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2010年3月

64・ラストダンスは僕に

もともとは誰の歌なのでしょうか? 日本でもたくさんのシンガーが歌っている「ラストダンスは私に」

お笑いではない本家ドリフターズでしたっけ?

日本では「ラストダンスは私に」となって女性の歌ですが、もと歌は「ラストダンスは僕に」なのだそうです。

もと歌の訳詞をを読みますと、こんな感じ。

「きみは誰と踊ってもいいよ。でも、ラストダンスは僕のために取っておいて。誰と楽しくやっていてもいいけど、ラストは僕の腕の中に戻っておいで」

取りようによっては、僕を忘れたら許さないぞー、と脅迫しているように聞こえなくもない歌詞です。

「あなたは誰と踊ってもいいけど、送ってほしいと言われても断ってね。ラストダンスは私と」

女性の場合も脅迫と取れなくもない。などと考える著者はひねくれているのでしょうか。はい、ひねくれてます。

日本で「ラストダンスは僕に」タイトルで歌っているのは、著者が知っている限りでは上田正樹ただひとり。他にもいるのかな。レゲエのリズムにアレンジした、上田正樹のこの歌も大好きです。

原語で歌っていれば「僕に」なのでしょうけど、日本語に訳すと「私に」になるのですね。英語では僕も私も同じですけど、日本語はややこしいってことでしょうか。英語は苦手な著者でも、原語では「あなた」が踊る相手が「GUYS」なので、そこは聞き取れて、男性の歌だとはわかるのですけどね。

まあ、そんなことはどうでもいいんですけど、この小説のタイトルとしては、「僕に」でないとあてはまらないのです。

主人公は隆也。

ミエちゃんと章と幸生はしっかり気づいている。あとのふたりは気づいてないのは毎度のことの、隆也の恋。

その恋には大きな障壁がありまして、例によって隆也は今後しばらく、それをねちねちとひきずることになります。

フォレストシンガーズの面々はある程度までしか年を取らせたくないというのがありまして、そうすると、さて、どの時点で終息すべきか、とも考えています。

ラストストーリィがいくつかありまして、まったくちがった終わり方をしたりして……そういうのも昔にもやったのですが、読んで下さる方を混乱に陥れるか? はたまた……などなど、現時点では悩み中です。

