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2010年2月

別小説1・夢の途中

フォレストシンガーズから離れて、本日も別小説の解説です。

二年ばかりフォレストシンガーズばかり書いていて、ネタが尽きてきたようでして、最近はグラブダブドリブを書いているのです。

こちらはもっともっと昔から書いていて、友達とやっていたリレー小説にも登場させて、私ではないひとが悠介や司を書くとこんな感じになるのだと、興味深く読ませてもらった思い出もあります。

そのグラブダブドリブが生まれてきたのは、たしか……

十年以上前でした。当時、職場で仲良くしていた女性がイラストや漫画を描くひとで、美形ロックバンドの絵を描いて、とお願いしたのでした。

たしかそのとき、「夢の途中」の主人公の高石彰巳とグラブダブドリブが生まれてきて、ひとつのストーリィになったのです。❤❤さん、あのせつはありがとう。イラストは保存してありますよ。

タイトルは来生たかおの歌。というか、その歌のタイトルを拝借してはいますが、中身は本当に「夢の途中」です。

ロックバンドのヴォーカリスト、ある意味、木村章の原型である高石彰巳。章のほうがひねくれていますが、ふたりのアキは似ていると思います。

それを言えば私の書くものは、どいつもこいつも誰かが誰かに似ているのですが、そんなにもバリエーション豊かなキャラは想像できませーん。限界でーす。

音楽と野球とサッカーと、コンビニでの仕事、それぞれの「夢の途中」である若者たちの前に出現した、高校生少女。

え、え? と青年たちを戸惑わせ、少女は走り去っていく。

説明も理屈もない、ファンタジーのようで現実的でもある物語は、チャゲ&飛鳥の「涙BOY」をモチーフにしているところもあります。

彰巳は著者のお気に入りキャラですし、グラブダブドリブとフォレストシンガーズの世界を交錯させるのも、著者の趣味ではありますので、そのうちにはふたりのアキの接触なども、じっくり書いてみたいものです。

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特別編・苦悩の旋律

あるとき、知り合いの女性が言いました。

「茜ちゃんってボーイズラヴ小説を書くの?」

「若気の至りで昔は書いてたんだけど、最近、書いてないよ」

「書いて~」

とまあ、こういったいきさつで、書いてと言われるとその気になる著者は、若気の至りを再開した次第でございます。

女性はこういうのが好きな方が多いけど、男性は嫌う方が多いですよね。

男性の中にも知的好奇心のようなものがあって、知らない世界を垣間見てみたい、というような関心ならおありの方もいらっしゃるようです。

そういう男性のおひとりが、参考になるエピソードを聞かせて下さいました。

近頃新作をまったく書いていないけど、それ、使える、書きたい、となって、新しい短編を書けるようになりましたのは、△○さんのおかげもあるのですよ。ありがとうございます。

そこで、以前にちょっと書いていて、他のフォレストシンガーズストーリィとはちがっているのでどうしようか、と悩んでいたストーリィをアレンジし、BLふうにし立ててみました。

全体の主人公は忍野樹(おしの・いつき)。

そこに金子将一、本橋真次郎、乾隆也が一人称でからみ、他にも本庄繁之、村瀬野乃花、などと、おなじみであるかもしれない登場人物が出てきます。

ただ、フォレストシンガーズの本編に出てくる彼らとは異次元世界の住人であります。樹は番外編にちらりと登場するのですが、別人だと思ってやって下さいね。え? 無理? そこを曲げて……

タイトルは章がギターで弾いていたというだけの、JAPAN「苦悩の旋律」

JAPANもけっこう好きでしてね、QUEENファンの友人とは別の熱烈JAPANファンの友人がいまして、彼女が必死でチケットゲットしてくれましたので、二、三度ライヴにも行きました。

