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2010年9月

懐旧談をひとつ

二十代の終わりごろの私は当時は「マンションメーカー」とも呼ばれていた、小さなアパレルメーカーで経理補助の仕事をしていました。

経理は親会社の口うるさいおじさんと、経理士の先生が見てくれていましたので、私は補助的な簡単な仕事。忙しいばっかりで、赤字ばっかりで、親会社から毎日朝礼の訓示をしにくる社長には、がみがみばっかり言われて。

営業の男の子なんかは言ってました。

「俺ら、時給五百円くらいしかもろてない」
「見てみ。下を走ってマイクでがなってる右翼の車に乗ってる奴ら。あいつらはあんなんが仕事で、俺らよりたくさん給料もらってるんとちゃうか? ええなぁ」

右翼さんはよくはないと思いますが、営業マンたちは嘆いてばっかり。デザイナーの女性がふたりいて、彼女たちがデザインしてパターンも作って工場で制作してもらい、営業マンがブティックなどに売り込みに行く。が、デッドストックが社内に山積みでした。

値下げして売り込んでも売れない品は、社内で叩き売り。近所のおばさんが買いにきますので、私は社内売り子もやっていました。大阪城ホールでバーゲンをやって、その手伝いにも行ったし、工場で間に合わなかったボタンつけもみんなでやりましたっけ。

若い会社でしたから、平均年齢もすこぶる若く、私は年上のほうでした。

「なんでそんなに若くして結婚したん?」
「決まってる。愛してるからやん」
 
などと言ってのけてくれた、若い男の子もいました。男性社員がこんなことも言っていました。

「あかねさんの水着姿、見たいなぁ」
「あかねさんの? おまえは変態か!!」

そこで私もひとこと。

「私の水着姿が見たいのが変態って、すごい失礼とちがうのん?」

店長は、がははははは、と大笑い。変態だと言った男性は言葉に詰まっておりました。

「ALLWAYS」とタイトルした文章を書いていて、思い出した私の若い日。かなりひどい実情の会社で、私は一年足らずしかいませんでした。その後は知り合いの会社にアルバイトで行って、タイピングの仕事をして後の仕事につながったのですが、若い仲間たちとの触れ合いは楽しかった。

私は離れてしまったので、どうなったのかは知りませんが、実家と会社は近いので、ビルの前を通ります。あの会社はそこにはない。潰れてしまったのだろうか。

社長の口癖は「有給休暇なんか取ってる場合ではない。体調が悪い? それはきみらの自己管理がなってないからや。働け。休むな」

でありましたから、あんたは風邪も引かんのかい、とみんなで陰口をきいていました。

あのころの私は本当に若かったのに、自分ではおばちゃんのつもりだったし、二つ、三つ年下はもちろん、年上の男にまで言われた。

「あかねさんはもうええ年やしなぁ」

そのくせ、私が夫をおじさんと呼ぶと、「その年の男をおじさんと呼ぶな」って言うんですよ。夫は私よりも年上なんだから、私がおばさんだったら彼はおじさんだ、ってのは、男には通用しないのですね。

そんなこんなもありましたが、若かったころは楽しかった。後悔先に立たず、が結論です。

番外34・タイガー&ドラゴン

クレイジーケンバンドです。

わりあい新しい歌をタイトルに使う場合は、一応は、この物語の年にはこの歌は世に出ていたのか? と考えます。

そんなことを気にしているのは著者だけかもしれませんが、まだ発表されていない曲の歌詞を使うのはいくらなんでも、いくらなんでも、ですものね。

「タイガー&ドラゴン」は甲斐よしひろ氏のカバーで聴き、ものすごく気に入って、この歌が発表されたのはいつ? 使えるか? おー、セーフ、てなりました。他にもそういうのはあるのですよ。

正直に言わせていただければ、オリジナルよりも甲斐さんの歌のほうが素敵。なんたって歌唱力がね、なのでありますが、クレイジーケンバンドのケンさんも味のある歌を聴かせて下さいますから、けっこう好きですよ。

「ださいスカジャン着て」「横須賀の海が」という歌詞のあるこの歌の、大阪バージョンがあるらしいですね。題して「大阪挽歌」。

♪ミナミについたら陽も暮れとるやろ
人ごみにまぎれてひっかけ橋で
あんときみたいにしけたダボシャツ着て

中略

道頓堀(とんぼり)の川に
映る虹みたいな電気ネオンよ♪

なーんて詞だそうで、聴いてみたいです。

で、今回の主人公は木村章の弟、木村龍です。

フォレストシンガーズストーリィを長く長く書いていますと、彼らの親兄弟なんてものも出てきまして、俺には十二歳年下の龍がいると、章が教えてくれたのですよ。

そうしてだんだん大きくなっていった龍は、「俺も東京に行きたーい」と言って飛び出してきました。章の苦労のはじまり、はじまりです。

章は先輩たちに迷惑かけてきたんだから、今度は弟で苦労しなさいね。

龍はドラゴン、彼の先生に当たる加藤大河は愛称が「タイガー」。そういうわけでのタイトルですが、こじつけっぽいかな?

こじつけっぽいタイトルのつけ方も、時々はあるのですよね。すみません。

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大河ドラマ・龍馬伝part8

坂本龍馬の史実とされているものは、筆マメな龍馬が乙女さんなどなどに送った手紙が現存されていて、それが事実であると仮定されている場合が多いのですよね。

薩摩へ新婚旅行に行き、お龍さんを連れて登山をしてニニギノミコトの剣を引っこ抜いて、「わしは日本のために尽くす」だとかと将来を誓う。第三部終了間際の重要なシーンを見ていて、ふと思いました。

そんなもん、抜けるのか? ひょっとしたら手紙に書いていたのは、龍馬のええ格好なんじゃないの? 登山は事実で剣を見たのも本当だとしても、ジョークで書いたことを後世の人間が本気にしていて、龍馬は空から見て笑ってる、なんてこともあるかもしれませんね。

だいたいからして、女人禁制の山に妻とともに登り、そんな恐れ多くもかしこくもの剣を抜いたら、天罰が下って当然かも? 女人禁制なんてナンセンスではありますが、一応は神さまのおっしゃる通り、なんだから。

龍馬の書いた手紙のすべてが真実なのか否か、今さら突き止めるのは不可能なのですから、それはそれでいいのですが。

映画にもなった「告白」という小説があります。出てくる人間がみんな性格が悪くて、救いようのないお話ではありましたが、とても面白かった。全編が何人もの人物の一人称で綴られた小説を、映画化した監督さんがおっしゃっているのを読みました。

「一人称で僕が、私が、と言っていても、その人たちが本当のことを言っているのかどうかわからない」

なるほど。私は一人称だと基本は本当のことを語っていると受け取っていましたが、そうも考えられますね。目からウロコが落ちました。一人称で嘘をつかせるのはミステリだとルール違反でもあるはずですが、登場人物の語りを信じ込むって、私もまだ純情だわぁ。

脱線から引き戻します。

「剣の切れ味をためすためには、そこらへんの○○○でも斬ってみればいい」
なんて手紙もあるとなにかで読みましたが、それが本気だったとしたら、龍馬は高潔な人柄でもないと。龍馬嫌いの方の理屈ではそうなるわけですね。差別してるもんね。

私は龍馬の手紙は書物でしか見たことはありませんし、いろんなひとがいろんなふうに研究して書いているのを、曖昧に記憶しているだけなので、なんともコメントのしようはございません。

それにしても、この時代なのだから当然ではありますが、結婚してしまうと女はほんとにつまらない。お龍さんなんかは龍馬との新家庭を作るわけでもなくて、よそに預けられてしまうのですもの。

またしても脱線しますが、「赤毛のアン」でもそうでしたね。あの長い物語のアンは少女のころには楽しい女の子だったのに、結婚すると途端に精彩がなくなってつまらなくなってしまう。そんな時代なんだなぁ、しかありません。

そうしていよいよ、次週からは最終章突入です。

周囲は敵ばっかりになるのですね。味方はお龍さんや身内や、中岡慎太郎くらい? NHKさーん、大事な味方の慎太郎をもっと出してよ。もしかしたら、龍馬暗殺シーンまで出さないつもり? それはないですよね。

暗殺実行は見廻り組になる予定だそうですが、シークレットな大物が龍馬を斬るとか?