いずれにせよ、物語自体のエンドマークは、 当分先です。まだまだ執筆中ですので。

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63・想い出の渚・幕開け

この物語は三部作になっていまして、ここから「幕開け」です。

「想い出の渚」はグループサウンズナンバーの中では、著者の好きな曲トップ3に入ります。湘南サウンドともいえるのですね。

ワイルドワンズ……現在でも活動はしているみたいで、近くジュリーとジョイントライヴをやるようです。

いつだったかなぁ。著者がまだ独身で、彼氏もいなかったころ、女友達とクリスマス近くのある日に、神戸のライヴハウスというか、そのような店で食事をしました。

何年だったのか、本当に神戸だったのか、クリスマスイヴだったのか、そうではなかったのか、そのあたりの記憶は曖昧なのですが。

ともあれ、そのようなシチュエーションで食事をした店で、生演奏を聴いたのです。

もとワイルドワンズの鳥塚繁樹氏のバンドでした。「想い出の渚」も歌ってくれました。鳥塚氏も若く、著者はもっと若かった。しみじみ。

大好きなこの歌をタイトルにした三部作の、主人公は美江子です。

恋をして、仕事とのかねあいをつけられなくて、その恋は捨てた美江子。

当分は恋はお預けにして、仕事に生きるんだ、との決意は、美江子は何度もしているのですね。しかし、また恋をする。ミエちゃんはけっこう恋多き女です。

もてもて女やもてもて男を書くと、「なんでこのひとはこんなにもてるの? それほど魅力的だとは思えないけどな」と、読んで下さった方に言われたりするのですよ。

乾くんや金子くんやミエちゃんももてるのですけど、魅力的ではないかなぁ。彼や彼女を魅力的だと思うひともいるってわけで……なはは、またまたごまかしておきましょう。

そうして恋を捨て、仕事に生きると何度目かの決意をしたミエちゃんに、ある意味では衝撃的出来事が……そこから「想い出の渚」が展開していきます。

イベントでの共演者たち。よく出てくる夢の話し。乾くんも恋してる? の話し。乾くんに恋してた女性との再会。

そのようなストーリィの中、浜辺から連れ立って帰ってきた彼と彼女を見て、変なところばかり鋭い幸生が悩んでいたりもします。

さてさて、どうなることか。。。

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62・ハートブレイクボーイ・再び

10「ハートブレイクボーイ」の続編といいますか、あれから何年もの時がすぎ、心境も境遇も変わった彼らのストーリィです。

三沢幸生作詞、木村章作曲の「ハートブレイクボーイ」は結局、CD化はされていなかったのですね。

正編は章、続編は真次郎が主役です。

ごく短いこの物語の中では、変わったようで変わっていない章や幸生を、リーダーがじっと見ています。

複雑な気分で、マネージャーのことも見ています。乾くんのことももちろん見ていて、シゲだけは変わってないな、いやいや、あいつは結婚したんだし……みんな、変わっていくのは当然だな、と思っているわけです。

ここらへんって著者の気分にも近いものがありますね。

子供のころ、高校生くらいのころ、なんてあたりもすこしは書きました。

ウルトラマン大好き少年、理屈っぽい文学少年、素朴な野球少年、少年合唱団で天使の歌声を張り上げていたお喋り少年、ネクラロック少年、気の強い長女気質少女。

メインキャラの子供時代はこんな感じで、そしてそして……なのです。

大学生時代はたくさん書きました。フォレストシンガーズを結成して、デビューできずに鬱勃としていた時代も、デビューしてもちっとも売れなかった時代も。

そんな彼らがすこーし売れてきて、成長して大人になってきた。著者にとっては彼らは愛しいわが子なのですから、感無量だったり、しみじみしてしまったり、寂しかったりもするわけです。

そりゃあね、人はとこしえに同じでなどはいられない。

変わったな、だったり、変わってないな、安心したよ、だったり。そうして彼らは今後もゆらゆらふらふら、歩き続けていくのです。

大人になった彼らを書くのも好きですけど、学生時代をもっと書きたい、と思ったりもするのですよ。

ラストシーンはフォレストシンガーズライヴ。

ライヴってものは聴衆としては何度も何度も見ましたが、ステージ側に立った経験は一度もないのです。スポットライトを浴びているサイドのひとの気持ちなんてものは、著者には想像するしかないのですが……むずかしいですね。

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番外19・みだれ髪

時期的にいくぶん前後しまして、先走っている部分もあるのですが、金子将一主役の番外編です。

金子くん主役としては三つ目になるこの短編のタイトルは、与謝野晶子の短歌です。

一時、短歌を勉強していました。通信教育でご年配の女性歌人の方の添削を受け、短歌の基本は学べたと思います。

一、二度は褒めていただけたり、「梅の香りはきらめきません」と指摘されたりもしたのですが、香りをきらめくと表現したらいけないのかぁ……んんん、不自由だな、と思ったりもしました。

いずれにせよ、みそひと文字は著者には短すぎて、小説を書くほうが好きだな、となった次第です。

そのころから短歌や俳句の本も買い、何冊かの関連書籍を持っています。

与謝野晶子は好き。美しくなまめかしく艶やかな、女の歌、でしょうか。情熱的で熱い血潮がたぎる、情念の歌?

「みだれ髪」は与謝野晶子さんの代表歌集で、ここで取り上げた歌は代表中の代表ですよね。

ストーリィとしましては、金子将一の恋がメインテーマです。

三角関係? 本当に? といった顛末もありまして、結果的には恋は終わる。

語彙も表現力も乏しい著者には描き切れない、ややこしーいぃ頭や心の回路を持っている金子くんは、書きにくいひとです。

以前に、そんな金子くんが大好き、と書きましたが、大好きとも言い切れないかな。

基本的には好きなタイプなのですが、身近にいたら腹が立ちそう。莢子さんの気持ちも、愛理ちゃんの気持ちもわかるけど、私はそんなふうには彼とつきあいたくないな。

「あなたが俺と? いえいえ、よろしいでしすよ。ためしにいかがですか」

「けっこうです」

「そうですか。安心しました」

むかつくわ。あんたのその綺麗な顔に……どうしましょ?

今後も主役としても脇役としても、たびたび出てくる金子くんの動向に目が離せない、なんてのは著者だけ? 読んで下さる方もそう思って下さると嬉しいのですが。

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61・ルシアンヒルの上で

レッドウォリアーズ「ルシアンヒルの上で」

ZIGGYと同時期に活躍していたバンドなのですよね。著者はこのあたりのバンドが売れていたころは、音楽を聴かなくなっていた時期に当たりますので、リアルタイムでは知らないのです。

たしか、レベッカのメンバーだったひとが結成したバンド?