「茜いろの森」のほうでは、丸秘マークをつけたりして、もったいぶっているというか羞恥のポーズというか、そんな感じなのですが……rain

今回はすこし本筋をはずれて、特別編解説をしてみました。

BLふうとはいえ、別に過激ではありませんし、精神的恋愛でもあります。

現在のところは三篇ありまして、一応は完結しています。今後また書きたくなるかもしれませんが、主人公の樹くんの心の移り変わりなど、著者のいいわけをお踏まえになられました上で、読んでいただけると嬉しいです。

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54・One night stand

昔からロックバンドというものは、実体をよく知らないくせに何度も書いてきました。しかし、ビジュアル系を書くのははじめてです。

ビジュアル系ロックの定義とは、やっぱりあのスタイル? それしかないの? 音楽はわりと、おどろおどろしい感じが多いのかな? その程度の知識しかありませんが、ビジュアル系の作り出す音楽は嫌いではありません。

アリス九号(旧字なのですよね。字が出てきません)、ナイトメアといったわりあい最近の日本ビジュアル系も聴いてみました。ルナシーなんかもけっこう好きでした。

そういうわけで、初描写のビジュアル系ロックバンド、「燦劇」の登場です。

ぶっちゃけた話し、ファイとパールとエミーはそれなりに、彼らとして描けたかなとも思います。パールとエミーは後に主役にして番外編も書いています。しかし、トビーとルビーはどっちがどっちだか、著者にも区別がつきませーん。

フォレストシンガーズストーリィを書きはじめた当初は、幸生と章も区別がつきにくかったのですから、長く書いていれば各々の個性も出てくるのでしょうか。

タイトルはビジュアル系のはしりとも言われているZIGGYです。著者の耳には彼らはビジュアルというよりも、バッドボーイロックと名づけるのがふさわしいと感じるのですが、それはそれとして、この曲は大好きです。

ポップでハードなロック。とにかくZIGGYは大好きです。

主人公は幸生。

ニーナさんの話を横取りして幸生ストーリィに変えてしまい、事態をいっそう混乱に陥れたり、泉水ちゃんと会ったり、事務所社長の息子である中学生少年と触れ合い、ちょっとした考察をしていたりもします。

こういった物語は、登場人物が増えないと停滞します。そのくせ、増えすぎると収拾がつかなくなって頭が痛くなります。

ほどほどの兼ね合いって大切ですよね。しみじみ。

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53・We will rock you

言わずと知れたQUEENの、超有名な曲をタイトルに拝借させてもらいました。

友達にフレディ・マーキュリーの熱烈ファンがいましてね、フレディは理想の男性だと言ってました。変わったしゅ……いやいや、言いませんよ。

彼女はもちろん、フレディではない男性と結婚しましたが。って、当然か。

私はQUEENはあまり好きではない。嫌いでもないけれど、超メジャーなものには反発してしまう癖のせいかもしれません。フレディの歌や声が好みに合わないというのもあり、あまりにも熱烈なファンだった友人の逆影響も、ないとは言えないでしょうね。

主人公は章。

誰がもてるのもてないのと考察してみたり、すこしずつは薄らいできている、章なりのこだわりについて語ってみたり。

章の視点によるフォレストシンガーズ全員の像なんてものを描いたあとは、杉内ニーナさん登場です。

彼女のこの話が、のちにフォレストシンガーズに波紋を呼ぶ。全然たいした波紋ではないのですけどね。

美しい絵を描くアマチュア絵描きさんに会ったり、ジャパンダックスの解散ライヴに行ったりと、章の趣味のロック話も出てきます。章といえばロックですから、著者も章を書くと、ロックの話が書けて楽しいのです。

章はQUEENは好みなのかな? 好み以前に、フレディの高い声に張り合おうとするのが章、なのですね。

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52・心さえ天に舞い

またまた乾隆也作詞のオリジナル「心さえ天に舞い」というタイトルを使っています。

シゲちゃんは作詞も作曲も苦手なので、だからこそなのですが、「乾さんの才能が結集してる」などと申しまして、書いてる著者は非常に恥ずかしかったものです。

なぜ恥ずかしいのかは書くまでもないのですが、恥ずかしいことも敢えて書かないといけないのも「小説書き」なんですよね。そういうことにしておいてやって下さい。ううう、汗、焦。