薩摩が黒幕だったらそれでもいいけど、中村半次郎じゃないよね? 暗殺の糸を引く人物も、明らかにされるのだそうで、誰なのかと楽しみです。

以前に民放で龍馬暗殺の黒幕を究明する番組をやっていて、結局は誰とも断定していませんでしたが、NHKは断定するのでしょうか。

役所広司さんあたりがゲストとして龍馬を斬ったり……なんて想像もしています。役者さんとしても大物の人を使うのでしょうね。「新選組!」に一瞬登場してきた草薙くんみたいに? 後には榎本武揚を別人が演じていたのは、ご愛嬌なのかお粗末だったのか。

何年か前に榎本武揚主役大河の噂も聞いたのですが、やらないのかな? 幕末ものをまたやってほしい。私は榎本はどっちかっていうと嫌いなので、彼をかっこよく描かれると怒るかもしれませんが、怒りつつ、文句を言いつつ見るのもまた楽し、であります。

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94・振り返るには早すぎるけど

90「ROCK AND ROLL」で章が決意した、フォレストシンガーズを一時的に離れてロックバンドをやりたい、との想いが実現しました。

今回は木村章作詞作曲の「トワイライトエキスプレス」のオリジナル曲がタイトルです。「ロージートワイライト」もありますし「トワイライトビートボックス」もありますし、トワイライトってタイトルに使いやすいのですね。

主人公は幸生&章。彼らの昔話と現在のお話です。

章がロックバンドをやると知って、なんだかもやーっとしてシゲに当たっている幸生。そんな幸生を気遣っているのかな? の章。

著者の昔からのキャラである、ギタリストのチカも登場します。田中健一くんと沼倉一太郎くん、「トワイライトエキスプレス」のメンバーは、他の短編にもちらほらとは出てきます。

そして、トワイライトエキスプレスのライヴ当日。章が書いた「振り返るには早すぎるけど」を聴いて、幸生は勝手に感激しているのでした。

広い意味での芸術的分野に於ける、ひとつのジャンルへのこだわりは、ある人もない人もいるのでしょうね。フォレストシンガーズの他のメンバーにはそんなものは特にはないのですが、章にだけはやたらにあるのです。

その拘泥が章を苦しめ、仲間たちに迷惑をかけてきたわけですが、捨てられないったら捨てられないの、であるようです。

著者は小説を書き続けていまして、こんなものは芸術的分野ではなく、単なる遊びですが、ジャンルへのこだわりはありません。

こだわりはないのですが、書きたいジャンルはありまして、その代表はミステリです。それっぽいものなら書いてみたことはありますが、論理的思考のできない、きちんと物語世界を構築するってこともできない著者には「ミステリもどき」も書けませーん。

かといって恋愛小説も苦手だし、友情小説も青春小説も古臭くなるし、音楽小説なんて知識がなさすぎる。時代小説も知識がなさすぎて、先生に指摘されたりもしましたよ。

「武家の長屋と現代の長屋はちがうんだ。同じように思っていない?」
ははーっ、ごもっとも、そう思ってました。すみません。

SFも論理的思考が必要ですし、ファンタジーは苦手だし、なんだったら得意なの? なーんにも得意じゃない。現代小説っぽいのも書いてますが、中年思考なのでしょうね。

本当は主婦小説でも書けばいいのでしょうけど、OLを主人公にするのだって、現実逃避にはならないからつまんない。主婦なんて書きたくない。普通すぎる。

ってわけで、なにを書いても中途半端ではありますが、書くのはなによりも好きですから、懲りずに書き続けていく心積もりであります。

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mixiリレー小説

「カレーライス」

hiro☆ミ&なべ&あかね

足元に猫がちょこんとすわって、包丁を動かしているハルカを見上げている。キッチンに入ってきたタケルがハルカに言った。
「ハルカ、なんで泣いてるの?」
「玉ねぎを切ってるからに決まってるでしょ。タケルも手伝ってよ」
「玉ねぎで泣いてるのか。ああ、びっくりした。ニンジンとじゃがいももあるんだな。カレーライス?」
「そうだよ。カレー、一緒に作ろうね」
「俺は料理は下手だけど、ハルカの指示に従いまーす」
「あたしも上手じゃないけど、一緒に作ったらなんとかなるさ。タケルはじゃがいもの皮むきをして」
 じゃがいもってでこぼこしてるよぉ、などと文句を言いながらも、タケルもハルカとともに働きはじめた。
(あかね)

じゃがいものでこぼこに文句を言ってるタケルがハルカにはちょっと滑稽に映った。
でこぼこしてるのはじゃがいもだけじゃなかったから。
身長差もでこぼこ、更に二人の関係も世間からはでこぼこと言われていた。
でも、二人にはそんなことどうでもよかった。
(hiro☆ミ)

二人は一緒にいるだけで幸せだった。
二人が世間からどんな目で見られようとも。
周りからの目が嫌で、自分たちとは無縁の地に辿りついた。
ようやく、ようやく手に入れた、二人だけの、幸せ。
でこぼこだと言われようと、なんだろうと、これだけでいい。
タケルとハルカは日々の何気ないこの一時の幸せをかみしめていた。
(なべ)

なんだって世間からでこぼこだなどと言われるのかといえば、ハルカは一流大学卒の通訳で、タケルは高校中退フリーターだからだろうか。その上、タケルは相当に背が高く、ハルカは小柄だからだろうか。
しかし、そんなものは当人たちが気にしなかったらそれですむ。無関係な他人がとやかく言うのは下らないお節介だ。
「タケル、じゃがいもの皮がちゃんと剥けてないよ」
「いいじゃん。煮込んだら皮なんかついてても平気だよ」
「そうだね。あ、まだルーは入れたら駄目」
「まだなのか」
「もっと煮込んでからね」
大騒ぎしながらもカレーが完成しつつあったころ、インタフォンが音を立てた。
「客じゃない? 夕食どきに訪ねてくるとは、俺の友達かな」
「カレーだったら何人いてもへっちゃらだし、ごはんもたくさん炊いてるから大丈夫。タケル、出て」
「はいはーい」
こういう鷹揚なところも、俺がハルカを大好きな一因だな、などと考えつつ、タケルがドアを開けると、予想通りに友達が立っていた。
「カレーの匂いがする。タケル、俺、金欠なんだよ。俺にも食わせて」
「いいよ。入れよ」
ハルカはああ言っていたのだし、怒りはしないで歓迎してくれるだろうと、タケルは友人のコウジを迎え入れた。
(あかね)