そういったことも後年になってから知り、好みの音楽だとなって聴くようになりました。だけど、著者はZIGGYのほうがより以上に好き。なんのせいなのかは、素人なりに考えてはいますが、当たってるんだかどうだかわかりませんので、ここには書かないでおきます。

それはともかく、この歌は好きです。こういったセンチメンタルなタイプの、バラードふうのロックも好きです。

この間、別のところに「私の好きな歌」という文を書いて、そのうちの大半を小説のタイトルに使わせてもらっていると再確認しました。

主人公は、フォレストシンガーズストーリィには二度目の登場の小笠原英彦、ヒデです。

ヒデも学生時代は土佐生まれの明るくて元気で、すこし乱暴者の面白い男の子だったのですが、フォレストシンガーズを脱退してからは人間が変わってしまいました。

未練と後悔と、俺がこうなったのは……との責任転嫁と、そういう気持ちは著者にはわかるのですけど、暗くなってしまいました。

ですので、彼が主役の短編もいくつかはあるのですが、トーンが暗鬱と申しますか。読んでいて楽しいものではないと思います。

怒りっぽいリーダーだって、ヒデをよくは知らない章だって、気にかけて、どうしてるんだろうな、と思っているのですよ。

シゲはもちろん、幸生だっていつもいつもヒデを思ってる。ミエちゃんも、徳永くんや酒巻くんも、ヒデに会いたいと願ってる。

乾くんは敢えて、去っていった者は追うまい、と考えているのですけど、そろそろほとぼりは冷めただろ? 出てこいよ、と思っています。

かつての仲間たちがそんなふうに考えているとは知らず、自分を裏切り者、人生の敗残者、と見なしているヒデなのですから、トーンが暗くなるのも当然でしょう。

そんなヒデがいつかは? どうなるのでしょうね。著者も……はい、それはまた、ヒデが登場したときのことにしましょうか。

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60・The song and you are my lives

小説の中でシゲちゃんがタイトルをひねり出すために四苦八苦していますが、これは著者の心境をモロに反映しています。そういうことです。

初に世に出る本庄繁之作曲、フォレストシンガーズオリジナル曲がタイトルです。主人公はもちろんシゲ。

三角関係だのなんだのかんだの、苦手な分野の騒動に巻き込まれつつありながらも、恭子ちゃんと熱愛連続中のシゲはハッピィ最高潮です。

「横須賀数え歌」から物語が開始されているのですが、これはもちろんジョークです。フォレストシンガーズはこのたぐいの歌は歌いません。

著者は演歌(幸生の書いた「横須賀数え歌」は演歌なのかな?)は基本的には好きではないのです。私は日陰の女でいいの、だとか、あなたにつくして捨てられて、だとか、着てはもらえぬセーターを……だとかいった歌詞に苛々します。

が、たまには好きな演歌もあるのですよ。

「火の女」、「天城越え」、「夜桜お七」、「紅い糸」、なんてあたりは好きだな。激しい女の歌はけっこう好きです。

いえ、演歌の話しはどうでもいいのですが、脇道にそれるのは毎度でしたね。

恭子ちゃんと喧嘩して珍しく怒っているシゲ。シゲって嫉妬深いところがあるんですよね。それだけ恭子ちゃんを愛してるってことさ。勝手にして~

沖縄での夏の恋を思い出したり、幸生の不可解な言動やら、周囲の先輩たちの言動やらに頭を悩ませつつも、俺にはこういうのは向かないよ、鈍感堅物シゲだもんな、と自覚しているわけです。

そんなある日、シゲは夢を見ました。

夢バナも著者はよく書くのですが、夢には深層心理があらわれる場合もありまして、それも一種の自らの創造物であるとの乾くんの台詞は、私の気持ちそのまんまです。

その夢の中でみんなで歌った歌を、シゲが譜面に起こしたものが今回のタイトルでした。譜面に起こすなんて技はまったくできない著者は、シゲちゃんだってそういう才能があるんじゃないの、いいな、いいな、であるのでした。

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番外18・18 And Life

18が18歳。スキッドロウです。

ロンドン土産にもらった「ROCK100」というCDで、スキッドロウをはじめて聴きました。ハードロックバンドですが、この曲は彼らにしては珍しいバラードです。

主人公は燦劇のエミー。ニックネームはエメラルドのエミー。本名は本人が激しくいやがっていますが、書いてしまったのでここにも書きましょう。鈴木一夫くんです。

鈴木一朗だったらよかったのにね。それも誰かとまちがえられるからいや?

