるのだと思います。

最近は作風がやや変化してきているように思われますが、初期のころには「男に性的な関心を持たれない女」、「子供を褒めるのはまちがっていると思っていて、ひたむきにきびしい両親」、「恋なんかするな、男に頼るな、結婚なんか考えるな」と娘に言う母。そういうのが多かった。

今回はホラーなのだそうで、そういう感じの家庭も出てきます。化け物だとかよりも、精神的ホラーですかね。

「探偵物語」に出てくるこわーい女の名前が三沢由紀子でして、この名前を見てくすぐったく笑ったひとは……他にもいるのでしょうけど、私も苦笑しました。

⑥桐野夏生「東京島」

人間の業、「男」と「女」の業。このお話はどこに行き着くのだろうと思っていたら、そうなるのですか。ほーーーー、でした。

映画化されたんですよね。主演は若い女優さんですよね。ヒロインを若い美人にしてしまったら、それでもう小説の根底がひっくり返る。小説ではヒロインは四十代の太った女です。美人ではあるのかもしれませんが、彼女の年齢も物語の重要な要素だろうに。

著者が映画化を了承したということは、そこんところがまるっきりちがっているのに、どんなものになったのだろうかと、その意味では興味はあります。

なんと申しましょうか。桐野さんは女のどろどろっな部分を赤裸々に描くんてすよね。かなりいい年のおばさんでも、すぐに男とベッドインしちゃって、私としては辟易したりもするのですが、ここまで描くからこその作家魂。敬服致します。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

いつも書いてますが、図書館のおかげさまで、今年は早くも三十冊以上の本を読みました。去年は三十冊に到達したのは九月ですので、無料はほんとにありがたい。本を読む速度も復活してきているようです。

番外39・A girl meets a boy

このタイトルの歌もあるようですね。「boy meets girl」のほうが一般的で、そっちのタイトルの歌もいくつかあるようですが、今回は曲名は無関係です。

主人公は三沢幸生の女性型、三沢ユキ。

本編のほうでも幸生は女の子芝居をしたり、「俺が美少女だったら、先輩たちはぽかぽかやったりしないで甘やかしてくれるかな」と夢想して、章に「このド変態!!」と罵倒されたりしています。

そこから著者の頭にも妄想が生まれ(逆だろ!! と幸生は申してますが、逆ではないのです。幸生が先)、冗談篇、お遊び篇へとつながり、ちょうどいい具合にライターのみずき霧笛なんてひとも登場して、こうなりました。

「俺を美少女に設定して、物語を書いて下さい、みずきさん」
「……わかりました、やってみましょう、三沢さん」

第三部までの番外編は、フォレストシンガーズ以外の、彼らと関わった人々を主役にしていました。第四部はフィクションの中のフィクションor非現実的な物語。

フィクションの中のフィクションのメインとなるのが、みずき霧笛著「A girl meets a boy」です。

ここから枝分かれした物語や、原稿を読んだ人が経験したり考えたりしたことどもやら、そのようなものが出てきて、いくつものシリーズとなっています。

初篇は試行錯誤段階。フィクションの中でフィクションと現実が錯綜して、幸生はみずきさんと話し合ったり、ひとりで妄想したりしています。

そうして「このセンでいこう」と決定したのは、大学で出会った先輩と後輩の、隆也とユキのラヴストーリィ。フォレストシンガーズの世界に現実にいる人々が、みずき霧笛が作る物語の中で生きて動きはじめました。

そのうちにはボーイズラヴがかってきたりもするのですが、「茜いろの森」のほうではすでにたくさんアップしていますので、読んでやって下さいね。

http://quianred.blog99.fc2.com/

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世界で何番目につまらないのかな?