セクシャルなシーンだとか、自分で書いた台詞や詞を誰かに褒めさせるだとか、嫌いな単語(これがまた著者にはけっこうあるのですね。嫌いなのですからここには書きませんが)だとか、嫌いなタイプの人間だとか。

アホか!! と怒りたくなるような台詞を誰かに言わせるだとか、自分とは相容れない主義を主張させるだとか。

そうそう、昔に未婚の母になろうとしている女性を書きまして、彼女が「子供を産んでこそ女は一人前」だと言ったのです。

そこを読んでくれた友人に突っ込まれまして、タイミングもよくなかったのですが、「私はそんな考えは持ってない」と言っても、納得してもらえなかった苦い思い出があります。

小説はフィクションですから、ここ、力説。

自身の考え方などはおのずからあらわれはしますが、「そんなはずないじゃん」と思いつつ書いている部分もあるのです。

えらく言い訳が長くなりましたが、今回の主人公は美江子。

シゲの結婚にまつわるミエちゃんの気持ちだとか、乾くんの彼女と会って話したとか、ジャパンダックスの解散だとか、そして、恭子&シゲの結婚式。

結婚ってものに関しましても、経験者の著者にはいろいろ考えはあるのですが、ここで書くべきでもありませんし、ただただ、シゲ、おめでとう。シゲちゃんだからこそ、素直におめでとう、です。

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番外15・さよならは嫌いさ

The Raspberries 「Don´t want to say goodbye 」の邦題です。「さよならはきらいさ」とひらがなであるようですが、「嫌いさ」にしました。

さよならなんて嫌いだけど、さよならしないとはじまらないこともある、というようなお話です。

主人公は古賀未来。

カズハのストーリィにしか出てこない未来(みらい)ちゃんは、合唱部ではなくてロック同好会の女の子ですので、他の合唱部のメンバーたちとはほとんど接触もなかったのです。

金子くんや皆実くんは会っていますが、金子くんなんかは特に覚えていないでしょうね。彼には触れ合った女が多すぎるので、泉水についても覚えていないのか。または? ……謎ですが。

著者がロック好きですので、ロックとなると熱が入ってしまいます。ちょこちょこっと他のストーリィにも出てくる、柴垣安武くんの学生時代も書きました。

しかし、好きなくせに著者はロッカーってものに偏見があるような。。。

偏見があるのは認めますが、そんなところも含めて好きなのですよ。

ロッカーの不良っぽさといいますか、彼らにしても心根は普通の人間なのですけど、ちょっと斜めにかまえていたりするところも好き。まっすぐ健全ヘルシーなんて、つまんないじゃーん。

あくまでもそんなふうに見えるというだけで、ヘルシーロッカーはいいことなのですけどね。ん? 言い訳してます。

若いころの趣味というものは強く濃く残るものでして、ロッカーさんとはあまりつきあったことがない(知り合いにはいましたが、深くつきあってはいません)のもありまして、著者の想像による、独断偏見ロッカーを書いているわけです。

未来ちゃんみたいな女の子って、けっこういるかな。

彼女のその後を書きたかったカズハも、未来ちゃんに次ぐキャラとして出てきます。章も出てきます。

年代的にはかなり前のストーリィですので、またカズハのその後も書きたいと思っています。

それにしても、ブログ側が変えてくれたようで、いつからかイラストが大きく表示されるようになりましたね。

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番外14・長い間

kiroroです。「長い間」。

主人公は沢田愛理。

裏話をしますと、愛理ちゃんの初登場っていつだったかな? からはじまります。金子くんがキャプテンで皆実くんが副キャプテンだった、本橋くんたちが二年生の夏合宿でしょう。たぶん。