日本に多い姓ナンバーワンは「鈴木」ですが、大阪は鈴木よりも吉田のほうが多いでしょうか。田中も多いけど、鈴木さんという知り合いは案外多くありません。

かく言う著者も本名は平凡な姓なのですが、旧姓はかなり変わっていました。日本珍姓奇名辞典ってのにも載っていない姓でして、日本中探しても親戚以外にはいないのではないかと思われる、変な姓です。

幼いころから姓に苦労させられていましたので、「鈴木一夫」「木村章」なんて名前のほうがいいじゃない、少なくとも、まちがえられる心配はないでしょ、と思っています。

著者の名前なんてのは、正しく読んでもらえたためしはめったにないのですよ。結婚して平凡な姓に変わって安心したくらいです。

そのせいか、著者は名前にはこだわりがありまして、キャラたちも自分や周囲の人々の姓名をあれこれ言うのです。

ちっちゃなころから悪ガキで……のエミーは、幼稚園で武者小路蒼くんと出会い、長ずるにつれて自分の名前がいやでいやでたまらなくなり、それとは関係ないけど不良になっていき、高校を卒業してビジュアル系ロックバンド「燦劇」を結成します。

蒼くんがサファイア、ファイです。

まあ、ファイと較べればエミーは不良といっても可愛いものなのですよね。彼はわりと常識的なのですけど、俺ってロッカーなんだもーん、ちょっとワルなほうがかっこいいもーん、と思っているのですね。

そんな燦劇がフォレストシンガーズと同じ事務所に所属することになり、お兄さんたちとも関係が深まっていく。それとは別に私生活でもなんだかんだとあり……といったストーリィです。

この後、フォレストシンガーズストーリィにも彼らは出てきます。燦劇のパール主役の短編もあります。

フォレストシンガーズの面々は中身は古風だったりもしますので、そう書きにくくはないのですが、燦劇ともなるとね。

本当に若くて語彙は貧困で、一人称にすると書きにくいことおびただしい。今どきの若い男の子がこんなことを考えるか? ってのもありまして。

著者だって語彙は貧困ですが、さらに言葉を知らない人種を一人称で書くのは実にむずかしいと、日々痛感しておりますです。はい。

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59・今日を生きよう

オリジナルはグラスルーツ、日本版はテンプターズの「今日を生きよう」です。この歌も大好き。

しゃーらーらららー、when for todayですよね、英語は? 

それが日本語では、しゃーらーらららー、おまえが、となる。

著者が先に知ったのはテンプターズのほうでしたか。それからグラスルーツのもと歌も聴き、どちらも好きになりました。

グラスルーツのアルバムがほしくて、日本でも探したけどない。ロンドンに行ったときにも探したのですが、ありませんでした。アメリカにだったらあるのでしょうか。

カセットテープには入っているのですけど、カセットは音が劣化してしまうので、CDがほしいなぁ。

昔の歌を集めたカセットはたくさんたくさん持っているのですけど、CD化はされていないアルバムもあるんですよね。音がだらららーんとなったカセットの数々、捨てるに捨てられずに取ってはあるものの、どうしようかな。

で、主人公は幸生です。

幸生の初の本格的単独仕事は、もと合唱部キャプテンの高倉誠氏によってもたらされました。アメリカ黒人ソウルシンガー、バスのデューク・スミスと、女の子みたいな声のユキちゃんのデュエットです。

その仕事はジュリーのトリビュートアルバムなのですが、それって現実にはまだないような……ジュリーが作ってほしくないのでしょうか。

ならばフィクションでってわけで、勝手に作ってすみません。

その関係から春日弥生さんと知り合いになります。春日っていうと現在ではかなり有名なお笑いのひとがいますが、春日弥生さんを創作したときには、彼は知りませんでした。ま、弥生さんも一種お笑い傾向のある大阪のおばちゃんだから、いっかー。