阪神タイガースの新井選手(兄)は、なぜか私が働いている会社の営業マンなのです。彼が取引先の男性と仕事の話をしているのが聞きたくて、私は彼らのいる店に忍び込み、従業員のふりをして盗み聞きをしていました。

サラリーマンらしい背広にネクタイの新井さんは、どこの誰なのか私は知らない男性と、冷や汗をかいているような顔で仕事の話しをしていました。

彼らが店を出ていってから、私はカウンターにすわって冷たいお茶を飲んでいた。すると、店の女性に言われたのです。

「片づけをしてしまおうよ」
「はい……あれれ? なんで私が? 私も客なんだけど……あのぉ、もしかして、私、ここで働かせて下さいって言いました?」
「言ってたよ」

ああ、そうなのですか、ではでは、となって、私も彼女と一緒に、新井さんたちが残していったカップや灰皿を洗ったりしていたのです。

私はよそで働いてるのに、この店でバイトもするのかぁ、って。思い出してみると働いていたころには、よくそんな夢を見ていたのですよね。はい、もちろんここまで書いたのもユメバナです。

職場の二股をかけていて、どっちも半端になって困っている夢。「会社をやめます」と上司に告げ、退職が決まってから後悔している夢。そういうのもよく見ていたのは、やめたいけどやめられなーい、だったからなのですね。

現在は失業中ですが、職場二股の夢は久しぶり。彼氏二股ってのは、この年になると無理がありすぎるというか、そのたぐいの夢は見たことがない気がします。

それから、夢はもうひとつありました。

わりと豪華なクラブハウスのようなものがあって、そこは病院の施設なのです。入院患者の付き添いをしている家族の女性たちが、当番を決められてそこの掃除をしている。私もその仲間入りをして、誰なのだかわからない女性たちと仲良しになっていました。

仲良しの女性たちと旅行する約束ができて、ゴージャスなホテルのようなところへ数人で遊びにいく。そのあたりの詳細は不明。入院患者の付き添いの家族にそんな暇があるのか、ってのも、夢なのですからまあまあまあ。

ホテルの最上階の部屋に泊まっていた私たちは、海で泳ごうよってことになって、水着に着替えて外に出ていこうとする。水着になるのはいややなぁ、と最初は渋っていたのはリアリティがありましたが、現実だったら私は絶対に、水着になるなんて拒否しますよ。

ま、そこは夢なので水着に着替え、数人で部屋を出てエスカレータに乗るのです。なんでホテルでエスカレータ? というか、そのころには建物はホテルではなく、デパートみたいに変わってしまっていました。それもまあ、夢ですから。

女性が三人ほどでエスカレータに乗ってお喋りしていて、私ははたと気がつく。私はなんにも持ってない。水着を着ているだけで、海辺に出るというのに羽織るものも日傘もない。これではいけない。部屋に戻って取ってこよう。

となって、私は階段を駆け上がるのです。部屋は最上階、もうかなり下まで降りてきているので、時間がかかる。途中の階にはパーティ会場があったり、興味を引く展示品があったりして、よそ見、寄り道をしたくなる。

うわわーっ、これではとうてい、部屋までたどりつけないよぉ、と焦っている。

こういう夢も以前はよく見たのですよね。旅行に行くために出かけようとして、駅へ向かっている道で忘れものに気づき、取りに帰ろうとしてパニック。

昨夜はわりあいに久しぶりの、私の定番夢を見たので書き記しておきたくなりました。就活(そんなに大層なものでもないのですが)をはじめたせいなのでしょうか。だとしたら、私って単純。

105・遠すぎる日々

あのライヴのアレは演出だったのか~!! だとかね。

江は六歳、初は九歳? ほええー、そりゃ無理がありすぎだわ。大人の女優さんが演じるのもだけど、なんつう大人びた台詞を言わせるのだー、とかね。

大河ドラマについては、信長と江をからませたくて、かなり無茶なフィクションをやってるんですね。ぎりぎりルール違反とまでは行かない? 微妙だな。

でも、本能寺の信長はかっこよかったですよね。ね? 最後の見せ場ですものね。

などなど、よその方のブログに各種さまざま教えていただいています。

私のブログの第一の目的は「現実逃避」ですので、現実にはなんら影響しないような、どうでもいいようなことを書き綴るのをコンセプトにしております。

今日は私の小説の解説をさせていただきまーす。小説はこちらです。

http://quianred.blog99.fc2.com/

タイトルはJ-WALK、JAYWALKと表記したりもするようですね。切なさがたまらない、とてもとても好きな歌です。

主人公は三人。

大野莢子。美人で上品でとの誉れも高い、女子合唱部第○○代キャプテン。大人になってからは薬剤師になって、金子将一とすったもんだがあります。莢子は将一が男子部キャプテンだった年に、女子部のキャプテンでした。