たぶんって、著者もどっちだったのか記憶がはっきりしないのですが、徳永くんも含めて五人で話しているところに愛理ちゃんがやってきまして。

「本橋くんは顔がね……私は乾くんがタイプよ」

と言ったときか。あるいは、リリヤちゃんたち一年生の部屋の保育士さんをやったときか。いずれかが初登場でした。

そうかー、愛理ちゃんはあのころからずっとずっと「長い間」、金子将一さんに恋してたのね。ってな具合です。

本橋くんを好きだったノリちゃん、徳永くんを好きだったミコちゃん、星さんを好きだった彼女、金子くんに恋してた誰かや誰か。

そういう女の子が何人もいて、彼女たちはいつしか……だったり、それでもやっぱり……だったり、そうして現実に飲み込まれていったりもするのですが、愛理ちゃんはしつこいのだ。

離れてしまうと日々、恋の記憶も薄れていって、遠い追憶になってしまうのですが、愛理ちゃんは金子さんとめぐり会い、仕事でも関わりができていって、身近にいるようになって、にっちもさっもどうにもブルドッグになってしまったのですね。

「にっちもさっちもどうにもブルドッグ」って、時々使うフレーズなのですけど、フォーリーブスです。ジャニーズ系のスター第二弾だったのかな? 第一弾はジャニーズですよね。

友達にフォーリーブスの大ファンがいまして、彼女はお小遣いもたくさんもらってて、LPレコードなんかも買えたので、よく聴かせてもらいました。私は子供のころは、レコードなんかめったに買ってもらえなくて。。。

フォーリーブスは関係ないのですけど、男性キャラの誰かに恋してた女の子が主人公というのも、私が書くものには多いみたいです。

スーにいつまでもこだわってる章、ってのもいまして、私のキャラはしつこい。私は恋愛にはしつこくないんですけどね、なぜこうなるのでしょうか。

恋にしろなんにしろ、発端はわりあい書けるけど、結末はむずかしい。そのせいでこうなってしまうのかな。

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51・満開の薔薇

薔薇の花言葉は色によって、花の咲き具合によってもちがってくるのですが、「満開の薔薇」の花束は「結婚」だそうです。

薔薇っていうのは別の意味にも使われますよね。薔薇とか百合とか。

今回はまったくそっちとは関係なく、普通に「結婚」。

本庄繁之&川上恭子の恋のなれそめから結婚に至るまでのストーリィです。

タイトルは本橋真次郎作詞の、フォレストシンガーズオリジナル曲です。こういった場合は詞はひたすらに読み飛ばしてやって下さいますよう、切にお願い申し上げます。

既成の曲のタイトルが合わないという場合もありましてね、そうなるとオリジナルってことになりましてね、そうなると……なのですよね。

前々からユキちゃんがシゲちゃんに言ってました。

「シゲさんはもてないもてないっていっつも嘆いてるけど、たしかにもてないんでしょ? でもね、そのかわり、シゲさんには真実の愛を捧げる女性があらわれるんだよ。だから心配しないで。ノープロブレム」

正しくは「プログレム」ですが、ユキちゃんは故意に言いそこまちがいってやつをしますので、気にしないで下さいね。んん? 本当に故意にまちがえてるのか?

時にはほんとにまちがえていることもあります。作者の知識不足を反映していたりもします。ごめんね、みんな。

って、登場人物たちにもあやまっておきました。

ユキちゃんの大予言大当たりで、シゲがフォレストシンガーズではトップを切って結婚。おめでとう❤

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50 ・続・水晶の月

一章ごとに繁之、真次郎、幸生、章、美江子と視点の移り変わる「水晶の月」続編です。

乾くんの部屋に五人で集まって、昔話やらドラマ「水晶の月」やらの話しをして、料理はわりと得意だと自負している乾くんが、チャーハンを作っています。

ドラマに関するそれぞれの思い。あとの三人は、俺が一番下手だな、と考えているのですが、ユキちゃんは別。章もまた別。

そこからつながるいろいろな思い。

この部屋にはじめて連れてきてもらったのは……からつながって、学生時代の思い出……そこからつながって、想いが漂っていく。

乾くんは引越しし、シゲは結婚し、そうして境遇が変わっていくのです。

ラスト章は美江子になり、乾くんの引越しのお手伝いです。

美江子はやっぱり、吹っ切ったつもりでも吹っ切っていないのですね。そんな気持ちと も徐々に折り合いがついていくのかな?