アルバムに参加する金子さんとの触れ合いやら、徳永くんとの触れ合いやら、ヒデを捜索したいと願っているユキやら。

猫がらみでの昔の彼女との再会やら。彼女はすでに……といった、ありがちなストーリィも出てきます。

今回はGSの歌が散りばめられた短編でして、タイトルもそれふうです。

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58・Tシャツに口紅

ラッツ&スター「Tシャツに口紅」。

この歌をはじめて聴いたのはいつだったか。そこまでは覚えていないのですが、びびびーんっ!! でした。それ以来、私の好きな歌のベスト3に必ず入るほどに大好きな歌となりました。

オリジナルは私のイメージでは。

ちょっとヤンキーの男の子と女の子。長年つきあっていて、お互いの気持ちは手に取るようにわかる。

別れ話を切り出したくて、つらくて言えない彼の気持ちを察している彼女。

「これ以上、きみを不幸に、俺、できないよ」

「不幸の意味を知ってるの?」

そんな会話。

鈴木雅之さんが歌っているとそういったイメージなのですが、他のひとがカバーしていると、またちがった感じになって、大人っぽくもなるのですね。歌うひとによって歌の感じもずいぶん変わってくるものだなぁと。

いずれにせよ、誰が歌っていても大好きな曲です。

本編の主人公は隆也。

夢やら妄想やらのストーリィの中に、隆也の心の真実が忍び込む? ストーリィはとりとめもないのですが、妄想話しの前の星、金子と同席していた店に、水無月優衣ちゃんがいたのですね。

金子、乾は優衣ちゃんを知りませんが、星さんも気づいていなかったのかな。その話しは「海は恋してる」のラストに出てきます。

このストーリィのラストが、「Tシャツに口紅」です。

夏になると各地で行われるイベント。海辺で芽生えた「ひと夏の恋」。この話しにつきましても、別の視点で書いています。

隆也くん、あいかわらず他人のことばっかり考えてるよね。というようなお話しでもありまして、タイトルと内容はシチュエーションがちがうのですが、「Tシャツに口紅」にラストのラストでたどりつくのでした。

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番外17・ロージートワイライト

本編には歌詞はありません。主人公、酒巻國友のラジオ番組名、及び、そのタイトルをつけた金子将一オリジナル曲の題名でもあります。

金子くんは主義とその他諸々の理由とで、歌詞は書かないのです。彼は言語学者志望でしたので、言葉をひねくるのは好きですが、それだけにややこしく考えすぎる傾向もあるのですよね。

主人公は酒巻くんですので、金子くんの話はこのへんで。

冒頭では酒巻くんが、フォレストシンガーズ、金子、徳永、柴垣、のプロミュージシャンになっている先輩八名についての考察をしています。

考察とはいってもルックスや声やといった、他愛ない部分ですけどね。

そもそも著者は、本題とはあまり関わりのないどうでもいいことを書くのも趣味でして、ユキちゃんじゃないけどよく脱線して、どうでもいいことをだらだら書いていたりするのです。

ミステリだったら、「これは伏線か」などと思われてしまったりするのかもしれませんが、もっと言えば著者の書くものはすべてが「どうでもいい」ことでしょうから、ま、いいか~

それでも、一応は話がなりたっていますかね。どうでしょう?

そうやって考察していた先輩八人を、酒巻くんのラジオにゲストとして呼ぶという企画が実現しました。

それに伴い、彼らとの昔の触れ合い、現在の触れ合い、彼らに対する別々の想い、などなどについても、酒巻くんは想いを漂わせていきます。

本橋さん? 怖い。

乾さん? 愛してます。

シゲさん? いいひとだなぁ。

三沢さん? あなたのおかげで僕も無口ではなくなりました。

木村さん? よくわかんない。

徳永さん? びびっちゃうよ。

柴垣さん? ひええ、逃亡したい。

金子さん? ただひたむきに尊敬してます。

ひとことでいえばそんな感じです。

そうして仕事も終わり、金子、柴垣、酒巻の三人でお酒になり、先輩たちがごちゃごちゃやってて、酒巻くんは「向日葵」のマスターに妙な行為をされる。

「向日葵」という店も、けっこういろんな出来事の舞台になるのです。ここのマスターってなにを考えているのでしょうね。今度は彼を書いてみようか……むずかしそう。

そしてそして、「向日葵」で金子さんが酒巻くんにくれた楽譜、「ロージートワイライト」。そこでエンドマークがつくのでした。

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57・サイレントナイト

説明する必要もないタイトルは「きよしこの夜」です。

「きよしこ」っていう名の女の子がいて、その子の夜なのであろうかと考えていた少年の出てくる小説を書かれたのは、重松清氏でした。

きよしこ、なんて想像しなかったけど、私も「台風一家」ってどんな一家? と首をかしげた覚えもあります。

野球のポジションはなんとなくわかるけど、バッターってどこにいるの? と疑問を覚え、母や弟に「守備についてる選手が打席に立つとバッターになる」と教えてもらっても、んんん? だった記憶もあります。