「はいはい、お邪魔しますよっと。」
コウジは当たり前のようにドスドスと入ってくる。
「はーい、いらっしゃ・・・いっ!」
ハルカはコウジを見ると硬直した。
「おっ、ハルカ。おひさー。」
コウジは軽いあいさつを交わす。
ハルカはそれに応じず、わなわなとしている。
と思うと、俺の方へと向かってきた。
「ちょっと!なんでコウジなんていれたのよ!私があいつ嫌いなのしってるでしょ!?」
しまった。そうだったか。
なんとか取り繕うとするが、ハルカには逆効果だった。
「もう知らないッ!タケルの分のカレーはなしでいいわねっ!」
「え…!?あ…ちょっ…」
話の途中でハルカはカレーの仕上げにいってしまった。
コウジはいつもタイミング悪い。
昔からそうだった。
うなだれていると、コウジが話しかけてきた。
「ほんと、こうしてるとお前ら恋人みたいだよな。」
(なべ)

コウジの言葉には厭味とも皮肉とも取れる棘を含んでいた。
少なくともハルカにとっては‥
「嫌いなのしってるでしょ!?」とタケルに言いながら、コウジの顔を見るとどうしてもコウジと過ごしたあの時に引き戻されてしまう。
忘れたくて忘れたくて仕方のないあの時に。
何も知らずに二人の家にコウジを迎え入れたタケルにも、当たり前のように入ってくるコウジにも、そして容易に過去に引き戻されてしまう自分にもハルカは苛立っていた。
(hiro☆ミ)

「恋人みたいってなんだよ。ハルカは俺の恋人だよ」
ハルカの態度の意味がわからず、コウジの言葉の意味もわかりにくく、タケルはコウジに言い返した。
「けーっだ。似合いもしないくせに」
コウジはせせら笑うように言う。タケルの頭の中がかーっとなってきて、激しい調子でコウジに言った。
「似合うか似合わないかなんて、おまえに決めてもらわなくてもいいんだよ。ハルカがなんでおまえを嫌いだって言ってるのかは知らないけど、ハルカが嫌いな奴は俺も嫌いだ。帰れよ」
「……ガキみたいに、そういうことを言うわけ? ハルカには弱いんだよな、タケルは」
「好きなんだから当たり前だろっ。ハルカを呼び捨てにするなっ!!」
 軽蔑のまなざしのようにも見える目つきでタケルを見つめ、コウジはなおもなにか言おうとしている。キッチンからはハルカの声が聞こえてきた。
「ああっ、もうっ、カレーが焦げちゃったじゃないのっ!! にゃん太郎、レンジに乗ったら駄目っ!! あ、ああっ、お鍋がっ!!」
 なんだってこうなるのっ、ではあったのだが、タケルはコウジをその場に残し、鍋がいったいどうなったのかを見ようと、キッチンへ走りこんでいった。
(あかね)

キッチンからは、カレーの香(かぐわ)しい香りと、香(こう)ばしい焦げた匂いが漂っていた。
タケルにはハルカは涙目のように見えた。
コウジの件もあり、カレーの件もあり、ダブルパンチでショックだったのかもしれない。
タケルはひとまず、ハルカの安否を図ることにした。
「ハルカ、大丈夫か?俺、なんも知らなくて…ごめん」
……ジロリ、とハルカはタケルを見る。
ハルカが嫌いなら、俺もコウジは嫌いだ。帰ってもらうよ。ごめん。」
ごめん、とタケルは繰り返した。
ハルカはタケルを見ると、寂しそうな顔を一瞬見せる。
「ほんと、タケルは私に謝ってばかり。昔も今も…」
ハルカはうつむいてしまう。
「ご、ごめんっ。お、おれ・・・ッ。あ、またごめんっていっちゃった。ごめん。って、あ。」
タケルは、あたふたしながらハルカに元気をだしてもらおうと気の利いたセリフを言おうとするが、染み付いた言葉が口から離れていかない。
やってしまったと思ったタケルは、目を泳がせながら頭をかいた。
ハルカはそんなタケルを見て笑う。
「ははっ。ごめんごめん。嘘だよっ!騙されたっ?!気にして無いよ。大丈夫っ!」
(なべ)

まったくさ、人間ってバッカみたいだよな。
一部始終を観察していた猫のにゃん太郎は、ハルカが笑い出したので安心して笑っているタケルを見て、こっそりため息をついた。
子猫のころにハルカに拾われて以来、十年ばかり同居しているにゃん太郎は、ハルカとコウジの関係も知っている。コウジは人間の言葉でいうところの、ハルカの「モトカレ」ってやつなのだ。
昔はコウジがハルカのマンション、にゃん太郎にとっては「俺の縄張り」であった部屋に遊びにきていて、にゃん太郎を見るとハルカには内緒で、しっぽをつかんだり、首根っこをぶら下げたり、果ては軽く蹴飛ばしたりもした。
プライドの高い猫のオスとしては、そんなふるまいをする人間は大嫌いだったのだ。
そのくせ、コウジはハルカのいる場所では、甘い声を出してにゃん太郎を可愛がってるふりをする。にゃんちゃーん、などと言って撫でようとするコウジの手に猫パンチを食らわせてやったりした。
「俺、にゃんこに嫌われてるよ」
「にゃん太郎ったら困った子だね。コウジはあたしの彼なんだから、にゃん太郎も仲良くしなくちゃいけないのよ」
やなこったっ!! とにゃん太郎は言ったのだが、人間には猫の言葉は通じないのだった。
いつの間にやらハルカはコウジと別れ、コウジの友達のタケルとつきあうようになって、この家で同棲している。
人間とはややこしい生き物で、男と女にしても猫のように単純ではないのだろう。十年も生きていてずっとハルカと暮らしているにゃん太郎には、ハルカの気持ちはわかるようになってきている。
さっきはキッチンで泣いていたハルカをなぐさめてやろうと、ガスレンジに飛び乗ったら、熱い鍋に毛がくっついて焦げそうになり、ハルカが大慌てでにゃん太郎を抱き上げた。
そのはずみで鍋が流しに落っこちて、にゃん太郎の嫌いなカレーの匂いが漂っているのだ。猫の毛は焦げずにすんだのだが、かわりに鍋が焦げたらしい。
「もう食べられないね」
ハルカが言い、タケルも言った。
「レトルトカレーもあるだろ。それでいいよ」
タケルはにゃん太郎にも言った。
「これ、おまえが食うか?」
「にゃおーっ!!」
そんなもん、食わねえよっ、と言ったにゃん太郎の返事は、むろん人間たちには通じるわけもない。なんでおまえまで怒るの? とタケルはきょとんとした。
(あかね)