最後にはみんなでラジオドラマを録音したものを聴いています。

ひとつの季節がすぎ、別の季節が訪れる。彼らももはや青春時代ではなくなると、しかし、独身は青春だーーー、なんて言ってる彼も二、三、おりますが。

チャーハン作成中乾くん。こんなルックス? っていうのは、気にしないで下さいね。

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49・水晶の月

本編と番外編はつながっているものもあり、まったく無関係のものもあり、なのですが、「水晶の月」は番外13「気絶するほど悩ましい」の続編の形になっています。

ラジオドラマ「水晶の月」からはじまるストーリィでして、タイトルはドラマタイトル及び主題歌です。作詞は「水晶の月」のシナリオ作家、みずき霧笛&乾隆也。

シナリオライターとはいっても、作詞のプロではありませんし、歌詞というものは「詩」ではないのですから、アマチュアには難題ってことで、プロソングライターでもある乾くんが補作しました。

そしたらさ、乾隆也とか三沢幸生っていう、一応はプロ作詞家が書いたとされている詞、あれはなに? あれがプロの作?

突っ込んでるのは誰だーー。

って、たぶん著者の心の声でしょう。みなさまは突っ込まないで下さいませね。おほほ。

主人公は乾隆也。

なんだかややこしいことをやっている先輩の金子さんにやきもきしたり、近く結婚すると決まったシゲを祝福したり羨んだりの乾くんです。

そうなんですよ。あのシゲがね、ついに生涯の伴侶となるべきひととめぐり合って結婚するのです。喜んでやって下さいね。

かなり昔にロックベーシストとその恋人というカップルを書きまして、そのころは無意識だったのですが、友達に言われたのです。

「このふたりってだっさーい!!」

ふむふむ、たしかに、となった覚えがありまして、シゲ&恭子は作為的に……そうなってますよね。もともとふたりともそうですし。

乾くんの学生時代、ラジオドラマ、みずき霧笛氏との接触、よそにもちょこっとは出てくるパンクスの柴垣くんとの接触。

などなどのストーリィの本作は、続編に続きます。

ユキちゃんってばますます……著者の趣味が反映してる? そうかもしれませんが、ますます変になりつつありますね。

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48・黒猫のタンゴ

猫のストーリィとなると短くなるのか、「猫になりたい」も短かったのですが、今回はさらに短いです。

著者は猫がだーい好き。

「世の中に猫とロックがなかりせば

なんのこの世が

楽しかるべき

ついでに小説も」

ってなもんかな? なんでしょうね、これは。なんちゃってどどいつ?