吉崎香奈。勝気な美人。乾隆也の大学生初の恋のお相手であり、その後再会して焼けぼっくいに火がついた、なんてこともありまして、二度の恋のお相手です。

フォレストシンガーズの出身母体、某大学合唱部の女子部のふたりの学生時代と、続いては小倉花蓮。

喜多晴海の友達である彼女は、小倉物産の社長令嬢で、サークル活動はしていませんでした。世間知らずのお嬢さまで、「かまとと」とも呼ばれていましたが、「かまとと」は死語なのでしょうか。

「かまぼこっておトトでできてるの? うっそー」が語源ですよね。

十九世紀の母のような母と特に闘いもせず、流れのままに生きて高校時代からの婚約者と結婚し、母となり、退屈だなぁ、と思いつつも、私は幸せなんだわ、とも思う。今どきの女性らしからぬ花蓮です。

その三人がフォレストシンガーズのライヴ会場で出会って語り合い、幕。恋は渦中にあるときよりも、美しく形を変えた追憶となってからのほうが、甘い味になって蘇ってくるものなのかなと。

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芸人さんの著書

本当に自分で全部書いたの? そんな疑惑はあるのですが、どうなんだかは不明ですので、書いたのだと仮定しておきます。

まずは、チュートリアルの福田充徳「家呑みレシピ」。お酒のおつまみを作ろうという本でして、チュートリアルファンの若い女性に貸してもらいました。

レシピ自体は簡単なものが多くて、中には手の込んだものもあるにはあるのですが、主婦だったらこれしきは作れるし、目新しくもないかなって感じ。料理研究家でもないひとが書いたのですから、そこはまあこんなものでしょう。

ただ、この本は福田さんが自分で全部書いたのじゃないと思うな。地の文に混ざり込む関西弁が絶妙すぎる。彼は京都出身だそうですから、大阪弁だとか京都弁だとかじゃなくて「関西弁」ですが、こんなに上手にブレンドできるわけないでしょっ。

とまあ、最初から仮定を覆してしまいましたが、「家呑みレシピ」は語り下ろしなのだと、私は勝手に決めました。

続くは麒麟の田村裕「ホームレス中学生」。ベストセラーですね。映画にもなりましたね。見てはいませんが、裕くんの役は小池徹平くんが演じていて、「顔がちがいすぎるー」とか言われていたのは覚えています。

これは図書館で借りて読みました。これはたぶん、田村さんが本当に自分で書いたのだと思います。素人っぽい文章力がいかにもそう思わせ、読者にそう思わせるための作戦だとしたら、見事にはまっています。

出版業界も変な策略を講じたりして、そうしないと本が売れないからしようがないんでしょうけど、変に勘ぐるスレスレ読者は多いのですよ。気をつけて下さいね、なんて言ったりして。

内容はさほどどうってこともなかったのですが、素人っぽい文体ではあるものの、わかりやすく読みやすい。それは才能ですよね。

そして、ロザンの菅広文「京大芸人」。これはいまだ人気があるようで、図書館に予約してから届くまでに半月近くを要しました。

ずいぶんと昔、AMラジオで山崎まさよしの歌だったかを、知らない芸人さんが歌っていたのです。とっても上手だったので、お笑いに詳しい知り合いに聞いたら、「それはロザンの菅ちゃんやわ」と教えてもらったのでした。

私はロザンなんか知らなかったし、じきに忘れてしまったのですが、そうこうしているうちに、京大出のクイズの達人、宇治原くんってのが売れまくるようになっていったのですね。あのときのロザンの……ほおお、でした。

それでやっと気づいたところによると、菅ちゃんは大阪ガスのCMにも出ているのではありませんか。大阪ローカルではけっこう有名な漫才コンビだったのです。

学歴とはもっとも縁遠いはずの芸能界で、京大だの東大だのを出てるって売りにするな、と怒りたくなるのは、学歴なんかない者のひがみです。私は学歴がなくて博識で、ものごとを深く鋭く考察して自分なりの答えを出せる方を尊敬しています。尊敬する人間はそれだけでもないけど、今はその話しではありませんでした。