コウジは二人と一匹のやりとりを退屈そうに眺めていた。
タケルは相変わらず、鈍感だ。
ハルカは相変わらず、お人好し。
あの猫は相変わらず、人に懐かない。
変わったというのは、タケルと俺との立ち位置だけ。
元々は俺のポジションだったハルカの彼氏役。
それが変わっただけだ。
今度は俺が二人を傍観する役目に変わっただけ。
俺よかましな奴で良かったな、ハルカ。
正直なハナシ、内心おれはホッとしている。
ある程度、心知れた奴がハルカと一緒にいてくれていることを。
俺と付き合っていた時なんかは、俺が居なけりゃ猫しか話しかける奴も居ない奴だった。
いるとすりゃ、たけるくらいなもんで。
俺かタケルと交流が切れたら、もうあいつは外との交流なくなるじゃないかくらいのもんだった。
そんなハルカが彼氏役の俺にべったりなものも必然。
俺が鬱陶しくなったのも必然。
わかれたときはハルカのことを正直、心配していたもんだ。
だが、タケルはハルカの心知れた奴で、それが一緒にいてくれてる。
本当、このことは俺にとって救いなんだが。
今日も気になったから、来てみたけど、まぁ大丈夫そうだわな。
「んじゃ、お二人さん、俺はおいとまするさね。」
(なべ)

あいつを見ていると心が乱れるから、追い出してよ、とハルカはタケルに言いたかった。なのに、コウジが帰ると言い出したら、思わず言いたくなった。
もう帰るの? と言いそうになった口をからくも閉ざし、ハルカは言った。
「コウジくん、あたし、なんだか失礼だったね。ごめんね」
「コウジが悪いんだから、ハルカが気にしなくてもいいじゃん?」
なんにも知らないタケルは言い、コウジは軽く言った。
「俺、なんか悪いことしたか、タケル?」
「……えーと……別にコウジは悪くはないかな。ね、ハルカ?」
「そうだね。悪いのはにゃん太郎かも」
なんで俺が悪いんだ、と言いたげに、不満そうな顔をしているにゃん太郎を見て、三人して笑う。猫だって人間の言葉をすこしは理解している。にゃん太郎は表情豊かで頭のいい猫なのだ。
コウジを帰らせるべきか、タケルはなんと言うだろう?
だいたいからして性格が暗いハルカには、友達も少ない。ここにいる人間ふたりと、猫一匹の男以外には、心から親しめる相手はいない気がする。
だけど、タケルとにゃん太郎はともかく、コウジとはもう親しくしてはいけないのだ。それがコウジへのけじめ、タケルへのけじめでもあるはず。
「うん、じゃあね」
言ったハルカを、コウジは深い意味でもありそうなまなざしでじっと見ていた。
(あかね)

なんだ、強くなったんじゃないか。
コウジは思う。
前のお前だったら、『ごめんコウジ!やっぱり一緒に御飯食べよ!』とか、言ってたんだろうけどな。
お前がそれだけ強くなったんなら、俺もやっと安心してここを離れられるよ。

「なあ、ふたりとも。」

コウジにはいつものような陽気さはなく、うつむいていた。
タケル、いつもと違う調子に首を傾げる。
ハルカはようやく自分のけじめがついたと思っていた時だ。
不意のコウジの一言がハルカを驚かせた。
「なっ、なによっ。」
コウジはハルカの受け答えには直ぐに反応を示さずうつむいていたが、ようやく一言紡ぎ出す。
「今日、此処に来たのは他でもない。別れを言うためなんだ。」
ハルカの心臓の鼓動が早くなる。
頭が真っ白になる。
「おいおい、いきなりきて、いきなり別れなんだなんて無粋にもほどがあるぞ。」
タケルがハルカとコウジの間に入って言う。
ハルカは何かを言わなくてはいけないと思うのだが、その何かを考えられる頭でなかった。真っ白な頭からは何も言葉が浮かんでこなかった。
「いやな、おれさ。このマチから出ることにしたんだ。この街、好きだったんだけどな。お前らもいるしさ。」
コウジは今まで見せたことのないはにかんだ笑顔を見せる。
「お前らがきてからほんと、退屈しなかったよ。昔の馴染みでお前らが俺を訪ねてきたときはホントにビックリしたけどよ。今となってはほんと、お前らが俺を訪ねてきてくれてよかったとおもってる。」

コウジはハルカとタケルの親友だ。地元が同じで、同じ学校で、同じ時を過ごしてきた。幼い頃から3人でいつも行動してきた。周りの大人がいろいろな人と関わりなさいと言われようと、いつも一緒だった。コウジが大人になり、地元を離れるとなったとき、ハルカは大泣きしたものだった。
コウジがいなくなり、ハルカとタケルは恋人になった。周りからはよく言われない関係だった。周囲からの目が嫌で二人も地元を飛び出した。コウジには昔の馴染みで、村から離れて頼りになりきりだった。また、昔のように3人はいつも一緒だった。
ハズだった。

「どうして…どうしてまたいなくなっちゃうの。」
真っ白な頭の中、ハルカは精一杯の言葉を振り絞る。
(なべ)

頭の中に点滅しているのは、過去のワンシーン、ワンシーンだ。真っ白になったハルカの脳裏に、色鮮やかに思い出の光景が映し出されていた。
子供のころからずっとずっと一緒にいて、最初はコウジと、続いてタケルと恋人同士になって、ハルカはコウジを裏切った形になった。
タケルはそんなことはなにも知らない。コウジにしても面と向かってハルカを責めもせず、今日にしてもハルカとタケルを気遣って訪ねてきてくれたのだろう。なのに、あたしは……ハルカは言った。
「嫌いだなんて言ってごめんね。あたしはコウジも好きだよ。タケルのほうがずっとずっと好きだけど、っていうか、タケルは彼氏として、コウジは友達として好き」
「そりゃそうだよな」
タケルも言った。
なんとなく変な雰囲気だとは思うのだが、タケルにはその意味がよくはわからない。昔から仲のよかったコウジが遠くに行くと知って、ハルカはショックを受けたのだろう。
その程度はタケルにもわかるし、タケルだってコウジがいなくなるのは寂しい。しかし、ハルカのショックは激しすぎはしないのだろうか。顔色が真っ白になって、今にも気を失いそうな顔をして、にゃん太郎をぎゅうぎゅう抱きしめている。
「うまいこと言っちゃってさ。俺はハルカには嫌わてるんだろ。それでいいよ。好きな男ってのはひとりだけでいいんだからさ」
コウジは言い、タケルは不思議な気分で彼を見つめた。
こいつもなんだか変だ。悪ぶってるのか? ハルカの態度もコウジの態度も、タケルには読み切れない。タケルはひたすらに頭を悩ませていた。
(あかね)

そんなタケルを見ながらハルカは「その鈍感さが憎めないんだよな~」と彼との安らぐ日常をとても愛おしく感じていた。
「これからはコウジのことは思い出として胸にしまっておいて、このタケルとの関係を大切にしていこう」と決意をし、抱いてたにゃん太郎を離しタケルに抱きついた。
「なんだよ~、ハルカ~」とタケルは相変わらず鈍感に、でも今までになくそんなハルカを受け入れ「ハルカ、離さないからな」と強く抱きしめた。

全てを見ていたにゃん太郎は、そんな二人を温かくも冷やかしとも取れる目で「にゃん(勝手にしてくれ)」と鳴き、その場を背にした。
(hiro☆ミ)

END

mixiにて、三人で書いたリレー小説です。
hiro☆ミさん、なべさん、ありがとうございました。
また書きたいですね。

音の新規開拓

The bawdies 公式サイトはないのかな? 検索するとファンのブログにはヒットしますが、私が以前に書いたものまでが出てきますので、取り上げているサイトは多くないってことなのでしょうね。
紀伊国屋のCDコーナーには置いてませんでしたし。