「世の中に

酒と女がなかりせば

我が世の春は

楽しかるべき」

とかいうののもじりです。原典でさえもあやふやです。苦笑。

それはともかく、今回の主人公は章。

章は別に猫好きでもないのですが、猫きち幸生と公園を歩いていて、不思議な光景に遭遇したという、ただそれだけのお話です。

稚内生まれの章の家には猫なんていなかったのですが、北海道でも新潟でも、私は猫に会いました。しかも雪の中で。

函館ベイエリアの積雪の中をうろうろ歩いていたでっかい猫を呼んだら、肩に上ってきたのでその格好でお散歩したり。

新潟弥彦の山の上、雪が積もっている中にいて、おみやげ物屋のお姉さんたちにキャットフードをもらっていた猫とか。

ユキとネコはつきものなのです。著者の中ではね。

タイトルは皆川おさむの歌。ものすごく昔ですよね。また年がばれるっての。。。いえ、とうにばれているでしょうからいいか。

猫の歌ってほんとに、あんまりないのですよね。猫は歌のテーマにもなるでしょうに、どなたか書いてくれないものでしょうか。

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番外13・気絶するほど悩ましい

日本を代表するロックギタリストのひとりですよね。Charの「気絶するほど悩ましい」です。

若いころに歌っていたこの歌を、現在のCharさんがどう考えているのか、聞いてみたいな。彼は歌も上手だし、声もよくて、著者はこの歌は大好きですけどね。

主人公は金子将一。お気に入りのキャラである彼の番外編2です。

まだ彼の全貌までは書いていないので、これからも彼が主役の番外編は続々と登場してきます。

徳永くんのメジャーデビュー祝いの会で再会した、合唱部時代の女性とごちゃごちゃっと、というのがメインストーリィです。

金子くんって後輩たちには慕われ、先輩面で年下の者たちの面倒を見るのが好きで、頼りになる先輩だと思われているようですが、心の中にはなんだかんだと渦巻いていたりするのですよね。

人間、誰しもそんなものですよね。

女性にもきわめて人気があるのですが、時として、金子さんって? と疑問視されていたりもする。

そんな彼を憎みたいのに憎めない女もいて、一方では彼は、女に振り回されていたりもする。

人生、あまねくそんなもの? なのでしょうか。

金子将一といえばリリヤですので、母となったリリヤの生活もちょっとだけ描いています。

それから、ここでラジオドラマ「水晶の月」が出てきます。

ラジオドラマってあまり聞いたことはないのですが、私もシナリオが書けるものなら書いてみたい。

戯曲は読むのも苦手ですし、書くのはさらに苦手ですし、声や物音だけでドラマを表現するのはさぞかし大変だろうとは思うのですが、題材としてはとても好きで、使ってみたくなりました。

素人も素人ですので、例によって変なところもたくさんたくさんあると思いますが、平にご容赦のほどを・・・

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47・SAILING

英語は大の苦手の著者が、この歌だったらおおむねは英語で歌える、という数少ないうちの一曲が「SAILING」です。

ロッド・スチュアート。彼のあのハスキーヴォイスが哀愁たっぷりに歌う「セイリング」、大好きな歌のひとつでもあります。

主人公は隆也。

エキセントリックで積極的で、隆也の好みではないモデルの菜月にカンペキいかれちゃったぁ、って感じですね。

ゆきずりの恋はつらいとか、女に誘惑されてその気になるなんて、男としては戒めるべきであるだとか、格好つけていたのも彼方に飛んでいってしまいました。

それでも反省しているのは隆也らしいのですが、このストーリィの前半の隆也はらしくないかな。菜月にぞっこんめろめろ状態ですが、翳りも生まれてくる。

ここに出てくる本村梢子(しょうこ)もまた、私の昔からのキャラです。女性の中では私のお気に入りのひとりで、フォレストシンガーズとちょっと触れさせてみたかったのです。この後彼女は異国へと渡っていきます。

誰かと誰かの別れとなると、いずれかが異国に行ってしまう。著者もよく使う手法なのですが、ありがちですよね。

恋人たちの別れには、意外とさほどにパターンがないものでして。

そしてそして、フォレストシンガーズ、とりわけシゲに大きな大きな転機が訪れます。

それについてはこの物語のラストのほうでも書いていますが、本番はこのあと。このあとしばらくはそればっかりになりそうです。

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46・サンライズサンセット

はい、ここから第二部スタートです。

主人公はユキちゃんでございます。二部スタートが僕ちゃんだなんて、うーれしぃな~~、と幸生は申しております。目立ちたがり幸生。

「サンライズサンセット」もスタンダードナンバーになるのでしょうか。このストーリィには曲の歌詞が出てこないのですが、ユキちゃん、英語が苦手なんだもーん、著者も苦手なんだもーん、ってことで。。。

徳永渉のメジャーデビュー決定に伴い、合唱部の先輩や後輩たちがお祝いパーティをしています。

本橋くんと乾くんは、徳永くんのパーティには行きたくないというよりも、行かないほうがいいよな、となって、ユキちゃんがフォレストシンガーズ代表で出席しました。

そのパーティの模様だとか、あとからみんなにその様子を話しているだとか、今まではユキの知らなかったことを、この時期になってはじめて知り、ふむむむむ、となったりしているだととか。

だいたいそのようなストーリィです。

なぜここから第二部? 今までと変わりないよ。

渉くんのデビューが彼らの転機?