子供の想像力は面白いですね。著者の場合は単なるもの知らずですか。

いつも脱線してますが、そんなわけで、ではなく、主人公は美江子です。

燦劇登場は、フォレストシンガーズのみんなに多かれ少なかれショックを与えました。著者もビジュアルロッカーを間近で見たことはないから、見たら口をあけて見とれてしまいそうです。

ビジュアルロッカーの先駆者ともいうべき「NOVELA」っていうバンドだったら、ライヴに行ったのですよ。

大阪出身の彼らはステージで「これで、故郷に錦を飾れたかなぁ」と言っていました。小さめのホールでしたけど、彼らの印象は鮮やかです。

キーボードのひとはミニスカートを穿いていたような……ヴォーカルのひとは髪にきらきらの髪飾りをつけていたような……私はベースのヨシローさんのファンだったな。

そうそう、ライヴ前にホールの外で並んでいたときにも、ものすっごく綺麗な男の子を見たのですよ。私の近くにいたその子は長い髪をして、ピンクの口紅をつけていました。ついつい凝視していると、彼が友達に言っているのが聞こえてきました。

「俺なぁ、エックス脚やねん」

がくっ……でもでも、著者が若いころに唯一行った日本のロックバンドのライヴは、いろいろと細かく楽しく覚えています。

本題のほうは、美江子がマネージャーとしての仕事をしつつ、乾くんとドライヴをして昔を思い出したり、ニーナさんがフォレストシンガーズの仲間たちに話した話の真相はいかに? と考えてみたり。

乾くんの恋について想像してみたり、ワンパターンの事件があったり。

ラストは恭子&シゲの新居でのクリスマスイヴイヴパーティです。

そして、美江子の「予感」。さて、この顛末もいかに?

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56・あんなにこんなにそんなにどんなに

ああ、日本語はむずかしい~

ってわけでして、シゲが前回のストーリィの中で提案した「あんなにこんなにそんなにどんなに」の歌が一応完成し、今回のタイトルになりました。

主人公は本橋真次郎。

燦劇との関わりもあります。

ニーナさんの話しに頭を悩ませたり、徳永くんと再会して口喧嘩をしたり。

徳永くんは彼自身のストーリィと、他人のストーリィに脇役で出演するときとは印象がちがうのですが、それだけわかりにくい奴だってことでして。

ミズキとその友達、ココちゃんも登場します。ココってほんと、ジザベルさんと似てますね。ぷふふ。

フォレストシンガーズストーリィを書きはじめた当初は、外見の描写はなるべくせず、声の描写に力を入れようと決めていました。

しかし、声の描写って実に困難なのですよね。音楽にしても人間の声にしても、この著者が描写するには荷が重過ぎます。

それでもできる限りはやっているのですが、語彙が足りない。情けなくなってくるのです。

で、ルックスの描写もそろそろっとやるようにはなっています。

彼らの身長についてもはっきりとはあまり書かなくて、本橋、乾、シゲ、幸生、章が年齢も身長も同じ順番、程度しか書いていなかったのですが、ここで五人とも身長がはっきり出てきますね。

章がこだわるから悪いんだよぉ。

男性の身長コンプレックスって、かなりのもの? 近頃は女性も長身のほうがかっこいい風潮になってきていますが、それでも、女性は小さくても可愛いっていうのがありますから。