売れ筋というのか流行りものというのか、そんな感じではなくて、案外中年が好きな音楽かな? とも思うのですが、なにが売れるやらわからない業界なのですから、どうなるのかは素人にはさっぱりわかりません。

でも、もうじきやる大阪の小さなホールでのライヴチケットはソールドアウトしたようです。人気はあるのですね。

夏の「ミートザワールドビート」で聴いて、おー、これはこれは、だったので、CDも二枚聴きました。去年の分と今年の分です。

ライヴ演奏を聴いているとちょっと単調で退屈かも、と思ったのですが、CD二枚分、計22曲は、退屈でもなくバラエティ豊かで、いっそうファンになりました。FM802さん、新しいバンドを教えてくれてありがとう。

一時は音楽をあまり聴かなくなっていて、ふっとまた聴くようになったのは、デジタルウォークマンを買ったからです。そうなると凝り性の私は、レンタルショップであれもこれもと手を伸ばし、聴いた曲からつながって、さらにあれもこれもとなる。ただいま、デジタルウォークマンに入っている曲は8000を超えました。

それでも新しい音楽を開拓する情熱はなかったのですよね。どうせ、今どき音楽にはおばさんはついていけないだろうと思っていたのもあります。

若い知り合いに教えてもらった新しいバンドでは、「フランツ・フェルディナンド」。これはもう、一度聴いてびびびーんっ!! となり、完全にはまりました。

なにがこんなに私のツボにはまったのかと思っていたら、理由があったようです。ロキシーミュージックにどことなく似ているのですよ。道理でね、でした。

ザ・ボーディズはレトロなロックンロール。若い子がやる音楽か? いえ、だからこそおばさんも好きになるのでして、若い世代にも新鮮に響くかもしれませんね。

こうして考えると、新しい音楽を開拓しているのじゃなくて、古い音楽をベースに今ふう味つけをした、そんなのしか私は受け付けないのであって、頑固者のかちこち頭なんでしょうけど、別にそれでもいいし。

フランツ・フェルディナンドを教えてくれたクロちゃん、ありがとう。他のもいろいろ教えてくれた同世代の友達には、頭が硬くてごめんなさい、とお詫びしておきましょう。
 
専門的な意見なんかはまーったく述べられませんが、ザ・ボーディズはほんとに大好きです。あのリズム、あの演奏、それになによりも、迫力満点のロイくんのヴォーカル。ルックスもいいのでしょうけど、今さらルックスにはは惹かれませんから、音楽が好みに合えばそれでいいのです。

昔、たしかラジオでダミ声コンテストってのをやってましてね、そのときのベスト3は、桑田佳祐、宇崎竜童、柳ジョージ。記憶が確固とはしていませんが、そうだったはず。柳ジョージさんは歌も声も大好き。宇崎さんの声も好きですが、一位だったひとの声は……んんんと。

声の好みってどうなってるんでしょう。同じタイプの声でも、彼は好き、彼は嫌いってね。変ですね。ともあれ、今、このコンテストをやったとしたら、輝ける第一位はロイくんではないかと……そこまで有名なのかどうかは知りませんが。

比較的近い声はジョン・ボンジョビかとも思いますが、どこかちがうしなぁ。ロイくんの声にとってもよく似たシンガーは思い浮かばず、それだけにユニークで「すごーい」なのですよね。この声だけでも実に特徴的です。歌もうまい。英語もうまいそうです(私には英語の発音はわかりませんが)。

そうそう、私は歌が上手じゃないと拒否反応を起こすみたいなんですよね。演奏についてはあまりよくわかってないし、歌が下手って、あんた(私です)が言うな、ではありましょうが、まあまあ。

本人たちはメジャー受けする大スターバンドになりたいのでしょうか? FM802のDJさんたち大絶賛ということは、やはりどっちかっていうと、あまり若い子たちよりは中年前後の世代に……とも考えられなくもない。

売れようと売れようまいと、私はザ・ボーディズが大好きになりました。新しいバンドを好きになるとうきうきするから、やっぱりこうして「知る」のはいいことですよね。

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大河ドラマ・龍馬伝part7

身近にいる上川隆也ファンが怒っています。このたびの大河では中岡慎太郎を詳しく描いてくれるのかと、武市が抜けたあとのポジションくらいにはなるのかと、私も楽しみにしていましたのに、がっかり。もっと出して下さーい。

さて、今回は「龍馬の妻」ですね。

もうっ、陸奥くんに子供みたいな台詞を言わせないで、あれでは龍馬に恋してて妬いてるみたいじゃないのぉ、ってのもありました。

高杉は嫌いだから、伊勢谷くんじゃかっこよすぎるだとか、嫌いなKなんとかを嫌いな役者が演じているから、嫌いの相乗効果でますます嫌いだーーー、だとか。好き嫌いばっかり言ってます。

♪育ってきた環境が違うから
好き嫌いは否めない
夏が駄目だったり
セロリが好きだったりするのね

なのですよね。私は夏が駄目でセロリが好きです。この歌詞にも突っ込みどころがあって、「好き嫌いの違いは否めない」ではないのかと……はーい、歌詞は字数制限みたいなものがありますので、しようがないのですね。一応は知ってます。

そのようなどうでもいいことも考えつつ。

お龍さんはすっかり可愛くなっちゃいましたね。彼女は声が低いので迫力はありますが、献身的につくしちゃって……あんな奴に惚れたのが、あなたの不幸のはじまりよ、と言ってあげたくなります。

昔から思っていたのですよ。お龍さんの不幸のはじまりは龍馬に恋をしたこと。最後の不幸は、龍馬のあとを追えなかったこと。後者のほうは現代的解釈ではとんでもないのでしょうけど、私はどうしてもそう思ってしまいます。

一方、お元。私はあの女優さんは美人だとは思えないのですけど、雰囲気ありますよね。色気もありますよね。演技も上手。今回のあのお龍さんを見る意地悪満開の目つき……改めて、このひと、上手だなと感じました。

女が女を見る場合にも、好みの顔立ちがあるのですよね。私はボーイッシュできりりとした顔立ちの美人が好きですので、茫洋とした顔は綺麗だと感じないのかも。○島さんだとか、×崎さんだとかも美人だと思わない。

好みではないけど美人だと思う顔もあるので、趣味ってけっこうややこしいですよね。あんたは美人じゃないからひがんでるんでしょ? ってのは……ないと思いますが。はい、ないはず。。。

色気ってものも男が感じるのと女が感じるのはちがっているようで、「お龍さんは色っぽ~い」と騒いでる男が近くにいるのですけど、私にはお元さんが一番色っぽく見えます。

今回はとにかく、龍馬をめぐるお龍VSお元の火花の散らし合いが面白かった。あそこに加尾、さな子が参戦してきたらどうなるのか。龍馬、どうする? なんて思ったりもして。

最後に龍馬にひとこと。「あんたってほんまに口ばっかり」
ですよねぇ?