などなどと、疑惑をお持ちになった方もいらっしゃるかもしれませんが、次からが第二部の本当の幕開けです。「サンライズサンセット」はプロローグのような感じかな。

「俺ってプロローグ? むむっ、どんなリアクションを取ればいいんだろ」

「さあさあ、なんか言うてみ」

「むむむ……俺、大阪弁にも弱いんだよね。返す言葉がなくなっちゃうよぉ」

弱いというのにも種々ありまして、幸生は著者の大阪弁については……どう思っているのか、追求は避けておきましょう。

幸生も恋は何度かしたけど、何度も恋をなくして、今回もちょこっと落ち込んではいるようですが、陽は沈み、陽はまたのぼるのであります。

それも幸生のポリシーなのでした。

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番外12・海は恋してる

本編第一部終了のちの番外編のタイトルは、ザ・リガニーズ、「海は恋してる」です。

GSに入れられたりもしますが、カレッジフォークと呼んだほうが適切でしょうか。音楽のジャンルなんていうものは、なにも厳密にしなくてもいいのですけどね。

この歌も大好き。

低めの男性の声が、ぶっきらぼうに照れたように歌う。台詞も入る。知るひとぞ知る永遠の名曲のひとつだと信じています。

主人公は、本編にはほとんどといっていいほど出てこない、水無月優衣です。

高倉、星、渡嘉敷の、本橋くんたちよりも三年先輩の、本橋くんたちが一年生だったころの、男子合唱部首脳であった三人。その彼らが一年生だったころのお話が主ですので、年代としてもさかのぼっています。

優衣は合唱部には一年もいなかったので、人々の記憶の中では薄い。しかし、星、高倉、渡嘉敷の中には残っているのでしょうね。

金子くんの回顧談の中で、こんな女性がいた、と優衣の話をしています。それにしても星さんからの又聞きですので、優衣は合唱部の長い歴史に埋もれて、みんなに忘れ去られてしまった存在だというわけです。

星さん主役の番外編は今のところありませんので、お互いにもっとも深く刻まれているであろう、彼女を他人の視点で詳しく語るってことはないでしょう。たぶん。

なんだかねー、この子ってぶりっ子? だとか、女性には嫌われそうな気もするのですが、男心はそそる「コスモスのひと」というか。

夜の海、浜辺で揺れるコスモスの花のように、あのころの私の心は揺れていた。

このラストシーンは気に入っています。

さて、これで第一部完結です。このあともフォレストシンガーズストーリィは続いていきますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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45・It goes forward toward tomorrow

さてさて、この短編を持ちまして、第一部本編は終了です。番外編がもうひとつありますが、本編としてはここで終わり。

真次郎くんの学生時代から幕を開け、番外編ではフォレストシンガーズの面々の「十六歳のころ」も書きました。

フォレストシンガーズとどこかしらで関わっている人々の番外編も十二編ありますので、全部で五十七編が第一部となります。

とてもとても短いものから、けっこう長くて前・後編に分かれているものまで、我ながら「よー書いたなぁ」ってな作品を、ひとつでも、もしかしてほとんどでも? 全部でも? お読み下さった方にはありったけの感謝を捧げます。

学生時代からプロデビューに至る彼らの日々を、ここまでは書いて参りました。

第二部も第三部もありますので、よろしかったらおつきあい下さいね。第二部は彼らにとって、そして、彼らのうちのひとりにとっては特に、大きな転機を境として展開していきます。

一部本編終了はやはりリーダー、本橋真次郎。一作目も彼が主役でした。

タイトルは著者のでっちあげ。一応は乾隆也作詞なのですが、いつものごとく、お気になさらないでいただけるとありがたいです。汗汗。

章の「天使の誘惑」からシゲの沖縄ラブストーリィの話を、後日になってみんなで話しています。それから、シンちゃんが見た夢の話。

オフィス・ヤマザキには可愛い事務員の玲奈ちゃんが入社してきて、フォレストシンガーズ初のラジオレギュラー番組も開始される。なかなかに洋々とした未来が開けている?