少年は小柄でも可愛いけど、可愛いといったタイプではない男性や、可愛いなんていわれたくない男性やら、そんな年でもない男性やらは、背が高くなりたいですよね。

かく言う著者も、長身の男性が好みですし……

「茜さんは小さいのに、あつかましいわ」

とか言われたこともあります。。。

それはさておき、ここで以前から名前だけは出てきていたグラブダブドリブが姿をあらわします。

グラブダブドリブは全員超美形、音楽的テクニックも最高、全員長身、全員ちがったタイプの超かっこいいロックバンド。

そのコンセプトで書き始めたのですから、これでいいのです。でないとグラブダブドリブではないのです。

「日本のロックバンドにはたいしたのはいないけど、いいんだもん。私にはグラブダブドリブがいるんだもーん」

なんて、著者はときおりひとりごとを呟いていたりしたものです今後はグラブダブドリブとフォレストシンガーズとの関わりが深まっていき、著者としては嬉しいな。

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グラブダブドリブの中でも著者の一番のお気に入り、中根悠介です。

55・君といつまでも

加山雄三さんですね、「君といつまでも」。

憂歌団もこの歌を歌っているのですが、ものすごーく雰囲気がちがいます。

で、主人公はシゲ。「君」とはもちろん恭子ちゃんです。

現代は現代だからこそ、男性も女性も多種多様。シゲちゃんみたいなタイプの男から見れば、存在が信じがたいような燦劇の面々との出会い。男も女も型にはまらないほうが面白いですよね。

ミズキちゃんの謎の言動は、この後、別のストーリィで種明かしをする予定です。

ニーナさんとシゲちゃんが食事に行き、ニーナさんのほら話しのような、一部は本当でもあるような話が三つ出そろって、本橋くんをしばし悩ませる発端となっていきます。

このあたりのストーリィは続きものですので、今後の展開もあるわけです。

フォレストシンガーズストーリィはそれぞれが次に続いたり、以前に書いた物語と関わったりしていたり、もしくは、それひとつが独立していたりもします。

結婚してから「もて期」が来たなんてのも、シゲちゃんらしいかな。ええ? もてたのか、これは? 著者にもわからないのですから、本人にもわかってないというか、でもでも、ちょっぴり嬉しいんですよね。

こうして恭子ちゃんはパールと親しくなり、シゲちゃんはひたすら恭子ちゃんを愛してて、この夫婦の仲も後のストーリィへと続いていくのでした。

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番外16・さらば青春の光

どれほど苦難の道のりだったにしても、歌手になれたということは、フォレストシンガーズのみんなは「神に選ばれし特別な人間」であったのだと、そう考えることもできるわけです。

世の中には夢を抱いてもかなえられず、いつしか平凡な日常に埋没していく人間はあまたいる。そういう人間のほうが多いでしょう。著者もそのひとりです。

夢を持つだけだったら簡単だけど、その夢をかなえることは簡単ではないと。そんなの当たり前ですよね。

著者はクリエイティヴな人間が好きで、小説に書くのならばたいていはそういった人種です。そういう人間を書いていますと、時としてふっと考える。

彼らの周囲にはごくごく普通の平凡な人間が大勢いる。そっちの人種も書きたいな。

となりまして、今回は平凡な男の子、大阪弁の実松弾くんが主人公です。

平凡とは言いましても、東京の大学に進学して、笑われようとからかわれようと、馬鹿にされようと、めげずに大阪弁全開で異彩を放っていたというところは、ちょっとばかり非凡なのかな?

著者も大阪人ですので大阪弁は日常語ですが、東京に行って東京の方々と会話をしていると、さすがに恥ずかしくて大阪弁は控えめにします。

ある日、京都を東京の友人ふたりと歩いていたときに。

「あっちにいた子たち、関東の子かな。東京弁で喋ってたよ」

と申しますと、東京弁? なにぃ、それ? と笑われた記憶もあります。

「とうきょうべん」ってPCでも一発変換しませんものね。これは関西弁であるのだ、と認識した次第です。関西人には通じるんですけど、他の地方の方は「東京弁」とは言わないのでしょうか。

大阪弁は全身にしみついていますので、正しいといいますか、現代大阪言葉は得意ではありますが、表記はむずかしいですね。

「手ぇ」だとか「歌いとなってきたわ」とか「はよ寝えや」だとか、書く場合にはやりにくいんですね、方言って。

実松くんはルックスもごく平凡で、合唱部では大阪弁のみで目立ち、シゲやヒデと仲良くなって、まあ、恋もして学生時代をすごします。

フォレストシンガーズストーリィの登場人物たちとは、けっこう濃く触れ合った学生時代でした。

彼も歌手になりたくて東京に出てきたのですが、いつしかそんな大それた夢は断念し、普通に就職してサラリーマンになり、プロのシンガーになった昔の友達を眩しく見つめています。