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番外33・背中ごしアイラヴユー

ダイモスの中畑裕也、愛称は「ユーヤ」(そのまんまですが)が主役の番外編です。

タイトルは乾隆也作詞作曲。こういった雰囲気のロックバラードは私は大好きですが、既成の曲だったらどんな感じかな? 未練たっぷりの男の失恋の歌。英語でだったらあるのでしょうか。

日本のロックで失恋の歌……たくさんあるはずなのですが、咄嗟に思い浮かびません。思い浮かばないからこそオリジナル曲のタイトルにしたのですが、近いタイプの曲はあるでしょうか? あったらぜひ教えて下さいね。

ここまでいっぱいいっぱい書いてきた本編や番外編に、ふっと、ひょこっと、脇役として登場した誰か。著者がそういう人間を深く掘り下げてみたいと思ったときに、こうして主役になります。

とはいえ、「深く掘り下げてみたい」であって、まったく深くもないのは毎度ですが。

裕也はけっこう気に入ったので、けっこうちょこちょこっとは出てくるのですが、著者がまだ彼をつかみ切れていないというか……そのうちには把握できるのだろうか? というか。

地獄の住人声ばっかりのロックバンド「ダイモス」のアルバムにコーラスで参加してもらうため、美しい声の男性を探していた彼らが、フォレストシンガーズに行き当たります。そこからダイモスとフォレストシンガーズの接触がはじまったのでした。

著者はロックが好きでロックバンドが好きで、ロッカーも好きなのですけど、身近にはあまりいないのもありまして、ステロタイプになるのは否めませんね。

もっとユニークなロックミュージシャンが書きたい。ダイモスの個々もできれば掘り下げて書いてみたい、と……書けたらいいな、ですけどね。

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昨日の試合

まず先にベイさんとGさんの試合を見ていました。「こらこらこら、横浜のピッチャー、押さえ、しっかりせんかい!!」と、阪神タイガースのためにベイのクローザーに声援を送り、なんとか終了。かたわらの夫、Gのためにがーっかり。

一位じゃなかったら四位になれ、とタイガースについてはそう思っているわけですが、Gが負けると嬉しいのは、これはもう本能です。

以前にクルーンがベイを相手にサヨナラ満塁逆転ホームランを被弾したときには、テレビを見られない環境にいた夫に意地悪メールを送りました。夫から即座に返信がありまして「最悪」と綴ってありました。

そこでまあ一応は安心して、甲子園での試合に切り替え。

2対1、阪神ビハインド。大和クンが盗塁を失敗してツーアウトランナーなし。ここで普通は終わったと思いますよね。私もそう思いました。

ところがところが、野球はツーアウトから、なんて嘘だと思っていたのが、昨夜ばかりは本当になった。俊介、よくやった。桧山さん、えらい。昔は私は桧山ファンだったのですけど、近頃は期待していませんでしたから。

そこからはすごい展開でしたね。新米キャッチャーに苛立っていたらしく、投げにくそうな球児とか、サヨナラの絶好のチャンスにあれ、の浅井クンとか。ブラゼル退場、急造外野手西村投手とか、どうにかこうにか押さえてくれた福原投手とか。

昨夜から今朝にかけて、阪神タイガース公式サイトのファンボードや、各スポーツ新聞のWEB記事を見ていました。

阪神びいきのデイリーさんは「優勝する年にはこんな試合があるもので、記憶に残る名試合だ」といったタッチ。

冷めた記事もあって「負けなくてよかったけど、なんとも締まらない試合だった」でした。

公式サイトにしても「監督ヘボ采配」の非難と「面白い試合だった。こんな試合を楽しめないひとは気の毒」との意見が交錯していました。

いつもROMしているだけの私は、後者の意見に大賛成です。

延長戦というのはわりとだれる試合が多くて、選手も疲れているのか、だらだらーだったり淡白だったりするのですが、昨夜ばかりは一瞬たりとも目が離せませんでしたよ。

中日はいいピッチャーがいくらでもいるのだから、サヨナラできなかったのはしようがないか。残念だったけどね。

とにもかくにも、負けなくてよかった、に一票。こんな珍しい試合を見せてもらっただけでも、私は楽しかったです。人の見解の相違も実にいろいろだなぁ、ってのもありました。ものは言いよう、ものは書きよう、ですね。

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大河ドラマ・龍馬伝part6

師匠!!  などと言うと先方さまは迷惑がられるかと思いますが、勝手に師匠だと決めている幕末研究家の先生がいらっしゃいます。

十年くらい前の先生と私との会話。

「龍馬ってええ加減な奴ですよね」
「うん、いい加減な奴だよ」
「お登勢さんと龍馬の間にはなにかあったんですか?」
「あったかもしれないけど、お登勢はおばさんだから、なんにもなかったんじゃないかな」

そんな会話をしたときか、別のときか、もうひとりの若い幕末研究家の方も含めて、こんな話もしました。

「あの写真の土方歳三は下になにを穿いてるんでしょうね。やっぱり……」
「うん、うちの親父もつけていたよ」
「うちの祖父も穿いてました。土方の歳さんのかっこいい軍服の下は……あれですよね。そりゃあね」
「もちろんでしょ」

というような話やら、当時の色街の話しやら、お会いする機会があれば、先生からはさまざまな幕末の話を伺ったものです。近頃はしばらく会ってませんが、お元気でご活躍のご様子。

軍服の下にはなにを……はいいのですけど、その先生がおっしゃるには、当時の男が妾を持ったり、芸者や遊女となじみになったりするのは、なんら悪いことではなかった、普通だった。

なのに、どうしてなんでしょうね。大河では「新選組!」の近藤さんにせよ、龍馬にせよ、女との関わりを綺麗ごとにしてしまう傾向がある。そこらあたりも現代的解釈なのか、演じる役者さんへの配慮なのか。福山さんや香取くんだからこそ?

あの女に手の早い近藤さんが、あの、気に入った芸妓なんかはじきに妾にしたがった近藤さんが、姉妹そろって妾にしてしまった女もいる近藤さんが、御幸太夫とはああいう仲? ふーん、ですよね。

近藤さんが本当にそんなにたくさんの妾を持っていたのかどうかは謎ですし、姉妹であるとされている「みゆき」と「おこう」は、「御幸」が両方に読めるから同一人物だとの説もあります。が、何人もいたのは事実なのでしょうね。

その点、「龍馬伝」では近藤さんはお龍さんに惹かれているようで、女好きの近藤さんらしいなぁ、ではあるのですが、かわりに龍馬がああ描かれている。

加尾さんとは一夜をすごしたのでしょうけど、さな子さんとはあくまでも固辞。あの描かれ方からすると、あのさな子さんと適当に遊んでぽいっ、はできないかな。そんなことをしたら、重太郎お兄さまに斬られるぞー。

それにしても、龍馬がさな子さんに渡したっていう着物の片袖は? 婚約はしなかったの? 今後もさな子さんと会って、もうひと悶着あるのか。婚約するとまずいのか? 婚約が史実ではないのならしなくてもいいのですが、史実なのにしないのだとしたら、やっぱこれは? 疑いたくなりますよ。

龍馬の心にはまだ加尾さんがいる。他の女となんか考えられない。けれど、後にはお龍さんと結婚する。なのにさな子さんと婚約したら、現代でいうところの婚約不履行ですものね。龍馬はそんなにいい加減な奴ではないのだ、って? ええ加減な奴のくせにぃ、と、私の先入観が発言させます。

「龍馬伝」の描かれ方では、龍馬にとっての永遠のひとは加尾さんでしょう。そしたらお龍さんが気の毒ではないか、とお龍さんびいきの私は思います。そもそも加尾さんは龍馬と恋仲になったという史実はないはずだし。