振り向かず立ち止まらず、明日を信じて駆けていく、フォレストシンガーズはずっとずっと走っていくのでした。

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誰だ、これ、俺?

そうかもね、シンちゃん。

44・あの夏の日の花火

お金持ちの息子や娘の中には、親元を離れていると特に、どういった家でどういった親の子供であるとは、言いたくないひともいるのでしょうか?

著者はまったくの庶民の娘ですので、そういう感覚は理解しにくいのですが、そういうひともいるかなぁ、と。

徳永くんや乾くんはひねくれていますので、そうなのかなぁ、と思わなくもないし、乾くんはとりわけ、わりあい特殊な家庭の出身ですから、仲間たちにも「俺は金沢出身でばあちゃんっ子で」程度しか話していなかったわけです。

本橋くんが最初に乾くんの生家を見、驚き、続いてここでようやく、他の三人とミエちゃんも乾くんの両親のお屋敷に招かれます。そうです、お屋敷なのですよね。

最初は乾くんのアパートでみんなでわいわい言ってて、それから金沢で仕事をし、その流れで乾くんのお母さんとも会う。みんなで花火を見にもいく。

タイトルはドリームカムズツルーの歌です。日本の夏の風物詩、花火の歌ってけっこうありますよね。歌詞がこの物語のラスト情景に似合うかと思って選びました。

基本的にこの連作は、エンドマーク近くで誰かが歌っていて、その歌詞に理屈をつけて、ああだのこうだの言っておしまいになる。

もちろん例外はありまして、歌詞がなかったり、最初のほうや中間あたりで出てきたりもしますが、コンセプトは「歌をモチーフに」というものです。

文章にしましても、地の文にどれだけ話し言葉をちりばめるか、どの程度で抑えるか、などなどなどなど、これで著者も苦労はしております。

好きでやってるのですから、そんな苦労もとーっても楽しいのですけどね。

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43・煙が目にしみる

ひとつの重要な小道具が煙草。タイトルは煙草の煙ではないのですけれど、「煙が目にしみる」です。

もともとはプラターズの歌なのでしょうか? あるいは、もっと古い時代のスタンダードナンバーなのかもしれません。

ROXY MUSICのブライアン・フェリーも彼のソロアルバムでカバーしていまして、プラターズバージョンもブライアン・フェリーバージョンも好き。

男性ヴォーカルグループ、コーラスグループってのは大好きですし、ブライアン・フェリーも大好き。私の永遠の美青年がDURAN2のジョン・テイラーならば、私の永遠の「かっこいい大人の男」はブライアン・フェリーです。

ふたりとも今ではね……ブライアンなんておじいさんに近いかな。引退してしまったのかな?美女と遅い結婚をして、イギリスの田舎に引っ込んだと聞いたのも、かなり前でした。

ま、現在はいいのです。ジョンもブライアンも最盛期の姿で著者の心に残っているのですから。

章の衝撃の告白から時がすぎ、本橋&乾の乱闘寸前、幸生の恋愛ストーリィ。

などなどのこの物語は、主人公は幸生です。

真実の恋を追い求めてさすらう、俺は恋の狩人。

だなんてね、似合いもしないのにかっこつけたがるユキちゃんですが、彼には真実の恋ってのも似合わないし……

「そんなことないよ。ママが勝手にそう思ってるんでしょ?」

「だけど、結婚して落ち着いたユキちゃんになりたいの?」

「結婚はいいんだけどさぁ……本当の恋がしたい」

「だからさ、私としては、フォレストシンガーのみんなはもうこれ以上は……」

「これ以上?」

「いいえ、いいの」

ユキちゃんはすぐにこうやってお喋りしに出てきたがるのですが、著者の中でも確定はしていませんので、この台詞の続きは書かないでおきます。

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