私みたいなのがなにを言っても、学歴のない者のひねくれ根性ですので、ここはまあそれはそれとして、それにしても宇治原くんはすごいですよね。

菅、宇治原は高校で出会って友達になった。宇治原くんの変人ぶり、優等生ぶりが本には満載で面白かった。頭がよくて勉強もできる人は、人によっては鼻持ちならないかもしれないけど、つきあってると面白いだろうなぁ。私の知人、友人にも頭のいい人は大勢いますが、宇治原くんほど変な奴は……あ、近いのがいるか。

などとも考えながら、楽しく読みました。

この本は菅さんがひとりで書いたのかな? 天然すっとぼけ文章というか、オチを作りたがるネタ作り芸人の習性というか、なかなか上手な文章だと思います。上手っていうのか、私の趣味に合うテンポやリズムなのかもしれません。

たとえば宇治原、菅の受験勉強方法のちがいなんて、私が読んでも面白くもなくてすっ飛ばすはずが、面白いのですよ。最後に落としてくれるので、思わず笑ってしまいます。

そしてそして、これだけは自分で買った、これだけは小説の、劇団ひとり「陰日向に咲く」。だいぶ前に読んだのでかなり忘れてしまっていますが、小説としても面白かった。文章も上手ではないにしても読みやすかった。

映画になっていたほうは、なんだかシュールな感じになってまして、テレビで見てもそう入り込めなかったけど、小説は面白かった。それにしたって、なにごとかで名をなした人はいいですねー。って、またひがみ。

図書館のおかげさまで、ちょっと読みたいと思った本は読めるようになったので、手当たり次第に読むつもりです。芸名水嶋ヒロの著書&うさぎとマツコの往復書簡は予約したもののまだ届きませんが、こんな本は図書館で借りなかったら読まないだろうから、感謝してます。感謝して楽しみに待っております。

ちょっとだけ怪

地下鉄の女性専用車、時刻は夕方ごろでした。

ひとりで座席にすわっていた私の向かいの席に、別々にひとりずつですわっていた女性がふたり。そのふたりが……ね。

片方は黒のマフラーを真知子巻きにして、って、若いひとはそんなものは知りませんよね。私も伝説で聞いただけですが、真知子巻きとは頭からぐるっとマフラーをかぶるみたいに巻くスタイルです。

真知子巻きの彼女は眼鏡をかけていて、マスクもしていました。そんな格好で携帯電話をハンカチでくるんで、操作しているのです。なんか怖いわっ、と思いながらもついつい見てしまっていると、彼女はケータイを操作し終え、ハンカチに大切にくるんでバッグにしまいました。

そして、私をじーっと睨むのです。私の気のせいなのかもしれないけど、ちろちろ見ていた引け目があるものですから、私はうつむき、時々ちろちろっと彼女を見る。睨んでる。怖いよぉぉぉ。

その彼女のとなりには、別の女性がすわっています。そっちはバッグとコートを膝に抱えています。抱えているというよりは抱きしめていて、上目遣いで空を見つめて、ひとりごとみたいになにか呟いている。嬉しそうな恥ずかしそうな顔をして呟いては、バッグとコートをぎゅーっと抱きしめて身をくねくねさせる。

こっちもこっちで怖いよぉぉ。

うつむいて見ないふりをしては、時々顔を上げてちらっと彼女たちを見て、「きゃ、怖い」と顔を伏せる私も、他人が見ていたら不気味な女だったのかもしれない。

こうして書いていてそこに思い当たりましたが、あのときはそこまでは考えられなかった。

推理してみると、くねくねのほうはなにかいいことを思い出して、嬉しくてくねくね。きゃーん、素敵だったわー、彼、だったりしたのかもしれません。

でも、ケータイをハンカチで包むってどうして? 潔癖症なのかな? 友達にも話したりして、いまだ私はあのふたりの女性を思い出しているのです。

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