史実なんてものは、「史実とされている」にすぎないのだから、こだわる必要はないのでしょうか。小説だったら多少はいいと言いますから、ドラマもいいんですよね。

お龍さんと龍馬は結婚するのですが、お元ちゃんとはやっぱり綺麗ごとで終わるのでしょうね。するとあの龍馬は? えええ? 加尾さんとだけ? 遊び相手の女だっていっぱいいただろうに、描いてないだけ? 「龍馬伝」の龍馬には遊び相手の女はいないのか。

ついついそんなふうに考えてしまうのですが、だって、小説だったらあの時代の男はごく気軽に、次から次へと女と遊んでるんですもの。まあ、ドラマではそこまでやると女優さんへのギャラが嵩むし、そういう理由もあってああなるのでしょうか。そうなのかもしれないと考えておくことにします。

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93・ラストクリスマス

このメッチャ暑い、あぢあぢあぢーの残暑に「クリスマス」とは、ではありますが、小説の世界では現実とは別の時間が流れているのですね。

私は暑いのが嫌い。汗をかくのは嫌い。汗っかきですから、夏は嫌いな汗ばかりかく。寒いのも年とともに身体にこたえるようにはなってきましたが、真夏よりは真冬がいい。早く秋にな~れ。

と祈りつつ、小説の「冬」に入り込みます。

タイトルはWHAM! です。ワム! なんで「!」がついてるんだろ? 「うわぁぉ!」みたいな意味のユニット名なのでしょうか。

ポップロックってものは好きで、今どきの欧米シンガーやバンドでも、このたぐいの音楽をやっている人たちは好きです。

ワムはそれほどでもなかったけど、「ケアレスウィスパー」は大好きでした。大好きすぎて聴き飽きました。

郷ひろみと西城秀樹が別々の訳詞でカバーしてましたよね。「抱き寄せてジルバ」だったかな? 郷ひろみの歌のほうのタイトルだったか。記憶はあやふやですが。

主人公は美江子。結婚する前と結婚してから。金子&沢田の恋愛を横目で見ながら、自分自身の恋についても考察しているミエちゃんのストーリィでした。

今回も内容については、このくらいしか書くことはありません。

そこでまた細々。

「くらい」? 「ぐらい」? 発音するとしたら「ぐらい」かな? 書くとしたら「くらい」? 「くらい」「程度」ってフレーズも頻出するし、「わかる」「知っている」「覚えている」「思い出す」「経験」「言う」「話す」。

頻出する同じ単語に頭ぐちゃぐちゃ。

「こと」というのもありますよね。思い切り使うとすると、こう。

「あのことを考えていることがいやになっているということを、悟られないようにすることに労力を使っているということが、私の一番のつらいことなのだ」

うう、悪文。ほんと、文章ってむずかしい。最近はこればっかり書いてますね。

なにがむずかしいと言って、冒頭の一文としめくくりの一文、これです。特にラストの一語です。そんなにむずかしいんだったら書くのはやめたら? と言われそうですが。

とにもかくにも、現実世界も早く涼しくなあれ。暑すぎると文章もメッチャ乱れます。

あまりに早くクリスマスには来てほしくないけど、涼しくなってほしい。昨夜はお酒を飲んだのでよけいに頭ぐっちゃぐっちゃ~。

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新選組!(ほんのジョークですが)

トシちゃんとハジメちゃん

①04/9/9

 「ちょっとした一幕」

 市中見回りから帰ってきた斎藤一が、怪訝な顔をしてしきりに首をひねっている。土方歳三はなんの気なしに声をかけた。
「ご苦労さん。どうした、奇妙な顔をして。なにかあったのか」
「いや、このごろよく会う娘がいるんだが」
「娘?」
「そうなんだ。いつごろからかは忘れたが、俺が見回りに出るとよく出くわす。私用で出かけるときにもたまに顔を見る」
「ふむ、それで?」
「その娘が近頃ひどく赤い顔をしているんだ。熱でもあるんだろうか」
「……それはなにか。おまえの顔を見ると赤くなるのか」
「そうかもしれない」
「綺麗な娘か」
「そんなところまでは見てないからわからん」
 赤い顔をしてるのは見てるんじゃねえか。顔立ちは見ていないとは、この男はどういう目をしているのだと、土方は呆れた。
「で、それがどういう意味なのかわからんのか」
「意味? 娘の顔が赤い意味か。だから、熱でもあるのかと」
「もういい、好きにしろ」
「なにか別の意味があるのか。土方さんにはわかるのか」
「もういいって」
 なんだかわからないがむかむかするので、土方は縁側で寝そべっていた若い隊士の腕枕を蹴飛ばした。わっ、と叫んで隊士が飛び起きる。
「副長! 副長のご面前で居眠りなどしまして……まことに、あの、まことに……ご無礼を……」
「いいさ。疲れてるんだろ。寝てろ」
「は、はあ」
 歩み去っていく土方の背後に、飛び起きた隊士と斎藤の会話が聞こえた。
「土方さん、なんか変だな」
「そうですかぁ。どうかされたんでしょうか」
「さあ」
 変なのはおまえのほうじゃないか、勝手にしろ、と土方はひとり毒づいたのであった。

続く

②04/9/17 

 「恋の道」

 おまえは恋をしたことがないのか、と土方は斎藤に尋ねた。ないなあ、が返事だった。
「知れば迷い、知らねば迷わぬ恋の道というが……」
「それは誰の言葉だ。聞いたことがないな」
「いや、俺だがな」
「土方さん?」
「いいんだよ、どうでも。にしたってよ、おまえって野郎は鈍感至極だ。相手の娘が気の毒になってくるよ」
「相手の娘なんてものはいないから大丈夫だ。俺からすれば土方さんの相手の娘のほうが気の毒だと思うがね」
「なんでだよ」
「おのれの胸に聞いてみればいい」
 ううっ、と土方は返答に詰まった。こほこほ咳をしてから、斎藤が見ている男に目を向けた。
「恋に迷うとああなる、のかな」
 視線の先をたどっていってみると、ほっそりと少年じみた姿がある。斎藤よりも年長なのだが、改めて考えてみてはじめて、ああ、そうだったか、忘れてた、となる彼は沖田総司。のほほんとした顔で若い隊士たちと冗談を言い合って笑っている。と、斎藤が言った。
「彼は恋をしているのか」
「いないのか」
「俺にはそうは思えん。八木家の娘はあきらかに彼に惚れてるようだが、沖田がなにをどう考えているのかはわからない。彼は謎だ。女以上に謎だ」
「おまえ……」
 ふたりの視線がからまり合う。
「実は案外……」
「案外、なんだろうか」
「いや、いいよ」
「土方さんはこの間からそればかりだ。言いたいことがあるならはっきり言ってくれ」
「いや」
 言いたいことがあるような気もするのだが、考えがまとまらないのでどうしようもない。斎藤は案外恋の道を知っているのかもしれない、と考えてみたり、まさか、あり得ない、と打ち消してみたりする土方だった。
「言いたいのはだな、今の俺たちには恋どころじゃねぇってことさ。そうだろ」
「その通りだ」
「わかればいい。しっかり励んでくれ」
「そのつもりだが」
 あんたはいったいなにが言いたいんだ、と見上げる斎藤に曖昧な微笑を投げかけてから、土方は沖田のほうへと近づいていった。