「さらば青春の光」のタイトルは、布袋寅泰の曲名から。

以前にも別の小説に、大阪弁の普通の男を書きました。「茜さんの小説のキャラにしては珍しい、等身大の男性ですね」と読んでくれた方に言われたのですが、実松くんもそうなったでしょうか。

Wafuku 実松弾でおます。よろしゅうお頼ん申します。

別小説3・むすめごころ

タイトルでおわかりの通り、しおんの「おんなごころ」の続編は、しおんの押しかけアシスタント、ネネのストーリィです。

別小説は基本的に三人称、ひとりの視点で書いています。三人称神の視点ってのもやりたいのですが、むずかしすぎて。

桜庭しおんをメインとしたストーリィも今世紀はじめごろにけっこう書いていまして、他にもいくつもあったのですが、すべて消滅してしまいました。ネネのこのストーリィは比較的最近に書き、書きかけて中断していたのを、一応、完成させたものです。

要としおんのラヴストーリィ、「おまえ」「俺」と、男女ともに言う年上の恋人たちを、まぶしくうらやましく、憧れを持って見ているネネです。

ネネは四国の片田舎の出身で、東京に憧れて、ボーイズラヴ系同人誌にも憧れて、東京の都会的なお姉さまたちにも憧れて、東京の短大へと進学しました。

そういう若い子は、男の子ならよく書いているのですが、ネネはその変形かな。どこかしら、フォレストシンガーズストーリィに出てきたミコちゃんに似ています。

だってだって、著者はこういうタイプの女の子は、身につまされるのですもの。

フロッピィディスクなんてものも出てきますが、そういう時代設定ってことで、そのままにしておきました。

今は亡き氷室冴子さんの小説の作中作に、ボーイズラヴ小説が出てきましてね、そんな感じの作中作を私も書きまして、友達に読んでもらって笑ってもらったりもしました。

氷室さんもまだお若かったのに、惜しい方が次々に逝ってしまわれます。神は才能のある方に嫉妬するのか、神さまが創造した人物ではないの? 連れていってしまわないで、と言いたくなります。

あのころはまだボーイズラヴって言わなかったかな。耽美とかやおいとか、そのたぐいの専門雑誌の名前からJUNEなんて呼び方をしたりもしていました。

ネネは凛々しい女性に惹かれる傾向があるとはいえ、私はガールズラヴ(そんな言葉はないのかな)は書けませんので、普通の女の子の普通の「むすめごころ」です。

近いうちには作中作、桜庭しおん作のボーイズラヴ小説を書きたいのですが、彼女の書くものは過激だそうですので、うむむむ、でもあります。

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別小説2・おんなごころ

このストーリィもグラブダブドリブから派生したといってもいいでしょう。そういう趣味ですので、私の書くものはどこかしらでつながっていたりします。

主人公はボーイズラヴ小説家、桜庭しおん。七、八年も前に書いた小説です。

小説を書きはじめたのは著者が高校生のころで、長年ノートに手書きしてました。新人賞に応募したこともありまして、あのころは原稿用紙に書いていたなぁ。

それからワープロを使うようになり、続いてパソコンで書くようになりました。パソコンを買ったのは2000年ごろですから、それからだって10年もたつのですね。

パソコンで書くようになってからも、フロッピィディスクを使っていましたので、保存してあった文章が呼び出せなくなったりもして、しおんのストーリィはこれだけしか残っていないのです。いいんですけどね、若気の至り小説は、今となっては恥ずかしいですから。

現在は保存するのもUSBメモリになり、まさしく、時は移り変わり、私はおばさんになり、世の中が便利になった反面……ってのもありますよね。

小説の話しに戻りますと、しおんはBL作家で変わり者ではありますが、やっぱり俺って女なの? ってな事件がありまして、「おんなごころ」のタイトルからして、そういったお話です。

BLっぽいエピソードや、そっち系の作中作みたいなのもあらわれてきますが、本筋は普通の小説です。俺と自称する女は普通じゃないって? いえ、まあね、そうでしょうけど。。。

しおんの恋人の沢崎要は、グラブダブドリブの沢崎司の弟なのです。そういうわけで、グラブダブドリブストーリィともどこかしらで連動しているのでした。

こっちのシリーズも書いていて楽しいですから、続編が出てくると思います。

グラブダブドリブ、フォレストシンガーズともども、彰巳やしおんやネネもよろしくお願いします。

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