続く

③04/9/21

 「そして……」

 不純な動機なのは重々承知しているが、好奇心に勝てなくなって、土方は斎藤の率いる彼の部下たちとともに町に出た。あれだ、とそちらは見ずにしゃくった斎藤の顎の先には、頬をぽっと染めた美しい娘がいた。
「……もったいねえ」
「なにが?」
「おまえ、本気でなんとも思っていないのか。あの娘になんの気もないのか」
「気もなにも、知らない娘じゃないか」
「これから知り合うんだよ。最初は誰だって知らない同士だ」
「ふむ」
「いいんだな」
「だから、なにが」
 泰然自若の斎藤と、こういうときにはどうしても気もそぞろになってしまう土方と、土方が斎藤よりも十も年上だなどとは、信じない者が大勢いそうに思える。近藤勇にこんなところを見られたら、おまえはいい年していつまでそんななんだ、みっともない、と叱りつけられるであろうが、こればっかりは男の性だ、しようがねえんだよ、と土方は心でいいわけした。
「先に行ってろ」
「土方さん?」
「いいから行ってろ。俺はちと野暮用ができた」
 ため息ひとつ残して、斎藤が隊士たちを連れて行ってしまうと、土方は娘に近づいた。娘が一歩後退する。
「あ、あの……」
 怖気づいたのか顔色をなくしている娘を、土方はためつすがめつした。若いころはこんなことばっかりやってたっけな。久しぶりにこうして若い娘に近づいて声をかけようとしている。京の町では玄人の女だけを相手にしていたから、こんな行為は新鮮だった。
「あんな鈍感野郎はほっときな」
「あの……ええと……」
「あいつは斎藤一というんだが、知ってたか」
「はい、あの、お名前だけは」
「そうか。斎藤は仕事が忙しい。恋をしてる暇もないんだそうだ」
「……そうどすか。そんならうち……すんまへん。お仕事の邪魔になるんどすな。わかりました。もうこんなことはしまへん」
「俺だったらいいんだけどな」
「え?」
「ちょっと歩かないか。俺は暇なんだ」
「……けっこうどす」
「まあそう言わずに」
「あの、いったいどういう意味どすんやろか」
「あんたもなかなか鈍感だな。あんな奴のことは俺が忘れさせてやろうと言ってるんだよ」
「そんなん、けっこうどす。忘れんでもええんやもん。邪魔にならへんかったらええんどすやろ。二度とあの方に顔は見せんといて、胸のうちで想うてるだけにします。うちはそれだけでええんどす」
「うー……ん、そうなのか」
「おなごはそういうもんどす。ほんなら」
 腕が鈍ってきやがったかな、土方は苦笑した。素人娘にいきなりああ出るのはまずかったかもしれない。ま、いいか。ふられたのも久しぶりで新鮮だ。土方は娘が小走りで去っていったほうを見つめてから、早足で斎藤たちのあとを追った。
「おまえの邪魔は二度としないんだそうだ」
 やがて追いついた斎藤に、土方は言った。隊士たちにまでは斎藤と土方のさきほどの内緒話は聞こえていなかっただろう。やや離れて歩いていたのが好都合だった。
「土方さんはあの娘を追い払いにいったのか」
「そうだ。よけいなお世話だったか」
「べつだん邪魔になるわけでもないが、俺はどっちでもいい」
「まったく、つめたい男だね」
「そうかもしれない」
 うなずいておいて、斎藤は皮肉な笑みを見せた。皮肉と感じるのは、あるいは土方だけだったかもしれないが。
「あんたは意外に暇人なんだな」
「俺はおまえのために……いいよ。なんとでも言え」
 実はなにもかも察してやがるんじゃないのか、こいつ、と斎藤の顔を凝視してみたが、その澄まし顔からはなにひとつ読み取れなかった。

おしまい

著者の言い訳

あのですね、これはですね、私がかつての大河ドラマで(そう言えるほどにたくさん見たわけではないのですが)もっとも好きだった「新選組!」のトシちゃんとハジメちゃんの寸劇です。私が勝手に書いたものです。

土方歳三は山本耕史、斎藤一はオダギリジョー。彼らの声で彼らの演技で彼らのルックスで、こんなシーンを演じてほしいと、妄想して当時、書いたのでした。

もう六年も前になるのですね。時のたつのはなんと早いものだと、ありふれた感慨を抱きつつ、どうも失礼致しました。

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92・BASEBALL KID'S

こうして続きもの小説を書いていますと、どこまで以前の作品について説明したらいいのだろう、と悩みます。

フォレストシンガーズの五人は大学の合唱部の先輩、後輩で、本橋真次郎と乾隆也が年長、本庄繁之は真ん中だからサンドイッチシゲ、木村章と三沢幸生は最年少。

といった基本的説明は、毎回書いたほうがいいのでしょうか。誰と誰は友達で先輩で後輩で……だとか、誰々の体型はどうのこうので、って、あんまりやると煩雑になるのかなぁ、と、悩んでばっかりで、適当なあたりでまあまあ、となっているのですけどね。

その点、新選組同人誌に新選組の小説を書いていますと、読んで下さる方はまちがいなく、「新選組」をよく知っている。メンバー紹介なんかしなくていいし、誰がどういった性格で、なんて部分までをよく知っている。

気楽ではあったのですが、むろん、私が「彼はこういう人間」だと思って書いていても、読んで下さる方には感覚がちがっていて、「歳さんは女性にこんなことは言いません」と言われたりもしました。

だって、私の歳さんはこう言うんだもん。って、ぼそっと反論したりして。

と悩みつつ、いまだフォレストシンガーズを書いております。私の小説を読んで下さっている方がいらしたとして、疑問に感じた点やら、説明不足だと思われた点がありましたら、ご指摘いただけるととっても嬉しいです。

今回は野球ネタ。野球といえば本庄のシゲちゃんです。彼は私と同じ趣味で、阪神タイガースファンです。

「一番、センター、赤星」

ってジョークで書きたかったのですけど、書けなくなってしまいましたね。赤星選手が引退するだなんて、「BASEBALL KID`S」を書いていたころには想像もしていませんでした。

タイトルは浜田省吾「BASEBALL KID`S ROCK」より。浜ショー氏は広島出身ですから、カープファンなのでしょうか。広島カープファンの芸能人はけっこういる。広島出身の芸能人がけっこういるせいですよね。

一度、野球の試合ってものが書いてみたくて、それだけで書いた短編です。マンガチックなラストシーンになってしまいましたが、こういう感じにしたかったのですよ。

野球の試合なんてものは書くのはむずかしいのですが、楽しくもありました。

RPGネタも書きましたが、これまたむずかしい。ストーリィが頭の中にあって、それを文章にするということも、本当にむずかしいのだなぁ、です。

こうして野球熱が再燃したシゲちゃん。この前にも後にもシゲちゃんの野球ネタはあります。なにしろ著者が好きなものですから。

一旦は諦めかけて、四位になってしまったら? と自棄台詞も書きましたが、今年は九月もセ・リーグは熱そうです。残暑もきびしいでしょうけど、この時期にも「もしかしたらあり得る?」とわくわくしていられるのだから、それだけでも楽しい。

優勝はしなくてもいいし、一位通過してもCSで負けそうだから、そのほうがいいかも、とも思っているのですが、まあ、ファンは応援するだけですよね。

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